鈴鹿山脈・・・国見岳 1170m

国見岳/三重県菰野町・・・・ (Apr 3.2001)


国見岳登頂記念写真

今回は入会半年の新人にとって厳しい山行です。鈴鹿の山は35年ぶりです。 朝4:30に起きて、近鉄名古屋駅7:11発で湯ノ山温泉を目指す。 タクシーでトンネル手前の登山口へ。天候は晴れ、何時もより気合を入れて入念に準備体操をした。 御在所岳と対峙する国見岳は目立たないが自然も多く味わいがあるという。 8:45頃入山届けをポストに入れる、一行14名は万作の咲く山路を進むと、日向小屋へ出る。 さらに登ると藤内小屋に出る。何れも人影もなくひっそりとしていた。 小屋の前の水槽には涌き水があふれ豊かな自然を感じる。 この先は、沢を渡り、岩石と低木の入り混じった急斜面をよじ登る。足場も悪く慎重に進んだ。 かなり多きな沢の中を、巨岩を眺めながら足下の岩を乗り越える。 このあたりまで来ると残雪も結構多く一歩一歩踏みしめ慎重な運びとなる。更にガスが出てきた。 頂上は雨か?皆んな一斉に手際よく雨装束となる。 更に急な登りが続く、巨岩で埋め尽くされた沢はまるで岩石の墓場のようである。 この不気味な沢を見下ろしながらさらに行くと国見尾根に辿りつく。 ゆるぎ岩・天狗岩を仰ぎ縦走路分岐に出る。ガスの切れ間から御在所岳が顔を出す。 稜線をしばらく行くと国見岳山頂であった。一行は12時少し前に無事登頂した。 そこはガスの中で、下界の真冬の気候であった。手足は濡れ、寒さの中での昼食となった。 その後、御在所山頂のレストランでコーヒーを飲み、暖をとり下山に備えた。 下山は、ロープウエー南面の新道という急な斜面を一気に下りる。 新道とは名ばかりで木の根っこがむき出した急斜面であった。 途中鎖場も時々あり更に急斜面でからだがよじれ芯までほぐれた。 快い疲労感はあったが筋肉の疲れはさほどなく半年間の山行の成果と思われた。 一行は湯ノ山温泉駅の近くの保養所の温泉で疲れを癒し帰路についた。


万作の花残雪のガレ場をアタック 残雪はなおも深く国見尾根
入山まもなく一行を万作が歓迎した。岩がゴロゴロ、急な登りが続く、やがて残雪のガレ場のおでましです。 下界は晴れていたが、ガスが出始めた。気温は下がり、登山靴・軍手も浸水、鈴鹿がなめるなと忠告する。 小さな滝を右に巻くと岳不動、ガレ場は一層急峻で一歩一歩よじ登る。1004mの国見尾根に辿りつく。


天狗岩御在所岳を望む 馬酔木(あせび)の花巨大なマッタケ
急な登りはなおも続いた。ゆるぎ岩を見上げ、そしてこの天狗岩を仰ぐ。我々のルートの南側に御在所岳がおでましです。 下山もかなり進んだ頃、ヤングレディーに誘われて、山野植物を楽しむ。 大変にご利益のありそうな石像です。全員拝んで無事に下山です・


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