高齢者向き 安・近・鍛ハイキングコース
大谷山249m・豊田市小呂町(高橋地区)
2013.2.16 ・11Km・5 時間コース(含観光)
2017.3.3 ・山頂からのパノラマ写真、大谷山余話を追加

大谷山自慢の大展望・パノラマ写真(クリック拡大、さらにクリックでご覧ください)

大谷山(おうややま)は、 鞍ヶ池公園の北東2Km にある小呂町(おーろちょう)の皆さんが所有する里山で、山頂からの展望が素晴らしい。

近年、シニアーの健康志向から里山歩きは人気があり、小呂町の皆さんが ”わくわく事業”に提案し登山道を整備し、標識を建てハイカーを歓迎する。

”松平ウオーク”の会も、究極の ”安近鍛”コースに組み入れて年一回の月例ハイキングを計画、実施している。

アクセスは、鞍ヶ池公園の駐車場から徒歩で大谷山往復約2時間がお奨めです。

また、健脚さんには”鞍ヶ池公園”の散策と” トヨタ鞍ヶ池記念館”さらに

豊田市交通安全学習センター の見学を組み入れれば充実のウォーキングコースとなります。

それでは、”松平ウオーク”の皆さんの”鞍ヶ池&大谷山”フルコースをお楽しみください。

写真説明、
大谷山展望台からパノラマモードで撮影した大展望、2017.2.24 13:27 岩滝町 N氏 撮影

追記
このレポートは、2013.2.16のハイキング記事に、2017.2.24の山頂展望台から撮影した”パノラマ写真”を
追加し報告させていただきます。



サイトの見方:先ずコースマップをクリックし、マップを開きコース全体を確認
@コースマップ Bコース断面   A鞍ヶ池公園マップ   BStart/Goal:鞍ヶ池公園あじさい道P C参加者:19名 
・Start ・あじさい道P 9:08

今回は、松平ウオークの2013年度活動テーマ『地域を巡る』の初回です。手始めに、旧松平村に隣接する旧高橋村を巡ります。

スタート地点は、鞍ヶ池公園のあじさい道Pとし、園地・トヨタ鞍ヶ池記念館・大谷山・池田町・交通安全学習センター・ハイウエーオアシス・ を巡り、園内を一周する究極の安近鍛コースです。

当日は、好天で参加者19名、一行の足取りをレポートします。



・いぼ石 9:10

園地の入り口にあるこの石は、
矢並町のパワースポットで霊験あらたかです。

いぼ石の謂われ

・さくら園 9:41

英国庭園、観光牧場などを巡り園地中央の”さくら園展望あづまや”です。

朝陽をあび、鞍ヶ池を眺める一行、


・鞍ヶ池 9:41

湖面には、水鳥、対岸にはプレイハウス、中央奥に美しの塔、




・トヨタ鞍ヶ池記念館 9:46

近年、年間販売台数1000万台(世界初)を目指す、トヨタのルーツ。海外からの見学者も関心を寄せる。

当日の、『鞍ヶ池アートサロン』は、”荻須高徳画伯とパリの街角”

入場無料、開館 AM 9:30〜PM 5:00


・AA型乗用車 10:01

この車は、トヨタものづくりの原点、創業者 豊田喜一郎氏の魂が宿る。

何事も、丸投げの時代、自らからの手で調べ成し遂げる大切さを学ぼう!

・記念館を後に 10:11

標高249mの大谷山を目指す。

園地中央のP入口の道を北東へ進み、池田町で大谷山標識を確認し、林道を含めて1.8Km先が登山口、



・大谷山へ 10:34

池田町から林道を進み、高速の高架下を抜けさらに進むとこのような標識に出会う。

”大谷展望を愛する会”の皆さんの思いがにじむ、


・大谷山へ 10:34

分かり易い標識です。ありがとう!


・大谷山登山口  10:41

親切な標識です。

よく見ると、石野わくわく事業 小呂町 大谷展望を愛する会 とある、

峠を越えて来たので、旧高橋村から旧石野村へ侵入?

