高齢者向き 安・近・鍛ハイキングコース
三河湖&三河高原 666m・豊田市下山地区
2013.4.20・13Km・5 時間コース(含観光)

サイトの見方:先ずコースマップをクリックし、マップを開きコース全体を確認
@コースマップ(GPS)  A三河湖ウオーキングマップ(観光協会)  B羽布町マップ(カシミール3D)
  CStart/Goal:香恋の館2P D参加者:20名 

・Start ・香恋の館2P 9:40

今回は、松平ウオークの2013年度活動テーマ『地域を巡る(知る)』の三回目で、旧松平村に隣接する旧下山村ハイキングです。

スタート地点は、香恋の館2Pとし、羽布(はぶ)ダム・三河湖畔・三河高原を一周して、”山遊里”経由で香恋の館2Pをゴールとする13Km の ”香恋の里(旧大字羽布=現羽布町)”巡りです。

当日の天気は、曇り空でしたが参加者はなんと20名、一行の足取りと”羽布ダムNow”をレポートします。



・羽布ダム放流見学 9:48

この放流水は、巴川の本流となり、

矢作川合流地点の細川頭首工から、矢作川左岸(岡崎、安城、西尾、幸田など)の灌漑、工業用水となり、

近年は、岡崎市民の飲料水にもなる下山地区・羽布町の誇りです。



・放流水 9:51

近づくと、その迫力に圧倒される。これが本当のパワースポット?

水量調節のため大小の放流口があり、当日は、大口径全開放水、年間最低常時放水= 1ton/sec
・大口径=max 20ton/sec
・小口径=max 2ton/sec

最近、このパワーを利用して、小水力発電計画のニュースもあり微笑ましい。

羽布ダム管理所に確認すると、発電能力は、最大900Kw(2〜3ton/sec・年間)という。

その発電機の据え付けは、この小屋の左側で、H16年度の完成を目指す。

900Kw: 家庭用電気に換算すると、9.000A= 1Kw のエアコン900台分

更に、この水は巴川下流の4ヶ所の発電所でも利用される(合計6.600Kw)、
@巴川水力発電所 2100Kw 大正5/2
A盛岡水力発電所 1200Kw 明治41/2
B足助水力発電所 2000Kw 大正8/10
C白瀬水力発電所 1300Kw 大正9/1




・三河湖近道 9:59

ダムの上へは、散策道が整備せれ、ミツバツツジが咲き誇る。




・竣工50周年ののぼり 10:00

今年は、旧羽布村の14戸が湖底に沈み、羽布ダムを造り、三河湖と呼び、50周年を迎えた。




・発電機設置場所 10:01

発電機は、放水量調節小屋と堰堤の間に設置予定、




・羽布ダム竣工記念碑 10:01

羽布ダム(はぶダム)は愛知県豊田市羽布町鬼ノ平、矢作川水系巴川に建設されたかんがい用の重力式コンクリートダムである。

そこは、愛知国定高原の環境を加味し、風光明媚な三河湖は、黒部湖と共に、

『ダム湖百選』となり、周辺の環境整備が進む。

写真をクリックして、百選入り記念碑をご覧くださいね。

・50周年写真展 10:04

中に入ると、半世紀前の集落やダム工事の写真が250枚所狭しと展示され、当時の下山村が偲ばれる。

詳細は、2013.4.16 の、
中日新聞記事『三河湖50年史たどる』を参照ください。



・三河湖畔散策道 10:25

この、芽吹きのプロムナードは、ダム湖百選に相応しく、実にすばらしい。

そこは、間伐材のチップを敷き詰めた遊歩道で、ミツバツツジが咲き誇り、湖畔の景色と共にハイカーは感動し、若返る。


・三つ葉半島 N提供 10:27

所どころに湖面に突き出る半島があり、ベンチもある。

誰もが、彼女を連れて再訪したくなる下山デイトスポットの発見です。



・ミツバツツジ N提供 10:30

満開の時期で、参加者も大喜び




・記念写真 10:32

参加者総員20名、皆さん、まだまだ元気です。あと、12Km のハイキングが続きます。

松平ウオーク看板デビュー

葵の紋章を左右に配置した、畏れ多いこの看板は、杉山さんの労作です。

これを持って、皆で富士山に登れば、徳川家康は感激し、松平城が再建されるかも?
その前に、 ”松平の末裔、富士山征服”のビッグニュースになりそうですね。


・愛知高原国定公園 10:44

これより、愛知高原国定公園の一部の三河高原を巡ります。

標高は、480m
湖面の標高は約460m、



・深山の長命水 11:03

ダムサイトから、

三河湖観光センター、バンガロー村ふる里、散策道、三河路(ウナギ)をへて、長命水、この先すぐに腰掛山荘と続く 下山観光の表銀座、のんびり1時間の道のり、お奨めコース、

