長野県木曽郡南木曽町・木曽山脈
南木曽岳・1677m
Sep 14. 2004



山頂より恵那山を望む
『南木曽岳は木曽三岳の一つとして、古くは山岳修験場となっており、そそり立つ岩峰は厳しいが登山道は南木曽営林署によって木段・桟道・梯子・くさりなどで整備されているが注意して登山する』と南木曾町HPのガイドマップの冒頭に記されています。

一行8人は、午後には晴れるという天気予報を信じて、ガスのしずくの中を入山しました。 南木曽の登山ルートは、下山道分岐点から、左に進入し、山頂エリアを半周し右回りで下山するようになっていました。その訳は、随所に木段があり上り下りの渋滞を防ぎ安全確保の配慮です。 南木曽岳は、営林署のこのような配慮のお陰で、登山が可能でした。 登頂時の山頂はガスの中でしたが、避難小屋で昼食を済ませる頃には期待の青空が出始めました。その山頂風景をご覧ください。

写真は、
山頂エリアでの”雲よ空よ山よ”の風景です。南方に、南沢山越しの恵那山です。



マップ&コースタイム(マップはクリックすると見易くなります)

@南木曽山麓自然探索園P(登山口 ) 8:40発
A下山道分岐 9:10着
B金時の洞窟 9:15
C喉の滝展望台 9:35着
D下の鎖場 10:22着
Eカブト岩 10:53着
F三角点・山頂 11:10着(記念写真)
G山頂避難小屋 11:35着(昼食)・見晴台(北)13:00発
H摩利支天大神 13:20発
I下山道分岐 14:47着
J男滝、女滝経由 登山口 15:58着

・総所要時間:
6時間58分/往復6.2Km



←南木曽岳登山口標識
登山口は、南木曽山麓蘭(あららぎ)キャンプ場から、1.2Km奥の南木曽自然観察園です。 そこから、700mほど観察路を進み、この標識を確認し入山しました。 ここから、山頂の三角点まで2.2Kmです。

山腹は国有林で、翌檜(あすなろ)や、こうやまきの大木が生い茂る登山道を暫く進みます。



新設の木道→
胸突き八丁の鎖場(かなり険しい岩場)は雨で滑ります。心配していましたが、その右側の岩場を迂回する木道が開拓されていました。安全第一で、全員木道ルートで登りました。


←登頂(三角点)
南木曽岳上部は険しい岩山(カブト岩)です。 そこには、木製の梯子が整備されていたお陰で、この三角点まで到達できました。 地元の営林署関係者に感謝です。




見晴台→
南木曽岳の山頂エリアは、高原状の広がりがあります。 その窪みの避難小屋で、ゆっくり昼食を済ませると空も明るくなり始めました。 三々五々見晴台に集まり、のんびりと雨上がりの南アルプスを眺めました。



←山頂風景
見晴台からの木曽駒岳方面の眺めです。 ”雲よ空よ山よ”の織りなす芸術の素晴らしさです。




山頂風景・秋色→
高原状の山頂エリアを右方向に半周しながら景色を眺めます。 南木曽岳の肩部はこのような岩場で、山頂までのルートの険しさが分かりました。 そこは、多くの梯子ですが、かなり垂直な上り下りです。


←山頂風景・枯木美
山頂エリアにはこのような枯れ木が目立ちました。しかし、風雪に耐えた彼らの有終の美に感激しました。我々もあやからないと。




山頂風景・避難小屋→
山頂は、笹の原とカブト岩です。避難小屋の赤い屋根が映えていました。


←リンドウ




アケボノソウ→




←滝巡り
急な下りをなんとかやり過ごし、下山道分岐までが結構長く感じられました。そこからはハイキングコースで、駐車場(登山口)近くの自然観察園内の男滝と女滝を巡り、休憩し無事に下山しました。




南木曽岳遠望→
国道256清内路沿いの『南木曽温泉・木曽路館』で疲れをほぐし、19号経由で帰路につきました。
この写真は、清内路終点から、19号への左折進入時に車中から見た一瞬の南木曽岳の眺めです。間違いないと思うのですが、どなたかチェックをお願いします。
雨上がりの南木曽岳をなんとか無事に全員で征服できました。意外と登り甲斐のある山でした。 メンバーからは、”これは良い山だ、年一回は全員で登らないと”という意見が出ていました。 皆さん、如何でしょうか?


『南木曽町の公式サイト』にもお立ち寄り下さい。

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