焼津市近郊
・・・満観峰470m&高草山501m・・・
Jan 8. 2002

コースデータ:花沢の里、登山口P9:38発⇒日本坂峠10:35着⇒満観峰頂上11:30着・昼食12:15発
⇒鞍掛峠12:42着⇒高草山登り口12:56着⇒小休止(駿河湾ビューポイント)13:12着
⇒高草山山頂13:37着⇒鞍掛峠14:40着⇒花沢の里、登山口P15:30着・15:40帰路

満観峰登頂記念
今日は2002年度やまびこ会の仕事始めです。一行は真新しい”エステマハイブリッド車” とクラウンで快晴の東名高速を一路焼津ICを目指します。 牧之原SAあたりから霊峰富士が全身で一行を歓迎します。 焼津ICを下り、R150新道の日本坂トンネルの手前を左折すると、まもなくして登山口の”花沢の里” です。今は、焼津市の観光スポット(ハイキング出発点)のようで立派な無料駐車場がありました。 この里は、万葉の小径とありますので、旧鎌倉街道沿い?と思われます。その小径を花沢川に沿って進むと長屋門造りの美しい家並み、水車小屋などがあり歴史探訪に来たかのようです。 その突き当りが”法華寺”です。その門前に”元禄の道標”があります。元禄は1688年からですので 江戸時代の街道筋です。そこを左に分け入ると往時の日本坂峠へ続きます。その道は人幅の江戸時代からの登山道で結構きつい坂道です。ここを登りきると”日本一の富士山”が視界いっぱいに迫ります。このコースは、多くのハイカーの為に道標は良く整備され迷うことはありませんでした。


山歩きマップ
我々は、@花沢の里駐車場を振り出しに、A日本坂峠、B満観峰、C鞍掛峠、D高草山 を巡り、@へ戻るルートにしました。



花沢の里
長屋門造りの並ぶ街道です。右が花沢川です。この街道を進み、江戸時代の日本坂峠へ、更に高草山の山峡へ分け入ります。



日本坂トンネルの排気口
これは日本坂峠近くから見下ろした南東方向の眺めです。 この山の中を手前から、東名高速・R150・JR新幹線・JR東海道線と4本のトンネルが並走し ています。中央の建物が東名高速の日本坂トンネル中央の排気口?のようでした。 先のトンネル火災時はここから多量の黒煙が出たと思われます。



富士大観
この写真は、日本坂峠を左折し、10分程登ったビューポイントからの眺めです。 往時、江戸を目指し,峠を上り詰めてこの景色を初めて観た先輩の感動が偲ばれます。 写真手前が静岡市街、右手が日本平・駿河湾です。

茶畑の登山道を行く
満観峰は、このような茶畑コースの終点でした。中央の杉の木があるところです。 途中、かなりの茶畑をやり過ごしましたが、高齢化と後継者難のためと思われる”茶林化現象”がところどころに見られました。苦労して育てたであろう茶畑があっけなく崩れ去る情景をみて 日本の行く末が心配でなりませんでした。

写真の上半分が 茶林化 したもので、人の背丈以上に延びている。一度こうなると 回復できないという?


満観峰頂上からの富士山
この峰に立っていると、ここから観る富士山の眺めに満足したので”満観峰”という名があると思われました。そこは360度の展望で左手には南アルプスの峰々も輝いています。



高草山
”満観峰”から西南西の方角に見る”高草山”です。そこへのアタックはここから一旦”鞍掛峠”へ下りて更に尾根を4つ程越える行程です。しかし、強風下でしたが天候も景色も良いためか 足取りも軽くアタックです。

駿河湾の眺め
写真の中央部を左へ進むルートが日本坂トンネルへの入り口です。その向こうが駿河湾です。 この日は強風でかなりの白波でしたが、写真には写りませんでした。

満観峰
鞍掛峠から見る”満観峰”です。頂上一帯の茶畑と一本杉の様子がよくわかります。。

高草山頂から焼津市街方面の眺め
”高草山”の山頂は、NTT高草山無線中継所でした。巨大なパラボラアンテナが聳えていました。 南西方向の眼下に焼津市街を二分する大河のように東名高速がうねって見えました。

帰路のお楽しみは、焼津IC近くの”さかなセンター”です。美味しい干物やトロの刺身をイメージ しつつ早速立ち寄ると、あいにくの”正月明の休み”でした。一同がっくりして帰路に付きました。




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