マップを紐解くと大谷山の山頂は旧石野村(小呂町)と旧高橋村(池田町)の境界のようで、 登山口は、石野地区の小呂町でした。


・登山道 10:45

シイタケのホダ木サイズのコナラ?の丸太道、




・登山道 10:47

山頂へは、愛する会の皆さんのおもてなしが随所に、ありがとう。




・標識

汗ばむ頃に、ありがとう。




・大谷山山頂 10:53

標高は、248.72m

360度の大展望、地元の方は”ぼんぼ岩”と呼ぶ、

白い標柱は、国土地理院の二等三角点を示す。


・山頂の方位標識 10:54

この標識は、日本一精緻?地図の標高記載は、通常0.1m単位です。
・標高 248.72m
・緯度・経度も
何故、2cmまでか書けたか?

Webで調べるとH21年、国土地理院が大谷山頂の二等三角点上面(水準点)にGPS計測センサー(IC タグ)を埋め込んだ、




・名駅前高層ビル 10:57

北西に、高層ビルが浮かぶ、




・御嶽山 (下見で撮影)

北東に、御岳、さらに鉄塔の右に恵那山を確認、




・ハイウエーオアシス&村積山254m 10:58

大谷山は、市街地から車で10分で登山口、そこから歩いて15分でこの眺望です。

参加者の誰もが初体験です。 これぞ、究極の”安近鍛ハイキングコース”




・大谷山記念 11:01

大谷展望台を愛する会の皆さんへ

参加者19名です。皆さんの活動のお蔭で楽しいハイキングとなりました。

ありがとう!


・山頂風景 11:03

二等三角点の上面が、248.72m
ぼんぼ岩のテッペンは、248.27 + α

後方の、なだらかな尾根は、猿投丘陵、




・IC タグ 11:03

近年、国土地理院が三角点にIC タグ埋設を進める。

タグの機能は、GPS で埋設地点の標高、位置の読み書き可能で、電源は不要という。

現在、二等三角点で全国で5000点埋設という。そのうちの一つ、

このような三角点を”インテリジェント三角点”呼ぶ、





・池田町の民家 11:32

林道を下り、池田町の辻へ、

白壁の土蔵、軒下のヘボ蜂の巣、鎮守の森の巨樹と共に暮らす家並を巡る。




・津島神社 11:34

名木No. 172 スギ
社殿には見事なゾウの彫り物、




・池田の珍珍夫婦岩 11:37

津島神社境内奥に鎮座、

幹事のSガイド、説明に力が入る。




・池田町高見家訪問 11:44

この小山は、高見家のマイガーデンです。
山頂へ至る小径も整備され、日々の手入れは冬でも欠かせません。
しかし、かなりの急勾配で危険です。

一行は、同年代の御主人の歓迎を受け、案内いただく。




・春になると(写真提供・高見功様)

芝桜も咲き誇り、きれいになるよ、
また来てください。




・Mt' Fuji 11:47

奥に進むと。
冠雪の富士山と枝垂れ桜




・銀杏の巨樹 11:47

更に奥へ進みます。

根回りを確認に行くと、あちこちに大きなギンナンの実が落ちていました。




・地域の絆 11:52

主人の高見さん(右)は、
見せたいお物があるという。

Sさんは、地域の活動を通して高見さんとは顔見知り、 テクテク歩けば絆は一層深まる、




・花のある町づくり ・ 11:54

一昨年、市内の”花のあり町づくりコンテスト ”に参加、

見事に優秀賞をゲット

おめでとう!


