ベテラン向き 安・近・鍛 ハイキングコース No:15
駒山 855m
豊田市牛地町/2008.2.27調査

@ 駒山マップ・出発点:相走橋東詰P・右回り・所要時間 約 5 時間/一周6..6Km
《 マップは、コピーフリー 》


A コース 断面図 (沿面距離:6.6Km・山頂〜反射板往復400m含まず)


B コース写真集
駒山風景

駒山の対岸岐阜県恵那市串原のダムサイトからの風景です。中央のピークが駒山山頂域で、 その少し左下に反射板が視認(写真をクリックで拡大)できる。

登路は、写真左の湖岸道路から、尾根上の送電鉄塔を目指し、ぐるっと廻って、右側の鉄塔直下を下る。 そこは、踏み跡浅く、一本の標識もない難解なルートであった。

山頂には、古くは天台宗の山岳寺院だったという小馬寺が、現在は、廃寺で、本堂・山門共にが朽ち崩れている。

相走橋東詰

相走橋東詰P前の登山口です。この写真の右側の電柱から入山します。

登山口 10:20

この電柱と中電の送電鉄塔の黄色標識が唯一の目印です。 ここから、鉄塔No:22を目指す。途中の標識はない。

沢を渡る 10:23

3分ほど進むと、小さな滝の下の沢を渡ります。そして、徐々に踏み跡を探すのが困難となる。 地図を頼りに尾根上の鉄塔を目指す。

秋葉神社石碑 10:45

踏み跡定かでない山中を登り、石碑に出てホットする。ここからは、何とかなりそうだ。

炭焼き釜? 10:57

秋葉神社石碑から12分、湖底に沈んだ村の先達が偲ばれます。

送電鉄塔標識

No:22鉄塔直下の標識

No:22鉄塔 11:12

途中、進路が定まらず尾根の鉄塔まで52分もかかた。


尾根上の展望 11:53

対岸の峰を確認、しかし、御岳・大川入山は確認できず。


林道の車止め 12:09

林道出会から800m程進んだ車止め、左が寺洞峠へ、右が小馬寺へ、

牛地県有林 12:09

一帯は、県有林で、その山頂域に廃寺がある。

小馬寺の本堂 12:21

倒壊は一層進んでいました。右はお庫裏、


お化け屋敷 12:24


お庫裏の内部へ侵入するのは勇気が要りますよ。

杉の切り株 12:26

説明版には、樹齢600有余年の巨木・・・切り口の直径は3m位か?

右端の柱の下に、お馴染みの”カワセさんの登頂記念プレート”発見!

山頂のブナの大木 12:36

寺の境内を巡り、杉の巨木方向へ進んで、ぐるっと裏手に回り込むと山頂らしきこんもりし竹林。 一帯は、タケノコの産地と化していました。
山頂のこの標識の文字は消失、他の標識は見当たらず。(何故か外して境内のあづまやのベンチに並べてあった)

境内のあづまや 13:09

この中で弁当を食べる。不気味な静けさの中、突如現れた高齢者はアブの大群に襲われる。 誰もいないので、アブもさみしいのだ、

境内横の杉の大木 13:11

このような樹齢300年と思われる巨木がちらほら、アブがカメラを覆う、

山門 13:15

本堂前の急な石段を下りると巨大な山門が倒壊し進路を塞ぐ、接近は危険! なんとか脱出するも、下山路見つからず、山中彷徨、

石仏 13:31

原点(山門直下)に戻り、地図を再確認、山門に向かって右横に二十番石仏を発見し、沢沿いの下山路をしばらく進む。

林道終点 13:57

林道を1Km程進んだ行き止まりです。左へ進むと送電鉄塔で行き止まり。 右側が落ち葉に埋もれた下山路でした。

御岳神社石碑

ここは、御岳遥拝所で、展望OKと思って来たら、植林帯でダム湖も見えず。休憩、

ダムへ注ぐ沢 14:44

深山の水で顔を洗い、沢沿いに下ります。

下山路 14:49

踏み跡は全く無し、ワサビ田のようです。

ダム湖 14:53

湖面が見えて、元気が出ます。

一番石仏 14:55

R356出会いの下山口に一番石仏です。

下山中に確認した石仏は数体でした。多くが倒れ埋もれたと思われました。

奥矢作湖 14:56

下山口の前がダムサイトPです。牛地村は湖底に沈み、人々は散り、山寺は朽ち果てます。

相走橋(あいばしりばし) 15:28

湖岸道路を1.2Km程戻り、登山口Pへ、駒山探険登山は何とか無事に終ったようです。

帰路は、この橋を渡り、岐阜県側(右岸)を下りました。 理由は、左岸は土砂崩れで一部通行止めで迂回路となるためです。


C編集者 コメント
年初、駒山を安近鍛コースに選定し、2008.5.27ガイドブック片手に事前調査を行ないました。
結果は、一般向き安近鍛コースとしては不適当と判断しました。理由は、入山者もほとんどなく、 道標は皆無で、かつ踏み跡も浅く進路確保が困難と思われたからです。

しかし、奥矢作の古のロマンもあり、折角調べましたので、”ベテラン向け安近鍛コース”として公開することにしました。

従って、挑戦される方は、マップ・方位磁石は必ず持参することをお勧めします。

私は、この”安近鍛コース”が、市民の皆さんの健康づくりに役立つことを願っています。


****《安近鍛・松平自然歩道目次》****