静岡市・身延山地
真富士山・1401m
Mar 16. 2004

真富士山/黒部沢の林道より

真富士山は、身延山地ですが、駿河の山です。 山名から、富士山展望の第一級の山のようです。そこは、ご覧のように急峻で、 やまびこ会の全員が楽しめる山域です。

一行22名は、専属のマイクロバスで、R29号から平野を右折し、 黒部沢の林道を登り詰め、”上の登山口”より、ヲイ平経由の左回りで 第1真富士山(写真右)と第2真富士山(写真左)をアタックしました。


マップ&コースタイム

《登り》
@上の登山口 9:40発/761m
Aヲイ平(25番観音) 10:35着/1077m
B真富士神社 11:24着
C第1真富士山頂 11:400着・昼食・
12:20発/1341m
D真富士峠 12:35着/1261m
E第2真富士山頂 13:10着
・13:25発/1401m

《下り》
F真富士峠 14:05着
Gヲイ平(25番観音) 14:27着・14:34発
H上の登山口 15:25着

・所要時間:約5時間45分


←上の登山口/761m
上の登山口へは、R29号の平野地区から、約5km黒部沢の林道をマイクロバスで分け入ります。


ヲイ平/1077m→
ここは、第1真富士山と真富士峠への分岐点で、25番観音と水場のある休憩ポイントです。


←32番観音
真富士山への登山者は、平野の集落から、要所毎に、観音さんと短歌で癒されます。
『天地の 果てなき恵み 有難や 真富士山頂 観音と座す』

第1真富士山記念→
山頂の天井は晴天ですが、何故か富士山が見えません。
そこで、合成写真のリクエストもあり、初めてトライしました。 後で、カシミール3Dの、コンピューターグラヒィックで山頂から東北のパノラマを再現したら、 富士山は、これほど大きくはありませんでした。


第2真富士山記念

山頂からは、富士山が二度楽しめるというふれこみですが、ここも春霞が邪魔をしていました。
少しがっかりですが、この写真の迫力から、結構充実していると思われます。




第2真富士山頂からの展望
このコンピューターグラヒィックは、第2真富士山頂1401mから、 北東を展望したものです。このソフトは、”カシミール3D”というもので、 ヒマラヤに登って360度眺めることも出来ますよ。

中央が富士山、左のこんもりした山が、毛無山です。



第2真富士の尾根

さっき登った第2真富士の尾根を眺めながら下山、真富士峠を目指しました。



急峻な稜線

真富士峠から第2真富士山へは、このような狭い鞍部を急降下したり登ったりします。 フィックスロープもありますが、三点支持を確保し慎重に進みました。




燕岩/1290m

さっき登った第1真富士山は、あの燕岩(右の岩山)の左に少し覗いていますよ。 分かりますか?第2真富士山はこの写真の左の更に左です。




自慢の風景

これは、R29号沿いの平野の土産屋に展示してあったパネルです。 里の梅林からの眺めのようです。
右が第1真富士、左が第2真富士と、お店のご婦人が自慢します。




ミツマタ

安部川沿いの平野地区は春たけなわです。ミツマタや梅、桜が咲き誇っています。 川沿いの柳も芽吹きが始まっていました。駿河の山里は、 山の雪解けとともに春を告げていました。

今回の登山は、6km程度のやや健脚向きのコースです。 しかし、全員でガイドブックのコースタイムを下回る健脚ぶりを発揮しました。 やまびこ会は年々若返っているように思われます。 この調子で、無事故で、楽しい山歩きが出来る幸せを感謝しながら、帰路につきました。

真富士の記念に,観音句碑の短歌をお届けします。登山の思い出にどうぞ!

『里人の 安らかなれと 野仏は 苔に埋もれ 雨に濡れつつ』





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