長野県下伊那郡阿智村
網掛山・1133m
April 20. 2004

網掛山/昼神温泉より

網掛山は、昼神温泉の西側にどっしりと構えていました。
そのルートは、昼神温泉から、阿智川を渡り、古の東山道のロマンを求めて、 下平、中平の里道を抜け、網掛峠を目指します。
道中は、花桃、右近桜、庭先のレンギョウやチューリップが咲き誇っています。 東山道の路傍には、石碑や石仏がたたずみ、 歴史の息吹を肌で感じながらの楽しいハイキングとなりました。
一行は、初夏のような日差しの中で、いい汗を流しながら、標高差550mの登山を満喫し、 帰路は、南信濃の桃源郷、園原の月川温泉も楽しみました。

注記:手前は、阿智川です。普段は清澄ですが、昨夜の大雨で濁っていました。


マップ&コースタイム
《登り》
@登山口/昼神温泉P 9:30発
A東山道石碑 10:10着
B林道終点 ?着
C網掛峠 10:50着・11:00発
D網掛山頂 11:20着・昼食

《下り》
E網掛山 12:30発
F網掛峠 12:40着
G林道終点 13:15着
H東山道石碑 13:35着
I登山口/昼神温泉P 14:10着

・所要時間:約4時間40分/約9Km


←右近桜
中平のご婦人が、里自慢の”右近桜”を紹介します。 淡い黄色のような青いようなミルクのようなふくよかな花びらでした。

中平集会所風景→
まことに長閑な風景です。このあたりは、1893英国のウエストンが、恵那山登山の帰りに、 南アルプスを眺望し、その素晴らしさを自著『日本アルプス-登山と探検』に記したという。 私は、当時、彼らは、東山道を神坂峠から網掛峠を越え、この地たどり着いたと思いました。


←古代東山道祭祀遺跡碑
この碑は、地域の人々の協力で、S54年4月に建立された。
この地に立つと古の旅人の姿が偲ばれます。



同上風景→


網掛峠展望

峠には、あずまやがありました。そこからの展望です。右奥が、富士見台高原です。 恵那山は、この写真の更に左側で、ここからはよく見えません。




古代東山道ルート図
東山道は、近江の国を起点に、出羽、陸奥の国に至る全長約1000Kmの官道です。 現代の、JHに匹敵することになります。

当時のルートをご覧下さい。

東山道とは




展望台

網掛山頂は展望が望めません。
すると、200m西側に展望台があるという標識です。 一行は、喜び勇んで歩を進めると、ご覧の展望台がありました。 よく見てください、右の端のハシゴがその展望台です。ここからは、恵那山の残雪が確認できました。




登頂記念

恒例の記念写真もこの通りすっきり収まりました。



薫風の山頂にて

初夏のような日差しの中で、昼食後の一時をたっぷりとくつろぎました。

そして、下山時は、蕨や、土筆を沢山つまみ、お土産もでき、ニコニコのハイキングとなりました。




園原の月川(つきかわ)温泉郷

園原は、ヘブンスそのはら、富士見台高原ロープウェイと共に、 桃と清流の里の”月川温泉郷”が有名です。
一行は、桃源郷の真ん中の”月川(げっせん)”の湯でくつろぎ帰路につきました。



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