岐阜県大野郡宮村・飛騨山地
位山・1529m
June 15. 2004

位山山頂より白山を望む

位山といえば、位山スキー場が思い出されます。現在はモンデウススキー場です。

そこは、予想に反して、古代から宮村の人々が霊山として崇めて来た山で、現在も自然環境が保たれて、信仰され、登る人も多いという。しかし、どんな山姿か、スキー場からは確認できません。 コースマップを見ると、その登路は、リフト終点までが1/3で、かなりの奥山のようです。

一行は、真夏のような陽射しを浴びながら、ゲレンデを登り詰めます。 滴る汗を拭きながら、飛騨の山並みと御嶽山を眺め、樹林帯を進み、往復8.2Kmのハイキングを楽しみました。

写真は、 山頂より少し手前の、『白山展望所』から西北西遥か(37Km)に白く輝く白山の眺めです。


マップ&コースタイム

・・・モンデウススキー場P到着 9:10
 移動所要時間:3時間10分・・・
《登り》
@ゲレンデ北端登山口 9:32発
Aリフト終点 10:14
B位山山頂 11:55着・昼食
《下り》
C位山山頂 12:55発
Dリフト終点P 14:40着
Eモンデウススキー場P到着 15:06着

・所要時間:5時間34分/約8.4Km



←モンデウススキー場P
初夏のゲレンデに到着です。爽やかな高原(海抜900m)の風が迎えしてくれました。

登山口→
ゲレンデの北端(右端)に、ご覧の標識『位山遊歩道』と入山ポストです。


←サラサウツギ
ウツギは白い花とばかり思っていましたら、赤い花びらもウツギと教えられました。

ミズナラの大木→
天然林の木陰の中を少し進むとミズナラの大木です。
更に、ヒメコマツの原生林・サラサドウダンの群生地をへて山頂に至ります。 サラサドウダンは、6月中旬開花とガイドブックにありますが、 何故か、その気配はありませんでした。


登頂記念
山頂は、ご覧の通り樹木に覆われていますが、少し手前に、見晴らしの良いベンチ付きの展望エリア(白山展望所)がありました。




←白山展望所
快晴下、肉眼では残雪の白山がかなり鮮明に確認できました。

天の泉→
山頂から少し(250m)下ったところに『天の泉』です。 大きなひしゃくでしっかりのどを潤しました。



←天の岩戸
位山の登路には、このように石に名前を付けた標識がところどころに有り、道標の役割を果たしていました。麓は宮村であり、目立つ石は崇拝の対象になっていました。

ゲレンデ北東風景→
宮村の集落の遥か上空に県自慢の笠ヶ岳2897m、その右が槍ヶ岳、穂高連峰です。



←初夏のゲレンデ
夏場は牛の放牧場です。一行は、御嶽山・笠ヶ岳などのを眺め、 おいしいワラビを採りながらゲレンデ下りでハイキングを締めくくりました。

キバナノオダマキ→
ゲレンデ隅に見つけました。この花もいろんな色があるようです。






乗鞍岳(左)と御嶽山(右)・合成パノラマ写真
クワッドリフト終点のゲレンデ上部からの東方の眺めで、中央の集落は、久々野町です。 帰宅後、TVのニュースは、御嶽山の夏山開きを告げていました。

帰路は、荘川IC直下の、ひだ荘川温泉『桜香の湯』で汗と疲れを流しヘルシーライフを締めくくりました。ご苦労さんでした。



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