マッキンノン記念碑


Day3の朝は、本格的な雨となりました。 覚悟はしていましたが、雨のマッキンノン峠越えは困難が予想されます。 皆さん、暗闇の中を、防水装備で、どんどん出発して行きます。 私は、防水ジャケットの上に、借用したワンピースのレインを着て風雨をしのぐことにしました。 7:45雨のPompolona Lodgeを後にしました。
一行は、クリントン川の源流をたどり、マッキンノン峠(1146m)越え、アーサー渓谷へ直行する無数の滝を仰ぎ、その激流に沿って下り、Quintin Lodgeをめざしました。

写真説明: 当日、激しい風雨に見舞われた”マッキンノン記念碑”。 これは、帰国後、同行のDoctor Yashu Changがシドニーから送ってきた貴重な写真です。 Yashuさんありがとう。



←Quintin Lodge
我々3人は、7:45に出発しまし、標高差500mの峠を目指しました。

朝もやを行く
最初は、緩やかな登りが続きます。


源流を目指して
そして、立ち込めるガス、岸壁を滴る無数の滝を左右に見ながら高度を上げて行きます。

その総てがクリントン川の源流でした。


←頑張る日本女性
もうすぐMintaro Hutですよ!

Mintaro Hut→
ここまでは、風が弱かったので、中まで濡れずに到着しました。


←Mintaro Hut
個人ウオークの宿泊&休憩所。左がスタッフのプライベート小屋?

ソーラ電池&無線アンテナ→
VHFは、峠の向こうには届きませんので、7Mhz帯の電離層反射波の活用と思われました。


←マッキンノン記念碑
猛烈な風雨の中で、ガイドのNeilが待機し、サポートします。 私のカメラのレンズは濡れて、以後の写真は真っ白くなりました。 手前の赤いものが私のバックパック。

Mackinnon Pass Hut→
やっとたどり着くと、全員びしょぬれでした。私は、Tシャツとソックスを着替えました。 かなりの時間がかかります。そして、暖かい紅茶でサンドウィッチを押し込み、あわてて、出発しました。猛烈なガスが吹き付けます。一瞬進路を見失いましたが、かがみながら、慎重にTrackを探しました。


滝の急襲
滝が行く手を阻みます。かなり危険と思われました。

ガイドのサポート→
さらに下ると一層激しくなってきました。先発の女性が心配です。 そこへ、ガイドのNeilが現れて、以後は、私がここでサポートするという。 コースを知り尽くした、安全確保への配慮です。


アーサー渓谷の源流
雨の総ては滝となり、アーサー渓谷を爆走します。



滝、滝、滝
アーサー渓谷の源流域は、滝のような激流が、地響きを立てていました。


Quintin Lodge
この標識をみてほっとしました。川を渡り、3:15頃到着しました。

早速チェックインして、パックを部屋に置き、紅茶とバナナをいただき、サザーランド滝を目指しました。


Sutherland Fallsへ
ロッジ前の、この標識の奥がサザーランド滝です。
所要時間は往復1時間30分。 超多雨地帯のジャングルルートです。

Trackは川と化し、シダもコケも樹木も鬱蒼として、おとぎの国へ迷い込んだようでした。






Sutherland Falls記念
この奥の滝壺はアーサー川です。そこは、暴風状態で写真撮影は不可能でした。 この滝の上流は、Lake Quillで、ここもアーサー川の源流でした。

この豪快な滝の落差は540mで、世界5番目という。



ディナー

7時からの夕食です。
スーパーガイドの皆さんは、給仕をしたり、道化師役を演じたり参加者に奉仕します。


全員に約束
私は、夕食前の翌日の説明会の後で、参加者全員と約束をしました。
それは、私が無事に帰国したら、皆さんと楽しんだ、この素晴らしい旅行記を編集し、 私のWebsiteで、全世界に公開すると英語で話し、約束しました。 その期限は、2006年の4月末としました。拍手喝さいで、名刺を交換したり、アドレスを教えてもらったりし、国際親善を楽しみました。

お陰さまで、雨のDay 3をエンジョイすることが出来ました。これは、ガイドの皆さんの献身的な奉仕のお陰です。感謝。




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