長命水:日々、多くの天然水愛好家が車にポリタンク積んで訪れる。


・腰掛山荘

深山の山荘です、水車が回り、水芭蕉が迎える。

五平餅もアマゴ料理もおいしいよ、


・腰掛山荘の水芭蕉 11:06

水車の奥に、清純な水芭蕉、クリック拡大




・別荘地帯 11:45

芽吹きの林道を、ワラビを採り,石仏を眺め暫く進むと下山の別荘地帯です。

数えると、二軒ですが、定年後の山里暮らしを楽しむ立派なログハウス、

コースの下見のとき訪ねたら、沢水で暮らす数々の工夫、花壇も、畑も、薪を割り風呂もつくる。総べてはイノシシ防護柵で囲む。

・風変りな石仏 11:47

三河高原の林道は、石仏が多い、

旧村々の石仏を、林道沿いに移したとも思う。

台座をよく見ると、太田原村の名が刻まれる。明治になり、再々の村村合併などで消滅したと思われる。




・林道歩き 11:52

羽布町の鬼ノ平、根山の林道を進む、

日差しあるところにワラビあり、




・民宿山根家 11:55

三河高原のお宿です。



・山根家風景 11:55

この少し先が、山根家の茶店”こびそ”、五平餅、コーヒーなど、小休止、




・根池・N提供 12:30

神秘的な池で、錦鯉が泳ぐ、

この写真は、4/5のコース下見で撮影、


・ランチ 12:40

根池の畔でくつろぐ、

根池には、赤い鳥居と社があり、祈ればなぜか金運命中(宝くじが当たる)という謂れあり。


・松の切株 12:47

立ち枯れ松の切株です。

よく見ると、年輪の芯が二つある。江戸時代に根付いた二卵性の松がここまで育ったか?これは珍風景にならないか? 植物学的調査の意義はないか?




・松ぼっくりの集会・ N提供 13:01

この後の分岐で、Aコース・13Km 10名 と Bコース10km 10名に分かれてのハイキングが続く。

編集者は、Bコースで、山菜取り&羽布ダム見学を取材、



・羽布ダム管理所 14:02

Bコースは、時間に余裕があり、これよりダム見学となる。




・堰堤からの眺め 14:14

この眺めも、ダム湖百選に貢献したと思う。

晴れなら、満開の山桜に放水による虹がかかる。




・余水吐ゲート 14:14

増水時は、この装置で中央の赤いゲート3門を開け放流する。

50年前の装置は健在のようです。

製造会社は、その後、三菱重工と技術提携し、 (株)丸島アクアシステムとなり、水門のリーディングカンパニーとして、100年起業をめざし、躍進中、


・水質保全 ・ 14:20

ダム湖水の藻類(プランクトン)の増殖を抑えるために湖底に空気を送り込む、

詳細は、クリック拡大、




・羽布ダムの事業概要・ 14:25

2回クリックすると読み易くなります。




・Aコース

Aコースも川辺のミズ菜採りを楽しみ、”山遊里”を目指しました。

”山遊里”奥を流れる巴川の流れです。



・Aコース

下山地区羽布町の風景です。

日本の原風景保存地区?のようですね。


・羽布ダム Now ・ K提供 14:11

”香恋の館”吊り橋の上から羽布ダムと巴川の流れ、



・羽布ダム建設前

この写真は、三河湖50周年記念歴史写真館に展示される、旧羽布村の巴川の流れです。

その流れは、現在も同レベルに調整されるようだ。

おまけ、
”三河湖50周年記念歴史写真館”情報
中日新聞記事『三河湖50年史たどる』

ハイキングおわり、

次回(5月度)は、藤岡地区ハイキングです。楽しいコースを準備中です。皆さんのご参加を!



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