三重県三重郡菰野町/鈴鹿山脈
御在所山1212m&国見岳1165m
May 27. 2003

←シロヤシオ
今回の山歩きは雨乞岳の予定でしたが、5月23日の新聞情報によると、 御在所山のシロヤシオが見頃という。そこで、急遽、御在所山・国見岳縦走に変更し 、雨上がりの武平峠からシロヤシオの咲き乱れる峠道経由で楽しむことにしました。

この写真は、やまびこ会の塚崎さん提供です。



山歩きマップ & コースタイム

・登山口(武平峠トンネル手前) 9:10出発(813m)
・ビューポイント 9:43
・6合目 9:59
・8合目 10:07
・八大龍王神社・長者池 10:25
・御在所山頂上 10:40着・休憩・11:00発
・レストランアゼリア 11:05着(昼食)・11:40発
・石門 12:45
・国見岳山頂 12:47着・13:00発、裏道で下山
・国見峠 13:18着・13:25発
・7合目 13:35
・6合目 13:55
・藤内壁出会 14:20
・藤内小屋 15:00着・休憩・15:08発
・日向小屋 15:26
・登山口(蒼滝大橋) 15:40着


←御在所山登頂記念

再々の登頂ですが、今回もガスの中でした。


愛子さまのお印→

近年、シロヤシオは、内親王敬宮愛子さまのお印に選ばれたことで、 この時期の御在所山は多くの登山者と観光客が訪れます。

ここのシロヤシオは、ツツジ科ですが、かなり大ぶりです。
標識によると、開花は、5月中・下旬です。
写真でお分かりのように、その幹は赤褐色でつやがあります。 5月6日の登山で眺めたアカヤシオの幹は、ねずみ色に白の斑点がありました。 赤と白では3週間ほど開花の時期が異なる様です。


←シロヤシオ街道を行く
山頂一帯から国見岳に掛けてのシロヤシオウオッチングを楽しみました。

時期としては、散り初も進み、白い花びらが登山道を染めていました。
しかし、雨上がりの新緑に、清楚な白が美味く溶け合い、やまびこ会を和ませるには充分でした。


石門にて→
御在所山から国見岳にかけては、花崗岩が風化した砂礫(ザラ砂)地層でした。 それが雨で流れて、このような岩石が居残ったようです。
ここをくぐるとすぐに国見岳山頂です。



←イワカガミ

石門をくぐるとイワカガミの群生地です。 その名のように、岩場に自生し、葉に鏡のような光沢がある。

《イワカガミ》
・科名 イワウメ科の宿根草
・花期 4月〜5月
・自生地 高山の岩場や樹下



国見岳登頂記念→

国見の山頂は岩場で狭く、やまびこ会で満席となりました。

私が、この山に初登頂したのは3年前でした。その時は残雪も多く、 雨でぬかるんで寒く大変に難儀な山でした。
しかし、今回は、”芽に青葉、山鶯に、シロヤシオ”気分で、あっという間の登頂です。 登山の難易は、時期(天候)と登山路で大きく異なることを体験できました。



シャクナゲ(石楠花)

藤内小屋付近で、遅咲きの一輪です。


御在所山への尾根?→

新緑の裏道を楽しみながら下りました。ガスも流れて御在所の尾根が顔を出しました。


←ヤマツツジ
日向小屋での休憩に花を添えます。小屋の下に、かなり大ぶりな見事なヤマツツジです。 その一枝にピントを合わせました。



国見沢(仮名)の流れ
この沢の名前は、ガイドマップには見当たりません。 国見峠からのしずくが集まって日向小屋の下では、このような立派な流れになりました。 この流れは、鈴鹿スカイラインをくぐり、下流の蒼滝に注がれます。

一行は、この流れと共に、蒼滝大橋登山口へ無事下山しました。

雨上がりの入山でしたが、その後は降られることもなく、砂礫層の地表は滑ることもなく、鮮やかな新緑とシロヤシオを満喫しました。下山後は、湯ノ山温泉が待っていました。



****《2003年度 山行プラン&記録 へ戻る》****