愛知県北設楽郡設楽町/段戸高原県立自然公園
段戸山1152.3m&岩岳1050m
Apr 22. 2003

←段戸山姿/岩岳山腹から望む
段戸山は、愛知県の屋根で、奥三河の好展望峰です。三河人にとっては馴染みの深い山です。

幼少時から気になっていた段戸山です。春爛漫の芽吹きの段戸エリアに胸弾ませてのトレッキングです。国道153号線の伊勢神トンネルをくぐりしばらく進むみ右手の段戸牧場の標識を右折します。牧場を抜け、駒ヶ原の集落を目差します。そこは、すでに標高923mの高原で、黒田川のせせらぎと牧場とランの苗木の避暑地でした。

その駒ヶ原登山口から、最初に段戸山に登り、林道経由で下り、東側へ3Kmの岩岳を楽しみました。



山歩きマップ & コースタイム
《段戸山:マップの点線を左回り》
・駒ヶ原登山口 8:33発
・鞍分 9:00休憩
・頂上9:24着・9:50発
・駒ヶ原山荘東250m
の林道分枝岩岳登山口 10:30着



←御嶽山/段戸山頂より
山頂までの標高差は、約230mで、50分ほどで到着しました。登路は杉林です。足下のショウジョウバカマの花を踏み潰さないように注意して登ります。

山頂は広場になっていてました。愛知県の屋根の眺望は素晴らしく、北に御嶽山、その右に乗鞍岳さらに南信濃の山々、その右手には南アルプス連峰が輝きます。


段戸山登頂記念→
この日は、快晴無風で爽やかな登山です。あっという間の登頂で、記念の横断幕を出すのも忘れて眺望を楽しみました。下山直前の記念写真です。


←林道岩岳分枝
段戸山頂から林道経由で下ると、駒ヶ原登山口の200〜300m手前に岩岳へ3Kmの標識です。 ここから、林道を進み岩岳を目差しました。



山歩きマップ & コースタイム

《岩岳:登山口の南側の林道を登り、高圧線側の点線を下る》

・登山口(林道分枝、山頂へ3Kmの標識) 10:30発
・登山道入り口(境界見出し杭) 11:22通過
・岩岳山頂 11:40昼食
・山頂 12:30発
・駒ヶ原山登山口 13:20着



←岩岳山頂の眺望
林道を東に進むと、植林したばかりの杉畑です。途中、段戸山の全容を楽しみながら林道終点まで上り詰めます。山頂へ後16分の標識があり、登山路を進むと、岩峰が出現しました。その岩を巻いた所が山頂です。両側は切り立っており、素晴らしい展望所です。そこは、やまびこ隊14名でほぼ満席となりました。

写真は、かって登った明神山・岩古谷山方面(東北東)の眺めです。中央のゴルフ場は、名倉カントリークラブです。

右手前は、アセビ(馬酔木)の花です。岩岳は頂上だけ岩で、あとはアセビの群生地でちょうど見頃でした。


岩岳登頂記念→
山頂は手狭で、このように寄り沿わないとカメラに納まりません。

←登頂記念のプレート
岩峰の立ち木に『南無阿彌陀仏』の願いが掛けられていました。

命終の時に望んで
・心転倒せず
・心錯乱せず
・心失念せず

これは、名古屋市名東区の先輩の願いです。我々もあと数年もすればこのような心境で 山頂を目差すのでしょうか?



アセビの群生→
岩岳の自然林帯は、このようなアセビの群生です。花をいっぱい付けたもの、付けないものとありましたが何れもかなりの背丈でした。



←奥三河の奥入瀬
このせせらぎは、駒ヶ原を流れる黒田川です。林道はこのせせらぎに沿って素晴らしいハイキングコースをかもしだしていました。この、奥三河の奥入瀬は避暑地として、紅葉ウォッチングとしてもお勧めと思います。

このあと、せせらぎは下流の黒田湖で貯水され、巨大な揚水発電所の水車を回し、100万KWの発電に利用されます。上矢作ダムへ落とされた黒田湖の水は、中部電力の夜間余剰電力でポンプを回し、再び黒田湖の水面を10mほど押し上げます。朝、多くの工場が稼動する頃に再び水車めがけて急降下します。このせせらぎが矢作川を下り、三河湾へ注ぐのは何時の日か?


山ツツジ→
駒ヶ原の椎茸小屋の隣に咲いていました。爽やかな山ツツジを眺めながら整理体操です。 日はまだ高く、帰路は、下流の黒田ダム湖を見学し、稲武の喫茶店に立ち寄り、全員無事に段戸山トレッキングを締めくくりました。


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