・池田町の常夜灯 12:03

村はずれに差しかかると
100年前のGPSです。
夜は、この灯りをたより暮らした。

奥の建物が、豊田市交通安全学習センター




・豊田市交通安全学習センター 12:04

岡崎からの参加者は、岡崎にもあるがこれほど立派でないという。

暖房完備のレストルームで小学生と同席で昼食、

館内を拝見し、鞍ヶ池へ、


・岩滝町の旧道 13:20

この道は、擧母の町から矢並へ続く旧道と思われた。

住宅地のすぐ前ですが、牛舎の香りを懐かしみ、山茶花の名木や家々を眺め鞍ヶ池公園へ、


・鞍ヶ池周遊 13:38

湖畔では、釣り人がワカサギを狙います。釣果をカウンターで確認します。

バケツを覗くと何百ものワカサギが輝く、




・鞍ヶ池湖畔 13:48

湖畔をくねくねと巡り、上がったり下がったり、


・オアシスから大谷山捜索(下見で撮影)

ハイウエイオアシスの展望台から大谷山を探す、

目を凝らすと、山頂のぼんぼ岩と看板ががかすかに覗く、




・大谷山発見・アップ(下見で撮影)

編集者のデジカメで、
ぼんぼ岩と看板をズームアップし、大谷山を確認、

オアシスから、直線距離で 1.5Km


・矢並下本城址

オアシス敷地には、
高速道路の建設に伴い記念碑を建て、別の場所に城址を移設したと告げる石碑、




・美しの塔 14:10

小休止、しかし、まだ誰も疲れた様子はない。



・若草山散策道 14:12

左前方に鞍ヶ池



・梅林 14:17

今年の梅の開花は?

1/29の下見:つぼみ固い
2/10 Sさん様子見:ほころび二輪見つける
2/16 本番:西風の当たらないこの一本が二分咲き




・Goal 14:20

皆さん、足取りも軽く颯爽とGoalを目指します。
編集者の携帯万歩計は、20000歩近くを示す、

5時間11Kmの大寒ハイキングは、今年82歳になる長老を先頭にまだまだ続きそうですね。 ご参加ありがとうございました。

松平交流館自主活動グループ
”松平ウオーク”より
@次回は、猿投地区ハイキングです。皆さんの参加をお待ちしています。

A市民の皆さんへ
 このsiteを、多くの市民が訪問し、
マップ(コピーフリー)を利用し、楽しいハイキングの手助けになることをねがっています。


大谷山余話

@大谷山の山名が国土地理院の地図にない訳(2017.2.16地理院の説明)

国土地理院地図は各自治体が報告する地名、山名などを基に作成。

 豊田市は、”大谷山”の山名を記入していなので、 国土地理院は地図に記載出来ない。

三角点は、国土地理院が定め△記号、標高を記す。

   ・勘八山 171m、 十明山、炮烙山、六所山などは山名の記載がある。

 ・大谷山、天下峯は、記載なし、

 ・また、1/25,000 の地図に記入しにくい場合は割愛することもある。

A大谷山の地元・小呂町の長老 河原高則氏 S8のおはなし(2017.2.15)

  地元では、大谷山は明治時代もそう呼んでいた。

当時、この山の地主は他村の扶桑町の人であった。

 地主は、家から遠い(約一里)ので、地元の小呂の人に売りにだした。

 当時の高橋村小呂は貧乏で、財産と言えば鍋、釜 そして女房と子供 くらいであった。

 小呂の人は近くの山であり欲しかったが金はない。  しかし、当時の農工銀行で金を借りてでも欲しかった。

 村寄合でなんども話し合ったが返済の当てもなく難航した。

 最終的に10名が賛同し共同名義で明治末期に農工銀行の融資で購入。

 その後、10名で分割登記の話が持ち上がり協議したがまとまらず。  現在も、当時の10軒が所有する私有地です。

B大谷山の標識

  小呂町は、最近の地域活性化の”わくわく事業”で登山道を整備し、  山頂に標識・説明版をたて 近郊のハイカーに親しまれるようになった。

 しかし、地主全員が賛同しているわけでもない。ハイカーは、心して歩こう!

《参考》

 ・大谷山 Mapion Map

おわり。

 取材 松平ウオーク 岡田邦雄



****《松平ウォークプラン》****

****《安近鍛目次》****