岐阜県揖斐郡池田町
・・・ 池田山923.9m ・・・
Apr 09. 2002


池田山姿/願成寺古墳エリアから望む
池田山は、伊吹山の東約10Kmで伊吹山地の東端にあります。池田町はその池田山を水源として ”ぎふ、水と緑の環境100選”をモットーに頑張っていました。 自慢は、揖斐茶・桜日本100選の霞間ヶ渓(かまがたに)・縄文弥生時代の古墳群、そして、 山名が町名の池田山です。写真の左奥の長陵です。その中央のコブが山頂?と思われます。 その登山口は霞間ヶ渓公園です。そこに車を止め、東海自然歩道で”池田の森”経由で山頂を目指しました。当日の天気は、あいにくの曇り空でしたが、山腹の桜はちょうど見頃です。 そして鴬の上手なさえずりに迎えられての”お花見&芽吹ハイキング”となりました。


山歩きマップ & コースデータ

@霞間ヶ渓公園登山口 8:35発
A焼石神社参道入口 10:00着
B焼石神社 10:20通過 
C池田の森(738m) 10:30着
D池田山山頂 11:15着
昼食・12:00発
E池田の森 12:37着
F霞間ヶ渓公園登山口 14:30着

・全行程 約10Km/歩行時約5時間



←霞間ヶ渓
この霞間ヶ渓公園が登山口です。明治時代からの桜の名所(15000本)のようです。 この桜の芽吹きの中を東海自然歩道が池田山へ続きます。 入山するとまもなく見事な鶯のラブコールでした。
池田の森→
自然歩道をのぼり詰め、車道と交さししばらくして”池田の森”エリアです。ここは濃尾平野が一望できる観光スポットです。ドライブコースも有り、立派な公園とハンググライダー(Hang glider)の発進基地でした。


←池田の森の眺望
池田町自慢の眺めはガスで霞んでいます。確認出来るのは眼下を走る揖斐川の一筋です。 我々はパネルでイメージです。
ハンググライダー発進台→
この上に立つと下から吹き上げる風を受けて舞い上がりそうです。



←ダンコウバイ
池田の森から山頂へ続く尾根には、このような黄色の花が咲き乱れていました。 帰宅後、園芸百科やHPで調べても似たような花は有りますがハッキリしません。 今回は、会員のHOさんのお世話になり、最終的には池田町森林組合の方に調べてもらい 樹木名が確定しました。答え:クスノキ科クロモジ属ダンコウバイ
残雪の伊吹山→
頂上から西方に伊吹山が顔を出していました。除雪中のドライブウエイも確認出来ました。



登頂記念写真
山頂には、ご覧のような間伐材で作ったできたての展望台とあずまやがありました。 ここからの眺めは東西に開けてGoodです。

←コブシの花
山頂ではコブシと桜が満開でした。コブシは漢字では”辛夷”と書くそうです。 モクレン科で、漢方ではこの花を頭痛薬に用いるそうです。
ケヤキの芽吹き→
山頂から下るにつれて芽吹きも一段と濃くなってきます。見上げると欅の枝は上へ上へと 延びてとても爽やかな感じです。

←イワカガミ
登山道のところどころにイワカガミが早々と赤い花を付けていました。
スミレ→
岩に咲いていたのでイワカガミかとおもいましたがスミレです。 スミレとは、墨入れの意で、花形を大工道具の墨壷に見たてたという。


←願成寺古墳群
帰路、霞間ヶ渓の2Km程北の茶畑のところにに”願成寺古墳群”が有ると言うので、 早速最新鋭カーナビ車で出かけました。しかしカーナビ頼りで願成寺を目指したら 見つからず難航してしまいました。私は自分の家の檀家が願成寺ですので、お寺の看板を探していました。カーナビは願成寺地区へ案内しました。実際はすぐ隣りの茶畑の中でした。 碑文には、池田山麓は縄文弥生の古代からの古墳群、中世の古戦場があり・・・ と記してあります。写真のような古墳が茶畑の中に21ヶも現存していました。 古代人も池田山の恩恵にあづかっていたと思われました。一行は茶畑から池田の尾根を眺めつつ帰路につきました。




揖斐郡池田町は下記のHPで紹介されています。

《岐阜県池田町》

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