レインフォレスト(多雨林)
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Day4は、アーサー渓谷に降り注ぐ雨と、川の流れと共に21km先のSandfly Pointを目指しました。
そこは、前日まで歩いてきた場所と異なり、マッキンノン峠を超えたこちら側ではより多くの雨が降ります。それは、タスマン海で湧き上がるガスが、フィヨルドに流れ込み、冷やされ、雨となります。
年間降雨量は、世界で最も多い地区の一つで、7000mm(屋久島、平地4000mm、山地7500mmから10000mm)です。
レインフォレストのハイクは、雨が似合ます。私は、レインを脱ぎ、傘をさして、
しとしと降る雨のTrackを楽しみながら、写真を撮りながら、マイペースで歩きました。
写真説明:
アーサー渓谷沿のレインフォレスト(特に、シダの多さ、大きさ・コケ類の繁茂に驚かされる)
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←Quintin Lodge出発
出発時間になっても、私の、パックのレインカバーが何故か見つかりません。
雨が止む気配も無いので、ガイドのHiroさんに頼んで、ビニール袋の代用カバーをかぶせてもらい、7:45の出発にやっと間に合いました。
トレッキング・スタイル→
欧米人の典型的な装備です。彼らの多くは、ショートパンツにタイツを好むようです。
←木道
総ての木道には、金網が敷いてあり、滑らないように配慮してありました。
アーサー川
このような風景が何キロも続きます。
Mackay Fall&吊り橋
吊り橋の真ん中から滝を撮影します。しかし、揺れるので困りました。
←イタチのわな
NZの悩ましい問題の一つはイタチです。かれは、移民ですが、在来種の鳥を捕食するので、嫌われていました。しかし、いたちごっこと思われます。
障害物→
この倒木は、Track最大の障害と思われました。かなりの太さで、高さは胸のあたりです。
欧米人のご夫人はハズバンドに助けられてやっとです。日本の女性は、身軽です。飛びあがリ、飛び降りたようです。
Rocky Cutting
元炭鉱労働者によって岩が切り崩され、道が切り開かれた。
彼らは、名前と日付を岩に刻んだ。文字は『ASTENHOUS MAHON KUMARA MAY 1898』
と残されています。
右は、Rocky Cuttingからのアーサー川の眺め。
←シダ類
渓谷を下るにつれて、シダは一層大きくなっていきました。
Giant Gate Fall休憩所→
私は、ここで残りのサンドウィッチとレモンを食べて一休み。
Giant Gete Falls
30mile標識のすぐ後に出てくる豪快な滝です。
ここから、Sandfly Pointまで3.5mile・1時間30分〜45分。
アーサー川風景
川幅は、狭くなったり、広くなったり。
Sandfly Point
15:10頃到着しました。ホットティーをお願いすると、
ダメだという。15:15に船が出る、ホテルのキーを渡され、急いで乗れと指示されました。
右端は、出迎えのEさん。左の写真は、代用バックカバー。
33.5mile到着記念
ここが、トレッキングの終点です。カメラマンが記念の写真を撮影します。
左が、NLのカップル、右が私です。お疲れさん。
Milford Sound
15:15出航の第1便に乗船。
雨のBowen Falls
雨のMitre Peak (1682m)を眺め、
15:40頃にMilford Sound船着場へ到着。
ディナー
Group No: 128の最後の夕食です。
私は、同席のNZの牧場主夫妻(右のカップル)と話しながら、
おいしいラムの肉をいただきました。
彼は、1938年生まれで、私と同年でした。お互いに、つい年金の話になり、
NZとJAの金額を比べたリしました。NZの金額が少ないので、よく聞いてみると、
NZは、2週間毎に支給される金額という。
完歩証の授与式
夕食後、PM8:00から、待望の完歩証の授与式です。
参加者は、名前を呼ばれて、4名のスーパーガイドから、最大級の祝福を受けます。
抱擁、キッス、マオリ式のほほずり、を受け、皆さん大感激でした。
授与式は、全員参加で楽しく、そして素晴らしい国際親善のイベントと思いました。
←スピーチ
地元NZの牧場主夫妻の挨拶です。
彼は、結婚35周年を記念して夫婦で参加しました。結果は、33.5mile到着のアンカーを務めました。
私は、ヘビー級の奥さんをサポートしながらの誰よりも困難な33.5mileであったと思いました。
最後に、私は日本語が話せませんが、日本の皆さんと楽しく歩けて感謝していると、お礼の言葉を述べました。私は、この言葉に大変に感激しました。
素晴らしいカップルと思いました。何時までもお元気で!
完歩証→
私がいただいた完歩証です。これは、順位に関係なく全員いただけます。
この完歩証には、出発時に撮った素晴らしい記念写真が添えてありました。
お土産のDVD&CD-ROM
授与式が終わると、全員にMilford Track紹介用DVD(左)のお土産です。
右のCD-ROMは、33.5mileの記念写真(W/CD NZ$35購入)に同封されている
Milford Trackの写真集です。
拡張子はjpgで、高画質と標準画質が2セット入っていました。カメラが壊れても、失敗してもこれがあればOKです。素晴らしいお土産になりました。
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