八ヶ岳中信高原国定公園・・・北横岳2473m・三ツ岳 ・・・登頂日:July 24. 2001

コース:東名”豊田IC”⇒中央高速”諏訪IC”⇒ピラタス横岳ロープウェイ・山麓駅1771m
⇒山頂駅・坪庭2237m⇒北横岳2473m⇒三ツ岳(岩山)⇒縞枯山荘⇒坪庭⇒ロープウェイで下山・帰路
全行程歩行約4時間・天候快晴


登頂記念写真
夏山シーズンの到来です。下界は猛暑、山は呼んでいます。 やまびこ会のフルメンバープラスアルファ23名は27人乗のバスをチャーターし5:15豊田市を出発しました。 車窓から眺める山々に思いを馳せつつ9:30予定通りに、ピラタス横岳ロープウェイ・山麓駅に到着しました。 ロープウェイは100人乗で、7分で海抜2237mの山頂駅へ運びます。 そこは”坪庭”と呼ばれる33万平方mの溶岩上に高山植物の生息する一周40分ほどの ハイキングコースでした。一行は準備体操の後9:45出発で北横岳を目指しました。 坪庭から少し登ると南八ヶ岳の山々・中央アルプス・蓼科高原などが一望できました。 とくに、南八ヶ岳の西側の山麓がゆるやかに延びて諏訪盆地に至り、その借景に中央アルプス が聳えています。思い出に残る素晴らしい眺めです。 溶岩とハエマツの登山道を1時間ほど登り詰めると北横岳の山頂です。山頂はコブが2つあり東側のコブが2473m でピークでした。この写真がそこで撮った記念の写真です。太陽の方向は気にしたのですが、 真上からの日差しへの配慮が足りず顔が真っ黒になってしまいました。 弁当は、眺めの良い西側のコブでとりました。山頂の冷気(20°C)とおにぎりを交互に食べながら 八ヶ岳の眺望を楽しみました。



坪庭からの眺め
右側がロープウェイ山頂駅です。遥かに見える中央の山が中央アルプスです。



坪庭を少し登った眺め
遠景は中央アルプスです。中程の左から延びるのは南八ヶ岳の山麓です。 近景は目前の縞枯山の山麓です。



北横岳山頂からの南方の眺め
写真の中央が”坪庭”そのすぐ左上が”縞枯山”2402mです。その向うが南八ヶ岳の山々です。



北横岳山頂からの北西の眺め
目前に”蓼科山”2530mが頑張っています。 この山を見ていると、やまびこ会のシンボルマークのようで、やまびこ会の行事にピッタリのように 思えました。自分の目で眺めたお気に入りの山に挑戦することはロマンがあり、 素晴らしいと思います。皆さんは如何ですか?

三ッ岳
三ッ岳に挑戦するやまびこ隊です。三ッ岳は、このような溶岩ドームを三つクリアーしなければなりません。 途中に鎖場もあり、気を引き締めての登山です。



登頂成功!
溶岩ドームでガッツポーズのやまびこレディーです。



臼田町の日本一のパラボラアンテナ
溶岩ドームをクリアーすると遥か蓼科山麓(北北東の方向)に巨大な皿が出現しました。私は、 野辺山の電波望遠鏡と早合点しました。 後日の中日新聞(2002.1.15)によると、『この巨大な皿のような物体は、標高1500mの蓼科山麓に あり、文部省宇宙科学研究所の臼田宇宙空間観測所が誇る、日本一のパラボラアンテナです。 ”宇宙との対話”を目的に1984年に運用が始まった。曲率の異なる約3.5平方メートルの アルミパネル1152枚を組み合わせた反射鏡は、直径64m。遠い宇宙に漂い、惑星や彗星の物理 現象を観測する宇宙探査機を追跡する。微弱な信号を受信し、動作指令を送信する仕組みだ。 2002.11には小惑星探査機の打ち上げも予定され、同研究所の加藤隆二助教授は ”遠い宇宙からこのアンテナに届く情報が、太陽系の起源や進化の解明につながれば”と夢をはせる。』と報じていました。 そのパラボラアンテナを私のデジカメ望遠でアップして見ました。実際はかなり(約4Km)離れています。



縞枯山荘
”坪庭”の南端にある”縞枯山荘”です。手前のヒサシは太陽電池パネルのようです。



縞枯山
その山荘の南側が縞枯山で、海抜2402mです。 そこは山名の通り約150年サイクルで縞枯れ現象が出来るそうです。



坪庭の標識



束の間の坪庭散策



坪庭の山野草
なんちゅう花?  答え:ハクサンフウロウ



この度の登山は炎天下でかなりハードでした。しかし、全員無事に下山出来てなによりです。 一行は16:00山麓駅を出発し、途中は諏訪湖SAで休憩し、 SA温泉に浸かり、19:45に帰豊出来ました。そしてバスから降りる一行を熱風が出迎えました。 当日の下界の気温は40.1°Cを記録したとラジオのニュースが伝えていました。



《ピラタス自然シアター/蓼科高原ピラタス横岳ロープウエイ》

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