高齢者向き  安・近・鍛ハイキングコース No:3
岩倉らくらくコース・15Km
豊田市岩倉町

@ マップ & ルート断面図(クリック)  松平公民館Pからの所要時間:6時(休憩・昼食含む)


A 岩倉の史跡と見どころ
・はじめに
岩倉町の里山は、史跡&見どころが多く、安近鍛コースに似合います。
『岩倉らくらくコース』は、『岩倉わくわくコース』の姉妹コースで、 何れも、『松平ウォーク』の月例会で、代代岩倉町にお住まいの柴田鎮雄さんの案内で楽しんだコースです。
今回の『岩倉らくらくコース』は、松平交流館Pスタートの、左回り一周15Kmです。 その、コースと主な見どころを紹介します。

・松生島(しょうぶしま)
九久平の巴川中洲にある松生島には、弁財天が祀られ、傍らに松尾芭蕉が添削したと伝えられる句碑が苔むす。

枯れ枝に鴉とまりたるや秋の暮れ 桃青翁作句 1680頃
枯れ枝に鴉とまりけり秋の暮れ 芭蕉添削 1682〜1683頃



・港橋

松平住宅に通じる立派な橋の名は、『港橋』という。その欄干には、往時を偲ぶ馬引きのモニュメントです。 欄干の中程には、当地の歴史が刻まれる。そこは、かっては水運基地であり交通の要衝であった。

”欄干に刻まれる歴史”
『山湊九久平』

『銅版馬引き挿絵』 



・平古土場

対岸の岩倉側にある記念碑は、『川岸積問屋・仁右ェ門土場跡』と刻まれる。



・岩倉風景

巴川右岸の長閑な風景です。このような、枯れ木に自生する植物の名?どなたかお知らせていただけませんか、



・玉泉寺

地元史は、大曼荼羅と念仏和尚で知られた颯田海雲(さったかいうん)を伝える。 境内に、海雲の供養搭、



・正信寺

ここは、高速道のトンネルをくぐった大見町です。近年建替えられた立派な寺で、
WC完備、休憩ポイント



・大見の滝

地元の方は、大見の不動さんという。大見山の北斜面に苔むす祠と瀑布あり、 この上、200m石仏を辿り大見山頂へ、

・お地蔵さん

一旦、外環状道路にでて、リサイクルショップを左折し、高架道をくぐり、左折、 このお地蔵さんから岩倉山地に分け入る。



・岩倉城址

岩倉城址の記念碑と謂れを伝える案内板です。この場所は、コース案内の柴田さんの所有地です。 左側の城郭跡部は、竹林化していますが、整備保存が望まれる。



・高根神社

境内に立つ、岩倉の謂れを説明する案内板、岩倉の起源は、『盤座(いわくら)』という。岩倉西地区の最高峰で 初日の出のビューポイント、


・豊田東IC工事現場

高根神社から工事中の豊田東JC高架をくぐり、反対側の長慶寺を目指す。
前方のタワーは、高根神社奥のKDDケイタイ中継アンテナ、

やがて、この頭上を高速道路が行き交う。



・長慶寺

岩倉町吉ヶ入の長慶寺には、県指定の文化財の”十一面観音像”があるという。

入り口の案内板を見て、左手の山に登ると見事な苔寺、
しかし、現在は、ご覧の無住職寺で、観音像は近所の由緒ある後見人が保管している。



・春光院

巴川の縁へ出て、暫らく下ると、岡崎の大樹寺の末寺という古刹がある。 本堂に上がり、寺の奥さんから古事来歴を伺う。

安城城主の松平左京亮親忠が文明7年(1475)に大樹寺を開山、その彼の隠居寺として建立し、現在娘の婿が 第25代住職という。 境内の棚上の盆栽はお見事で、江戸時代から歴代住職が育てたと思われる。



・円川古戦場碑(つぶらがわこせんじょう)

円川(つぶらがわ)とは、現中垣内町弁天の旧称で、対岸の岡崎市桑原と相対し郡界橋がかかる。

応仁・文明(1468〜1486)のころ大給城攻略時の古戦場、岩津城に軍配、大給城城主は討ち死し、 岩倉勢も敗北離散した悲しい場所。

民家の庭に立つ”円川碑”は、明治時代に祖父が建てたと古老(孫)がいう。

・大イチョウ

円川(つぶらがわ)の地を見守ってきた大イチョウ
現在の、巴川(ともえがわ)と郡界川の合流点で、里山の水脈に守られ生き延びたと思われます。

名木データ 

・峠越え

中垣内(なかがいと)町弁天から桂野町へ、松平最大の工場というトリニティーを過ぎ、 左折して峠を越えへ九久平へ戻ります。

このルートは、少し長い登りです。従って、無理せず、巴川沿いに九久平へもどるルートもOKです。 当日は、参加者の皆さんに相談したら、全員峠越え、



・第二東名

峠越えのルートの頭上を第二東名が走ると予告します。 ここを元気で歩けば、第二東名開通まで生き延びられるか?

お疲れさん、次回もお元気で!編集者


B里山の関連情報リンク・・・・《 トヨタの森ホームページ 》

****《安近鍛・松平自然歩道目次》****