岐阜県上宝村・長野県安曇村・北アルプス
穂高連峰・独標2,701m
Jul 23. 2002


穂高連峰/千石園地より
梅雨明けを待って北アルプスの見学に出かけました。写真の尾根の中央ピークが西穂2909m、左が奥穂3190mと思われます。 我々の目標は穂高入門の山として親しまれている西穂独標”です。この尾根を右から登り詰めて最初のピークです。”独標(独立標高地点)”は穂高連峰の西の入り口です。近年、新穂高ロープ ウエイのお蔭で登山というよりワンデートレッキングでアルプスを満喫できる観光スポットです。 行程は西穂高口駅2,156mより尾根を約3.5Km、標高差546mです。中高年の”山歩き・やまびこ会”にピッタリです。せめて”西穂”へ登りたい気持をぐっとこらえた日帰り強行スケジュールです。


山歩きマップ & コースデータ

右図はロープウェイ終点の西穂高口駅から西穂への案内図です。

・三好池P 5:00発・東名、名神、東海北陸自動車道経由新穂高温泉 9:00着
・新穂高温泉ロープウエイ駅 9:40発、西穂高口駅10:25着
@登山口(西穂高口駅)2156m 10:28発
A西穂高山荘2385m 11:30着
B丸山 12:00着・昼食 12:30発
C西穂独標2701m 13:20着・13:50発 下山
A西穂高山荘 12:52着
@登山口 15:50着
・ロープウエイ 16:30発
・新穂高温泉ロープウエイ駅 16:46着

・全行程(往復) 約7Km/歩行時間 4:30時間


←西穂山荘
ここは西穂のベースキャンプです。西穂への登山者はこの山荘で宿泊し、早朝の出発で日帰り登山を可能にします。当日はヘリの爆音が響きます。夏山の取材かと思っていたら、上高地から夏山物資を頻繁に吊り上げていました。
独標への尾根(1)→
西穂山荘を過ぎてしばらく進むと、ハイマツに縁取られた広々とした稜線、登山道を彩る可憐な高山植物に出会う。眼下には上高地を一望し、周辺の山々が迫る。そして目指す”独標”も射程距離で心も弾みます。


←独標への尾根(2)
中央のコブが独標です。ここまで来れば後僅かです。この尾根の右下が上高地です。

最後は岩場→
独標へのアタックはご覧の岩山登りです。そこは地層が隆起したと思われる急峻な岩場で登山気分を駈り立てます。


←登頂記念写真
眼下に上高地その向こうに霞沢岳を見ながら記念写真です。2701mの空気を胸一杯吸い込みました。後方の山が”笠ガ岳2898m”で、岐阜県の最高峰です。


←山頂風景(1)
笠ガ岳方面です。

山頂風景(2)→
西穂・奥穂方面です。独標より先はこのような険阻な岩稜となります。西穂へは、手前のピラミッドピークをクリアーし2つ目のピークをよじ登るようです。皆さん覚悟はできましたか?来年のお楽しみですね。しかし、大勢で登る山とは思われません。


←山頂風景(3)
上高地・霞沢岳方面です。白いくねくねは梓川です。これらの眺めと険阻な岩稜が穂高の魅力と思われました。

山頂風景(4)→
南西方向の眺めです。手前の尾根を右手に下ると西穂山荘です。その尾根の向こうが割谷山2224m、そのまた奥が焼岳2455m(100名山)です。



←下山記念
一行は、ロープウエイの終車16:30発に乗れることを確認し、 西穂高口駅マウントビュー千石の屋上展望台に上がりました。今登った独標への尾根を眺め穂高を後にしました。
新穂高ロープウェイ→
2階建てのゴンゴラからの眺望は見事です。このゴンドラは年中運転で多くのハイカーを新穂高温泉1117mから西穂高口駅2156mへ運び続けていました。




<穂高の山野草/2002.7.23撮影>

キヌガサソウ 不明 オオヒョウタンボク イワツメクサ


ハクサンシャクナゲ リンドウ ごぜんたちばな


お願い:花の名前に間違えがありましたら連絡してください。その都度訂正します。


新穂高温泉へお出掛け時は下記のHPを参考に。

《新穂高ロープウェイ》

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