鹿児島県指宿町/宮崎県霧島連山
開聞岳922m/韓国岳1700m
Mar 13.14.15. 2003

開聞岳(かいもんだけ)・・・2003.3.14 曇りのち晴れ・・・
←薩摩富士
この山行記録は、日本百名山ツアー参加レポートです。やまびこ会有志5人は、躍進凄まじい”HANKYU登山隊”の初年兵として入隊しました。前日は、城山公園・知覧・長崎鼻観光です。そして、指宿温泉で”砂蒸しと焼酎のお湯割り”で盛りあがりました。
今朝は、昨夜からの雨も上がり、薩摩富士も顔を出しました。バスは、7:30にホテルを出発し、登山口の開聞公園を目指します。



山歩きマップ & コースデータ

《登り》 ・2合目登山口/160m: 8:18発
・4合目 /400m: 9:03通過
・7合目 /720m: 10:03通過
・8合目 /800m: 10:31通過
・山頂  /922m: 11:10着
《下り》
・山頂  /922m: 11:40発
・7合目 /720m: 12:34通過
・5合目 /460m: 13:01通過
・2合目登山口/160m: 13:44着
・全行程:3 X 2=6Km, 高低差:762m、
所要時間:2:52/登り、1:46/下り


←突撃準備
登山口一帯は公園で、駐車場・売店・トイレ完備です。公園の広場で突撃の準備です。 先輩の手際良い準備を参考に身支度して出発しました。

登山ガイド→
ガイドの王子田(おおしでん)さんの説明です。開聞岳は、数千年前の海中火山で隆起した山で、薩摩富士とも呼ばれ有名です。どうやら雨の心配もなさそうでOKという。皆んな、一安心です。 2合目では、登山の諸注意を受けて、よく整備された登山道に進入しました。


←開聞岳頂記念
HANKYU隊30名全員は無事に登頂です。この隊の平均年齢は私の推定では、66歳位で、私が最年少レベルと思われました。しかし、元ヤングレディーのパワーには圧倒されました。

ツアーガイド→
HANKYUのガイドはアルピニストの伊藤さんです。彼女は、昨年の秋に、屋久島登山ツアーのガイドとして26名引きつれて宮之浦岳登山と縄文杉トレッキングを2回行ったそうです。その時の平均年齢も66歳で全員完走したそうです。


←長崎鼻
山頂からの眺めです。眼下に開聞周辺の海岸線が延びています。快晴日は、南に、佐田岬、遥かに屋久島が見えるそうです。長崎鼻は鹿児島湾の入り口です。その沖合いを屋久島航路の高速艇 トッピーが白波を立てていました。
下山→
山頂付近はかなりの急勾配です。しかし、登山道はよく整備されています。地元の開聞小学校では、5年生で開聞登山を行っていました。急勾配の所はセンスのある木製の階段が設けられ子供や我々にも優しい山と思われました。

←開聞岳征服記念
HANKYU隊30名は、全員無事に下山することが出来ました。ガイドさんのお蔭です。 記念写真のあとは、公園の売店のテラスで、ホテル特製のおいしい弁当をいただきました。

その公園では、2日後に行われる”開聞岳山開き”のお祭りの準備が進められていました。

南国の開聞岳は、全山照葉樹林で青々していました。そして、早くも芽吹きが進んでいました。 周辺は菜の花が満開です。山麓の山ツツジや山サクラも咲いていました。


韓国岳(からくにだけ)&大浪池(外輪標高1.412m)・・・2003.3.15 雨のち曇り・・・
韓国岳登頂記念→
えびの高原の韓国岳登山口から韓国山頂を経て、大浪池東回りコースで大浪池登山口への縦走です。全行程は、約3.5時間の初級コースだそうです。

ご夫婦の登山ガイドは、雲行きを見ながら、今日は雨ですが、縦走可能と判断しました。 視界もほんの少しです。新兵にとっては始めての雨中行軍の体験です。

全員カッパのフードをかぶり行軍は始まりました。しかし、顔が分かりませんので、やまびこ隊の仲間もどこにいるのかサッパリ分かりません。キョロキョロ探しながら進みました。そんなこんなで、あっという間に我々は最後尾となり、最後の登頂となりました。雨中での貴重な記念写真です。

写真の後ろが絶壁で、その下がカルデラのようです。山頂はガスと強風で急激に気温が下がるのを実感しました。


←山歩きマップ & コースデータ

えびの高原Pから大浪池登山口Pまでの縦走

・韓国岳登山口/1240m: 8:00発
・3合目: 8:28通過
・6合目/1530m: 9:03通過
・8合目/1560m: 9:10通過
・山頂  /1700m: 9:15着
《下り》
・山頂  /1700m: 9:20発
・大浪池休憩所/1300m: 11:30着
・大浪池登山口/1040m: 12:03着

・全行程所要時間:4:03
・高低差:460m/登り、 660m/下り


←避難小屋1320m
韓国岳を下り、避難小屋で休憩です。
登りに比べ、下りは急峻でぬかるみ一部は登山ガイドの助けを必要としました。
大浪池登山→
大浪池は、霧島連山で最大の火山湖です。外輪の標高は1.412mで湖面までは溶岩の絶壁のようです。登山道周辺のその僅かな地表にはミツバツツジと笹が生息していました。


←マンサクの花
大浪池の北側でマンサク群落です。
見頃は2月下旬から3月中旬。

大浪池休憩所1.300m→
ここまできて始めて湖面を確認出来ました。雨も上がり時々周囲の山々が顔を出しました。


←大浪池休憩所1.300m
HANKYU登山隊の雨中行軍も無事に終わりそうです。ここで一息入れて、あと30分で下山です。

大浪池登山口1.040m→
県道1号線のえびの高原道路に出ました。バス路線も、今回のツアーで3日間お世話になった”林田バス”でした。

全員無事に、日本百名山の霧島連峰の最高峰と大浪池外輪を雨中縦走出来ました。 これは、貴重な体験です。山頂での巨大な火口湖や火山地帯の風景はかないませんでしたが、午後になり雨も上がり、高千穂の峰も望むことが出来ました。お世話になった皆さんに感謝です。


←霧島神宮
登山後は、関平温泉、夢見ヶ丘(昼食)経由で霧島神宮を参拝しました。

西郷どん→
最後に、鹿児島空港前の郷土の英雄”西郷どん”の銅像を拝見し、予定通りの帰豊でした。 充実の遠征登山旅行であったと思います。



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