←笠置山展望台より御嶽山を望む
笠置山は恵那市の北方、木曽川右岸に富士山のように裾野を引いて秀麗な姿を見せる独立峰です。
往時より、この地を行きかう旅人も、山行の度に中央道を通う我々もその山姿に見とれ、登ってみたくなる山のようです。
当日は、師走に入ったのですが、快晴無風の小春日和です。一行は、姫栗ふれあい広場(=切山P登山口)から、
往復6.8Km(沿面距離)のハイキングを楽しみました。
それでは、晩秋の笠置山散策をご覧下さい。
山歩きマップ & タイム
@切山登山口P 9:03発
A笠置林道出会 9:52着
Bヒトツバタゴ自生地
10:10着・休憩・10:20発
C栗姫林道出会 10:46着
D笠置山頂 11:20着
E物見岩 12:10着(昼食)
13:03発下山
F栗姫林道出会 13:25着
Gヒトツバタゴ自生地 13:45着
H笠置林道出会 14:05着
I切山登山口P 14:45着
・所要時間:5時間42分
・下記の登山路の地形断面図は、
『カシミール3D』に、当日の行程を入力し 作成しました。↓
←切山登山口
切山地区の姫栗ふれあい広場Pに8:50頃到着しました。到着時は、朝霧が立ち込めて山頂を確認できません。
ここから、林道をしばらく進み登山路へ入ります。
登山路→
地元のライオンズクラブが丸太で整備した真新しい階段が続きます。
丸太は、腐らないように、樹脂製の中空の成形棒でした。周辺は間伐を待ち望む杉林です。
ヒトツバタゴ自生地・休憩
50分程登ると、国指定天然記念物のヒトツバタゴの大木(岐阜県で最も太い)です。
ヒトツバタゴ
一葉タゴ、タゴとはトネリコの別名で、この地方では、ナンジャモンジャとも呼ばれる。
6月頃雪を冠したように枝の先端に白色の小花を多数付けるモクセイ科の落葉高木。
←ペトログラフ盃状穴
写真では分かりにくいですが、石の表面にお椀くらいの凹状が幾つも確認出来ました。
この様なものを、”ペトログラフ盃状穴”というそうです。
ペトログラフ/Petorograph(=Petroglyph)とは:
原始人の作った岩石彫刻。絵文字・動物の彫り物など、盃状穴も彼らの作品です。
世界規模でのペトログラフ学会もあり、
各地の情報から古代の謎を解き明かそうとしています。
ヒカリゴケ→
山頂近くの岩陰に生息している白っぽいコケでした。
蛍光色を帯びているので場合により光るように見えるのでしょうか?
笠置山のヒカリゴケ(光苔)
←登頂記念
11:20全員無事に登頂です。
物見岩→
今年の5月に登った”恵那山”をバックに昼食後の一時です。
←物見岩
山頂のお宮から望郷の森方向へ稜線を10分ほど下ると物見岩です。
ハシゴを登ると巨岩その物が展望特等席です。恵那山はじめ木曽の山々を一望できました。
恵那峡ランド→
眼下には、中津川、恵那市街、木曽川の大井ダム、恵那峡ランドです。
←笠置山を仰ぐ
小春日和の中、一行は、14:45、無事に登山口に下山です。
全員、特に疲れた様子も無く、やまびこ会にぴったりの山歩きと思われました。
振り返ると、さっきまでいた笠置の峰が一行の無事を見届けるように見下ろしていました。
****《2003年度 山行プラン&記録 へ戻る》****
|