渥美郡田原町、衣笠自然歩道
・・・衣笠山278.4m ・・・
Feb19. 2002


衣笠山姿
今回は、渥美半島は田原連峰?の7山を1日で縦走します。 ロケーションは、東に遠州灘、西に三河湾です。 故郷には自慢の山があります。田原町には衣笠山がありました。その姿は低山とはいえ 美しいと思います。左の写真は、朝9:50登山前で、右は、下山後に菜の花畑から見た 山姿です。


山歩きマップ & コースデータ

《田原セブンセブンマウンティン》
稲荷山99.6m・赤松山192.1m・不動岳200.7m・藤尾山207.7・中西山260.5m・滝頭山256.4m・ 衣笠山278.4m ・・・登頂順・・・

@登山口、不動の滝パーキング10:12発
A不動の滝10:25経由・稲荷山10:40着
B赤松山経由不動岳11:13着
C藤尾山11:35着・昼食・12:20発
D中西山
E滝頭山
F仁崎峠13:15着
G衣笠山14:05発
・下山14:30・徒歩で三河田原駅15:30着
 



滝頭公園
登山口は滝頭公園の奥の不動の滝パーキングです。不動橋を渡り、不動の滝を見てから田原 山塊に突入します。衣笠自然歩道のコースマップと道標を頼りにどんどんと進みます。



不動岳より衣笠山を望む
何故こ不動岳だけ”岳”か?その訳は登り初めてすぐに分かりました。200.7mの 低山ですが、いきなり岩場の急登です。頂上は切り立っています。 そこに立つのは2人が限度です。その尾根から遥かに衣笠の尾根が霞んで見えました。 その稜線は、不動岳の険峻さと対照的で、ふくよかで心和む思いでした。



藤尾山登頂記念
藤尾山へは、11:35に到着しました。山頂からは南に太平洋が一望です。 当日は曇天無風で暖かく、太平洋は海面から蒸発したガスで覆われていました。

田原連峰を行く
さらに中西山・滝頭山を征服し、最高峰の衣笠山を目指します。 尾根道は防火帯を兼ねた幅広でアップダウンが続きます。さらに進み仁崎峠の自動車道を横断します。峠には立派な標識がありました。 その峠の上には田原市民の”衣笠ジョギングコース”があり、登山コースの一部にも なっていました。



”西の覗き”展望
滝頭山から35分進むと、”西の覗き”の標識です。少し左に入り、眺めてみると どうやら伊良湖岬方面のビューポイントのようです。 あいにくの曇りで渥美半島の海岸線は判別できません。 一行は、遠州灘の潮騒に思いをはせる余裕もなく先を急ぎました。



衣笠山頂
南国の香りのする渥美半島の緑木を楽しみながら、最後の急登をクリヤーすると 衣笠山の山頂です。このような赤茶けた花崗岩?の頂上に小さな祠があり、 田原神社奥宮が祀られていました。

衣笠の尾根展望
衣笠の尾根から北に三河湾が展望できました。眼下に姫島、その手前に工事中の広大な 干拓予定地です。この写真はさらにその右方の蔵王山です。 その山麓にはセメント会社の採掘現場?の痛々しい風景が目立ちました。

蔵王山の風力発電機
田原町は県内の強風エリアです。その蔵王山の頂上に大きな風力発電機が建設されていました。 上の写真の山頂の展望台のすぐ横に立っています。肉眼でも見えますが、望遠カメラでアップ してみると、風車は仕事をしていませんでした。最近は各地にこのような風車がみられるようになり ました。今世紀末には、クリーンエネルギー主体の給電国になることを願いつつ下山です。

馬酔木(アセビ)
一行は緑濃い渥美半島の森を充分に堪能しました。下山途中に山歩きで覚えた アセビの花が気になり記念のワンショットです。



山茶花(サザンカ)
サザンカの花がところどころに咲いていました。下山して庄司川沿いに三河田駅 を目指します。麓は一面の菜の花畑で、渥美半島はもう春の装いでした。




田原町は江戸時代の田原藩の学者”渡辺崋山”が誇りです。 下記のHPをご覧下さい。

《田原町博物館》

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