幸海・穂積コース・11Km 豊田市幸海町・穂積町 |
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王滝渓谷は、東海の昇仙峡といわれ、皆さんお馴染みのコースです。 そこを振り出しに、里山の歴史探訪と名木ツアーに出かけましょう。
2009.4.8、松平ウォークのメンバー4名で、
幸海町の松井さんと穂積町の鈴木さんの案内で里山を一周しました。その情報を元に、コースを決めたのが今回のマップです。 そして、 2009.4.18に賛同者29名で10.8Kmの里山ハイキングを実施しました。その時の写真をもとにコースの状況を報告します。
王滝渓谷と妙昌寺には、4本の豊田市指定の名木があります。
滝穂橋の上から上流の眺めです。川面には、大きな鯉が泳ぎ、前方の小高い山の上が”酒呑(しゃちのみ)城址”です。 当初は、コースに入れたかったのですが、現地へ行くと竹薮が進路を塞ぎます(今回パス)。 この山越えが、このコースの難所で、楽しめますよ。
巴川右岸の歴史ある発電所です。 大正9年(1920)から運用開始し、現在も活躍する、究極のECOですね。 詳細は、 《中部電力の白瀬水力発電所 》をご覧ください。
用水上からの眺めです。ここから27m下の水車めがけて水を落とす。 前方左側が、梟ヶ城址のあるお山です。
地元の方は、この用水に猪が落ちて、終点のこのゴミ回収装置で捕獲されると言う。
白瀬から酒呑(しゃちのみ)へ通じる古道です。途中で、塩の道に交差し、右折すれば”酒呑城址”があると言う。 しかし、現在は、放置された竹薮が塞ぎます。 古道は、分岐が時々ありますが、何れも左へ進むと、やがて洞に出て皆福寺の集落に至る。
随所で大きなタケノコが出迎えた。
誰も通らない竹薮の中から、続々とハイカーが出現します。 地元の農作業中の夫婦は猪の大群と間違えびっこり仰天したようです。 前方のお寺が皆福寺、ここで昼食、辺りの民家には大きなこいのぼりと家紋入りの吹流しが泳ぎます。
古代、ジュリンナトという酒呑がいたのか? 現地の遺跡発掘記念碑と案内板に目をやるとそうでもないらしい。
そこで、先の下見で地元の方のから聞いた酒呑ジュリンナの講釈を流します。 以前、酒呑婦人会がバス旅行、旅館の支配人がびっくり仰天したとか、 そして、町村合併で、町名が”幸海町”に変身した。すなわち、しゃちのみ を、幸の海と書き換えてもらい、 婦人会も安堵した?
1万年前の縄文時代草創期とか、
現地に立てば、その地形から古代人の生活の様子が偲ばれる。 樹齢400年の巨木、根周りは、なんと9m、周辺の草むらにおは沢山の地蔵が苔むす。
隣の主人が出てきて、先の台風で中程の大きな枝が折れた言う。
鬼頭家の石垣に挟まれて頑張っています。樹齢は、300年、祐源寺のムクの子孫かも、
記念碑の背面には、明治32年創業、大正9年廃業とある。
この辺りは、
幸海小歴史探険ウォーキングコース で,その現地説明書。
かって巴川を渡る橋は、村人手作りの”流れ橋”で対岸へ渡った。
大きな籠に石を詰め、橋脚とし、板を渡す。板は、針金で結び、流れても、引き上げ再び使う。
そに板が、白山神社の縁の下にも保管してあった。
五月晴れの中、5時間30分のハイキングは無事に終了しました。
以上で、コースの紹介を終わります。皆さん、お元気で、
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