松平自然歩道 No:5
辰の径・16Km
(大給城址・二畳ヶ滝めぐり・所要時間 6時間30分)

@ 辰の径マップ・出発点:歌石P・左回り   『クリックでコース絵図PDF』

《 マップは、クリック拡大で見やすくなります・コピーフリー 》


A コース 断面図 (沿面距離:16Km・累積標高差:±1000m)


B コースポイント写真集(2008.6.7松平交流館主催干支の道ウォークに参加取材)
地元の大橋 猛氏と松平交流館のスタッフと共に”辰の径”を左回りで一周しました。
このコースは、一周16Km・累積標高差1000mもあり、健脚向きのハイキングコースです。 辰の径を安全かつ快適に一周するためのマップを編集し、コースポイントの写真を添えて紹介します。
市民の皆さんが、安全に一周出来る助けになることを願っています。

なお、ポイント写真表題の末尾に通過時刻を記入しましたので各区間の所要時間の参考にして下さい。

コースポイント@歌石P 8:55発

歌石Pへは、R301の大内町を左折し2から3分で到着します。大きな駐車場でWCも完備です。

ここを起点に左回りで一周16Kmの起伏に富んだ難解なコースに挑戦します。

このポイント写真集を辿れば、辰の径の理解が進むかも。

A歌石林道入口 9:00

歌石P前の車道を200m程西進し、右手の農道へ分け入り、行く手の歌石林道(山道)を目指します。

A歌石林道入口標識 9:00

標識には、”この先行き止まり”とありますが、ハイカーはOKです。
6分程進んだ分岐点(標識無し)は右へ進み。さらに12分先(標識あり)の分岐は左(岩谷山方向)へ進みます。
後は、標識を確かめながら、35分ほど進むと砂防堰堤に出ます。

B砂防堰堤 9:41

砂防堰堤の上に出ますので、そこを下り、保育園の左側を通り、松平まんじゅう店の前を通り、松平交流館を目指します。



C松平交流館 10:00

出発から1時間で到着しました。辰の径のお勧めレストポイントです。

交流館のスタッフに挨拶し、直近の情報交換もしてくださいね。

D岩谷山入口 10:07

次に、交流館経由で岩谷山へアタックします。
この標識に出会うには、交流館裏の道を右折し直ぐに細い路地を左折しくねくね進むと出てきます。 後は、NHK登山口の標識と、竹林、石仏を眺めながら進み、松平中学校の右手に出ます。


Eあべまきコース標識 10:14

松平中学校の脇を下り、舗装路に出てこの標識を確認し”あべまきコース”へ進みます。

Eあべまきコース標識 10:14

あべまきコース?しかし、ここから先は、岩谷山です。

F岩谷山説明板 10:17

一旦、林道にでて、ご覧の説明版です。ここから先は、石仏に導かれ、巨大な岩を眺め、廻り、その隙間をくぐり展望岩を目指します。

G岩谷山展望岩 10:44

展望岩には、滑落防止の手摺があります。以前は好展望であったようですが、目前の樹木が育ち邪魔をします。

H大給城址(おぎゅうじょうし)へ 11:09

岩谷山をくねくねと巡り、里に下りると、ご覧の標識です。
ここから約10分で城址へ、

I大給城址 11:21

城址内に入ると、かっての史跡の案内標識、石組を眺めながら進みます。

この石碑の周辺が整備され、春の桜の頃がお勧めのようです。

I大給城址展望岩 11:22

ここまでが、約1/3の道程で、
辰の径一番のビューポイント兼レストポイントです。周辺の住宅地や東海環状自動車道が飛び込みます。

城址を縦走し、大給のお墓の手前を右に下り一旦林道にでます。

J大給城址下林道出会 11:38

林道出会には、松平自然観光歩道の標識です。

K二畳ヶ滝古道入口 11:50

林道を左へ50m程進み、
右手の標識を確認して古道に入り、約1Km先の山中集落をめざします。

この古道は、大給山中古戦場でもあります。

L山中辻

山中集落を通り、車道にでます。ここから先は、峠越えの舗装路で、700m程で郡界川沿いの車道に出ます。

峠を越えてヘアピンカーブが過ぎると直ぐに石飛集落です。

M石飛集落の秋葉石灯籠

村人が、自慢の秋葉石灯籠を説明します。

石灯籠には、裸電球が灯っていました。夜は、唯一の羅針盤か?

