岐阜県郡上郡高鷲村・・・大日ヶ岳(1709m) ・・・登頂日:July 3. 2001

コース:東海北陸自動車道”高鷲IC”⇒ひるがの高原を左折⇒登山口(貯水場駐車場)より入山
海抜800m⇒胸突き八丁⇒一服平⇒ブナ原生林⇒尾根筋どんどん⇒森林限界⇒大日ヶ岳頂上
全行程:片道7Kmの往復7時間・天候薄曇


登頂記念写真
大日ヶ岳は岐阜県の北西部で越美山脈に位置し、福井県との県境である。 高鷲ICを出て国道156号を北上すると、右手に鷲ヶ岳、左手に大日ヶ岳が迫ってくる。

山麓一帯はひるがの高原とよばれ、標高900〜1000mの高原リゾートである。 この高原の涌き水は太平洋(長良川)と日本海(庄川)に二分する分水嶺となっている。

別荘地を通り抜けると登山口にでる。入山し三分の一ほど登ると最初の難関”胸突き八丁”の急登が続く。 さらに進むと尾根一帯は”ブナの原生林”となる。丁度中間点に”一服平”があり、ここで2度めの休憩をとる。

ブナ原生林の尾根をどんどん登る。やがて森林限界となり、視界が開ける。そこが山頂かと思う10坪ほどの コブに出た。大府市から来たと言うパーティーが弁当を食べていた。情報交換の結果、頂上はガスで視界が悪い のでここで弁当をすませた方が良いと言う。そこは何故か薄日が差し、涼風もあり、絶好のランチタイムとなった。

そこから見える頂上はガスがかぶっていた。我々はそこから30分ほど登頂し、記念写真に収まった。 頂上にはたくさんの石碑があり、大日如来の文字が刻まれている。それは山名の由来に関係している様です。 頂上一帯はガスが多く、待望の霊峰白山を拝むことは出来ませんでした。



ひるがの高原散策
ここは分水嶺です。お2人は膝痛のリハビリ中ということで、大日け岳アタックを断念し ”ひるがの高原散策コース”を楽しまれました。



分水嶺記念写真
入山前の元気なやまびこレディーと会長・副会長です。



いっぷく平
ルートの中間地点にある”いっぷく平”です。ここは登山者全員が気がねなく”一服”出きる ように大日如来さんがおつくりになったレストポイントのようです。

ブナの原生林
大日ヶ岳はブナの原生林で覆われていました。私はこのような巨大なブナ林を目の当たりするとは 予想していませんでした。我々はブナ林を眺め、その腐葉土の絨毯を踏みしめながら登りました。 ときに、ブナの木にそっと耳を当て樹液の流れに気を止めてみました。 このブナの木の保水量は一本当たり何トン、何10トンにもなるという。 郡上八幡の豊かな水もこのようなブナの恵みと思われました。



ブナの大木
そのブナの大木を仰ぎその立派な枝振りと何100年もの風雪に耐えた忍耐力に感激しました。



大蛇ブナ
さらに進むと登山道に巨大なニシキヘビが出現しました。これは何だ?皆びっくりです。 良く見るとブナの木が地面にドグロを巻き、さらに左右に伸びていました。 なぜそうなったのか本当に不思議です。



コブから眺めた大日ヶ岳山頂
ランチタイムのあとここから山頂を目指しました。一旦下り、そして登ること30分で山頂に到着しました。



コブから見る”ひるがの高原”方向の眺め
遥かに”ひるがの高原”が見えますが視界がハッキリしません。 天気なら鷲ヶ岳が見えると思われます。



サンカヨウの実か?花か?
これはサンカヨウと言う山野草です。この丸い実が花か?それとも実か?意見がが分かれました。 私は、花が咲いたあとの実であると勝手に想像しています。どなたか教えて下さい。



小紫陽花(しょうあじさい)



マムシ
登山道に”まむし・はち注意”の標識が出ていましたが、そのすぐ下にマムシが頑張っています。 往路では、知らずに踏みつけそうになりました。

そのあと彼は茂みに入っていったのに、下山時は 同じ場所にドグロを巻いて頑張っています。ここはマムシが主人でした。 みな無事にそっとよけてやれやれでした。



下山後はやまびこ会のモットー”露天風呂めぐりと生ビール”です。 事前の調査はぬかりなく、山頂から携帯で下調べです。

今年の5月にオープンした”牧歌の里温泉・牧華”が 団体割引(15人で10000円)でお値打ちと言う。そこは露天風呂やローズ湯がある高原の天然温泉でした。 このとなりが”Bookka no sato”で、ラベンダーが満開でした. 詳しくは、下記のHPをご覧下さい。

《牧歌の里》および

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