岐阜県武儀郡美山町・両白山地
・・・ 舟伏山1040.3m ・・・
Apr 23. 2002


舟伏山姿
舟伏山(ふなぶしやま)は、長良川水系の神崎川の源流域で、 薄墨桜でお馴染みの根尾谷の東の峰です。 前日の天気予報はぐりぐりのお日様マーク2つです。一行は、残雪の御岳・白山・伊吹の眺めを 期待してか今年最多の14名です。現実は予想に反しての曇天で山頂はガスの中でした。 そこで今回は新緑の舟伏山野草ウォッチングを堪能しました。 我々は、あいの森登山口を起点に、東ルート(写真の右)から舟伏山と小舟伏山(写真の中央のコブ)を縦走し、西ルートで下山しました。 山麓は日本一の伏流水があるといわれ、神埼川の清流となり、美山杉を育てていました。 その舟伏は、下山後やっと雲間から顔を出し、その名の通り船腹を雲間に向けていました。


山歩きマップ & コースデータ

右の案内図の現在地が”あいの森登山口”です。
駐車場・トイレあり

@あいの森登山口 8:50発(東ルート3.9Km)
A桜峠 9:40着
Bみのわ平 10:05着小休止(山頂へ1.5Km標識) 
C舟伏山頂 11:05着
(天候:曇り、周辺はガス、視界50m・昼食)
D舟伏山頂 12:00発(西ルート3.5Kmで下山)
E展望台 12:40通過
Fあいの森登山口へ下山 13:50着

・全行程 約7.4Km/歩行時約3時間45分



←あいの森登山口/東ルート
いざ出陣、最強メンバーの勢いに、”熊に注意”の立て札が怯えていました。 やや急登の杉山をジグザグに進みます。
山野草ウオッチング→
みのわ平(780m)あたりは雑木林帯です。小鳥のさえずりの中で、山野草の講義を受けながらぼちぼち進みます。


登頂記念写真
山頂の視界は50m位です。フラッシュのお蔭でなんとかこの程度の明るさです。 デジカメは晴天を好むようです。
山頂は大勢の登山者の為に雑木林が伐採された広場になっていました。 カタクリの花を見ながらの昼食です。



←ダンコウバイ?
山頂近くの尾根で、2週間前に池田の森で目にとまった、ダンコウバイと感激の再会です。 こちらはぽつりぽつりで、やっとの咲き始めでした。
ニリンソウの大群落→
山頂周辺にはニリンソウの大群落があちこちに出現します。まだ咲きはじめで、当分楽しめると思われました。



←展望台眺望
小舟伏966mをやり過ごし、急な下りに入ります。しばらくして展望台の標識がありました。 右手奥に回り込み、その日初めて美濃の山並を拝見しました。
杉の雪折れ→
美山町の自慢は、清流と舟伏山の満点の星空、麓のコテージと美山杉です。その杉山が、今年の 豪雪で弓なりにたわみ中央から真半分に裂けて倒れていました。かなりの数です。 それを伐採処分するチエンソーの音が杉間から聞こえていました。

あいの森
一行は舟伏の山野草を堪能し、全員無事に下山です。 ここが”あいの森登山口”でかなりの広さです。充分な駐車場・キャンプ炊事場・トイレ・涌き水がありました。ここからは舟伏山の全容は見れませんが、杉間からその一部が確認できました。 当日の舟伏山は平日の曇天にもかかわらず、これまでになく多くのパーティーが入山していました。 山野草が目当ての健脚女性が目立ちます。帰路は、やまびこ会恒例の山麓温泉探索です。 往路に目を付けた”武芸川温泉ゆとりの湯”に浸かり、ゆとりの山行を締めくくりました。



<舟伏山の山野草など/2002.4.23撮影>

ヤマツツジ ズミ イカリソウ ニリンソウ


ヒトリシズカ イワザクラ キクサキイチゲ カタクリ


ネコノメソウ エンレイソウ ヤマブキ チゴユリ


ユキザサ ハンショウヅル フタバアオイ

お願い:花の名前に間違えがありましたら連絡してください。その都度訂正します。


武儀郡美山町は下記のHPで紹介されています。

《美山町》

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