N岩津発電所 12:35(昼食)

この発電所は、中電で現存する最古のもので、対岸の岡崎市側にありますが、滝脇町の自慢です。

当日は、滝脇町の中根区長が観光案内の大サービスです。 当初建設にかかわったのは旧滝脇村の富豪で・・・と説明します。最近、発電機の整備が終り、あと100年はOKという。 数百年頑張れば、究極のエコ電源ですね。

O石組砂防堰堤 13:15

かっての郡界川は暴れ川、

昭和初期には水害で多くの犠牲者、 その後は、戦時下で復旧は遅れ、昭和26年にこの堰堤が完成した。

P二畳ヶ滝到着 13:20

前日の雨の影響で、滝は音を立てて流れます。この川の流れの1/3が下流の発電機を廻す。

クリックすると、滝の流れ、

Q滝脇古道入口 13:25

この古道は、辰と寅の径の相互乗り入れです。

この古道を登りきると、滝脇小学校西側のP前にでます。

R石御堂 13:40

車道を左へ少し進むと、江戸時代の加茂一揆ゆかりの石御堂です。

S七売弘法 (なおりこうぼう)13:49

七売弘法の前を通り、左側へ下ります。

山間にしては大きな水田が開けます。

(21)大きな水田 13:51

かっての棚田も集約されて、今では一枚で7反という。

見事な水田が、日本の将来を明るくします。

(22)R301から通学路へ 14:06

R301を暫らく進み、

ここから、滝脇小学校の通学路を下ります。

(23)R301から通学路へ 14:11

二回目の通学路です。

ここから下り、集落を通り、R301を横断して滝川の橋を渡ります。

(24)滝川橋

R301を横断し、この橋を渡ります。

郷中を通り、ログハウスの前を通り、林道を進み、信光寺(大田の集落)を目指します。

約1.4Kmの道程です。

(25)辰廻り標識

最初の分岐は、左へ進み、このような標識も有効に活用します。

(26)信光寺手前の橋

ここまで歩くとかなり疲れます。誰とはなしに休憩となりました。

前方のお山の向こうが歌石Pです。

(27)信光寺横の砂防堰堤 14:49

車道に平行に並ぶ大田集落の中を信光寺山門へ進みます。

山門が迫るころ、その手前を右に曲がると目前に砂防堰堤です。 民家の前を失敬しながら堰堤脇を登り大岩を目指します。

(28)農道から脇道へ 14:56

7分程進むと、このような分岐を左へ分け入ります。

6月の自然歩道整備前で踏み後も見られません。

(29)大岩 15:15

砂防堰堤から26分で、全員大岩の天辺に上がりました。

今日歩いた松平の山々が眼下に開けます。

ササユリ 15:32

参加者21人とスタッフ3名は、大岩からの大展望を楽しみ、歌石Pを目指しました。

参加者の疲れを癒すように、ササユリが見送ります。

全員完歩・主催者挨拶 15:37

松平交流館のスタッフ3名とガイド役の大橋 猛氏の挨拶です。

ガイドとスタッフの皆さんのお陰で『歩いて辿る松平史〜干支の道ウォーク』に参加でき、 近場の豊かな自然と歴史を満喫できました。参加者全員感謝の気持で一杯でした。 ありがとうございました。

今回で、一先ず講座は終了ですが、5月24の『卯の道・15Km』は雨で今秋11月に延期となりました。

参加者は、紅葉の松平再会を楽しみに歌石Pを後にしました。


C編集者 コメント
ここに公開する”辰の径”情報は、2008.6.7に松平交流館主催で行なわれた 『歩いて辿る松平史〜干支の道ウォーク』に参加した編集者JA2TKO/K.Okadaが取材して、 平成版の”辰の径”情報として、この度公開しました。

この日、辿ったコースは、地元の大橋 猛氏他スタッフが案内された順路です。 当日は、雨上がりのよい天気で21名の参加者と共に楽しいハイキングとなりました。

しかし。辰の径は、松平自然歩道の5コース中で、最も厳しく難解なコースでした。 私は、歩いてみて健脚向きのコースと判断しました。 従って、この情報を参考に歩かれる方は、十分に時間をとって計画することをお勧めします。

このマップ&資料が、市民の皆さんの健康づくりに役立つことを願っています。(編集者JA2TKO)


****《安近鍛・松平自然歩道目次》****