熊野古道・八鬼山越えコースに挑戦/名鉄バスツアー

八鬼山山頂にて 627m/三重県尾鷲市・・・・ (Jan 30.2001)




やまびこ会有志一同/三木峠先の『桜の森エリア』にて

絶好の登山日和です。バスは50名程乗せ満車になると発車です。 我々一行は3号車です。この日は計5台で250名ほどの健脚者が熊野古道を目指します。 人気のコースは『八鬼山越えコース』といい、 かって西国一の難所といわれた八鬼山(627m)縦走の10Kmです。

このルートは、往時(江戸時代の伊勢路)は、”伊勢へ七度、熊野へ三度”とうたわれた庶民の国道です。 そこは、石畳を踏みしめ、数々の町石(109m/1町、36町=一里)を兼ねた地蔵や巡礼墓碑がたたずむ峻険な路です。

息も絶え絶えになる頃に”行き倒れ巡礼碑”です。振り向くと遥かに雪の大台ケ原が光って見えました。 先発の外山さんに無線で訪ねると、まだまだ半分で、七曲・桜茶屋一里塚・九木峠と難所が続き 、更に20分で山頂という。上着を脱ぎ、チョッキも脱ぎ、気合を入れての登山でした。

途中”九木峠” (今はこの直下が紀勢本線の八鬼山トンネル)で賀田湾と熊野灘を眺めての昼食です。 こんどは汗が一気に冷えてきます。ハイキングもなかなか難しいことを実感できました。

そこは、咋今の銀座以上の賑わいです。女性7対男性3位でしょうか、タフな年輩女性に圧倒されました。 このように、IT化の進む今でも熊野古道は善男善女で大賑わいでした。 頂上からの眺めはワンダフルです。写真をご覧ください。

熊野古道八鬼山越え 熊野古道八鬼山越え
向井口より、石畳を行く苔むす石畳は往時を偲ぶ 清順上人供養碑で 環雪の大台ケ原遠望


七曲九木峠 三木里海岸三木里海岸
まだまだ余裕のやまびこレディー賀田湾・熊野灘を一望 学校越しに見る八鬼山 ゴール地点の海岸


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