高齢者向き 安・近・鍛ハイキングコース
岩倉、室&渡合町 巡りハイキング・豊田市
2014.3.15 ・ 9.7Km ・ 4.5時間コース

サイトの見方:先ずコースマップをクリックし、マップを開きコース全体を確認
@コースマップ(GPS,Tさん編集) 
BStart/Goal:フォレスタヒルズP5   C参加者:19名

・Start・フォレスタヒルズP5、出発 9:19

今回は、松平ウオークお奨めの究極の安近鍛コースです。

そこは、参加者の数名が日々の散歩コースとも思えますが、 地元の方も初めてという”渡合町の秘境”を含む、通年楽しめるハイキングコースです。

P5を振り出しに、アローズブリッジをくぐり、岩倉、室&渡合町を巡ります。

それでは、3月度の松平ウオークをお楽しみください。



・岩倉城主廟 10:00

高速道路の側道を上り、岩倉町へ、

伊勢湾岸高速道を見晴らす台地に、岩倉城主・戸田又兵衛直矣(なおつぐ)の廟がある。

戸田家の墓標と聞き伝えの武勇伝、竹千代(家康の幼名)に因む逸話を書き留めた掲示板が建つ、



・顕正寺 10:09

廟の北側に、顕正寺がある。

境内の”どうぶつのおはか”は、愛くるしく、心の和むデザインだ、





・岡崎花火発祥之碑 10:19

岩倉の集落に入ると、かっての花火工場の歴史を伝える掲示板が建つ、
三河の花火は有名です。ここは、その源流とも思える花火工場の発祥地です。

子孫は、現在も活躍し、全国の花火大会に、その名が知られる『磯谷火煙』に発展している。

詳しくは、 『岡崎花火説明版』をご覧くださいね。




・豊田東JCT工事現場 10:40

高根神社手前からの眺め、2015/3、このJCTから、新東名がはじまり、御殿場までつながるという。

工事状況を確認、


・高根神社 10:52

境内の掲示板には、岩倉の謂れは、『盤座(いわくら)』といい、巨石信仰を、今に伝える。

ここからの展望は素晴らしい、とりわけ、初日の出の遥拝は、岩倉町の自慢です。




・三河の山並 10:53

左から、天下峯、右端の六所山へと続く、

眼下は、東海環状自動車道が走る。

・町内の案内板 




・岩倉城址(山城) 11:08

岩倉の重鎮、Sさんは、この城址直下に代々居を構え、周辺はSさんの敷地です。

そんな城下で育ったSさんから説明を受ける。




・水源の閘門(船通し) 11:52

岩倉から、旧郡境(旧西加茂郡と東加茂郡)の小路を下ると、矢作川の左岸に出る。

明治42年完成の、旧堰堤と左岸に残る閘門は、『土木学会選奨土木遺産』となり、室町住民は、わくわく事業で小公園をつくり、歴史を伝える。

かって、室村は矢作川の水運で賑わっていた、河口からの所要日数は、上り2〜3日下り1日かかり、船頭宿が3軒、 その、名残りの一つが、水源橋東詰め商店の屋号『入船館』として今に残る。

詳しくは、 『明治用水船通し』をご覧くださいね。




・閘門学習記念 11:55

この閘門の船通し所要時間は、約1時間、

S4年 (1929)越戸ダム完成で水量が減るまでは多く船が通過した。



・明治用水頭首工記念 12:20

矢作川の、一筋の流れを、碧海台地へ、都築弥厚の思い(1827年、江戸幕府に嘆願)が今の世に、

詳しくは、 『明治用水旧頭首工』をご覧くださいね。




・水源公園でランチ 12:56

水源公園には、
種田山頭火の句碑が建つ

・『 緋桃白桃お嫁さんに逢ふ 山頭火 』
・『 さくらがちれば酒がこぼれます 山頭火 』

種田山頭火:M15年 山口県生まれ、自由律の俳句を提唱、S14年、漂浪の道すがら、刈谷市野田の稲垣稔の案内でこの地に旅吟した。

翌年、高松市の『一草庵』で没する、享年58。


・渡合の春 13:20 N撮影

再び、水源ダム橋を渡り、矢作川と巴川の合流点を見下ろす渡合町へ。

伊勢湾岸高速道路をくぐり、

梅、サンシュウの咲き誇る渡合の郷中を巡り、巴川に架かる郡界橋を眺め、峰の観音へ、

・渡合の春 13:30 N撮影

屋敷の梅とアローズブリッジ(矢作川橋)の主塔、

この主塔(約100m)に登れば、年に一度か二度、富士山が見えると、鹿島建設の工事事務所長から以前に聞いた。

コンピューター(カシミール3D)で、解析してみると、その間には障害物は何もない。

・渡合の風景 13:30

目抜き通りの、渡合山・観音院の前を通り、



・渡合の春 13:42 N撮影

渡合町は、清流巴川と共にある。

旧郡界橋は、この少し下流に架かっていた。

かって、この村の学童は、その橋を渡り、対岸の岡崎市細川小学校へ通ったという。



・峰ノ観音へ 13:44

巴川の右岸の春を眺めながら、峰ノ観音参道入り口へ辿りつく、

ここからが、登りで、渡合の秘境を目指す。

・峰ノ観音へ 13:55

林道を上り詰め、さらに奥地を目指す。

巴川越しに、村積山が迫る。



・峰ノ観音着 13:58

一息入れてから、さらに分け入る。



・玄野池 14:04

小路をジグザグに進むと、渡合の大正池とも思える、神秘的な”玄野池”の畔に出る。




・物見岩 14:06

この岩の上から、目の前に広がる県天然記念物・シデコブシの群生と玄野池を眺める。

所どころに、花芽が膨らむが、開花前であった。

我々は、ここを、”渡合の秘境”と名付けた。

満開の時期に、再度訪問しよう!


・渡合の最深部へ 14:09

渡合町の北隣は、フォレスタヒルズのある琴平町です。

けもの道を手掛かりに町界の尾根を目指す。

一帯は、私有地で、谷側(右側)は、県天然記念物のシデコブシの群生地です。


・トヨタの森 14:21

町界をなす尾根を確認し、”トヨタの森”の散策路へ出る。

散策路を左へ進み、”シデコブシの谷”へ、

更に、湿生生物観察園をへて、Gorl 地点のP5を目指す。

(健脚さんへ、トヨタの森・散策路一周をお奨め!)


・シデコブシ 14:28 N撮影

2014.3.15の ”シデコブシの谷”開花状況です。

花の色は、白と赤があるようだ。

・シデコブシ 開花を誘う 青い空

参加の皆さん、お疲れ様、

おわり、


追伸:

究極の安近鍛ハイキングのコメント

松平ウオークのキーワードは、安近鍛(安全に、近場で、鍛える)です。

今回は、究極の安近鍛コースを19名で巡りましたが、なかなか見所もあり、近場にも秘境があることを認識いただきました。

今後、市民の皆さんが、日々の散歩にも活用できる”渡合の秘境”を含むコースを公開することができました。

これは、”渡合の秘境”を最初に案内下さった渡合町の大原さん、下見に参加していただいた幹事の皆さんのお蔭です。

このコースのGPSマップは、コピーフリーです。Web訪問の皆さんがハイキングに利用されるこを願っています。





****《松平ウォークプラン》****

****《安近鍛目次》****