豊田市松平町・坂上町
六所山611m・ 炮烙山683.5m
Feb 3. 2004

六所山姿/炮烙山展望台より

今回は、松平郷の里山ハイキングです。
豊田市発行のガイドブック”観光自然歩道・・・松平の歴史と自然を求めて・・・”の丑の径(うしのみち)コースを足がかりに、 松平東照宮Pを基点に、六所山、炮烙山(ほうろくさん)の往復です。
ここ松平地区には、豊かな自然と松平氏発祥の地として史跡や文化財が随所にあり、 里山ハイキングにお勧めのコースです。
豊田市には、最近、健康増進課が新設されたそうです。 このようなコースを、市民が自分の足で歩くことが一番と思われます。
一行22人は、健康増進課と共に、健康増進に役立つことを願いながら、 豊田市と下山村の地境の往復約12Kmをさまよいながら楽しみました。


マップ&コースタイム

@松平東照宮P 09:17発
A六所山頂 10:43着・10:50発
B野外センター 11:15着・
C若人の森・いこいの広場 12:00着
D炮烙山頂 12:20着・昼食・13:05発
Eうさぎコース経由六所神社奥社 14:00着
F松平東照宮P 15:08着

・所要時間:約5時間51分


登山口?

登山口は丑の径コースの入り口です。 松平園地を元気よく出発しましたが、今日は、先導役のNさんが急遽用事で不参加です。 丑の径の入り口を求めて、25分程園地周辺を彷徨し、 ウオーミングアップしてから、丑の径の入り口?になんとかたどり着きました。


六所山登頂記念

六所山までの往路はコースが定まらず、林道をうろうろしながらなんとかたどり着きました。

山頂の展望台は工事中で、進入禁止です。記念写真をとり、早速、炮烙山を目指しました。


若人の森・いこいの広場(炮烙山キャンプ場)

山頂まであと20分の所のキャンプ場です。
豊田市が設置した案内版は、下記のように市民に伝えていました。

・・・炮烙山、21世紀の城・・・
炮烙山は市内で最も高い山で標高683mです。山頂には、1985年の国際青年年を記念して ”『いし』で永久に朽ちろことのない城を造ろう”を合言葉に、青年が立ち上がり、 市内外そして海外からも貴重な『いし』を持ち運び21世紀の城がその年の11月に完成しました。 城は、中央に市花ひまわりをデザインした高さ9.1mの展望台があり、 周囲を高さ1m、長さ90mの石の城壁が囲んでいます。

豊田市


山頂の展望台

展望台からは、目前にさっき登った六所山です。 その右方向(西方)には、豊田市街が広がります。

北方は、人工林が成長し、展望は開けません。



炮烙山登頂記念




日本カモシカ

復路は、県道出会いの野外センター入り口を左折し、うさぎコースで六所神社奥社経由です。
そこををやり過ごし、六所の前山(松平側)の登山路を下山中になんと”日本カモシカ”に出会いました。 彼は、大勢の楽しそうなハイカーを30m程の先の杉林の中でじっと眺めて一人寂しげでした。
そこは、松平郷近くの里山です。




この穴は何か?

昨年の12月に恵那の笠置山で、ペトログラフ(原始人の作った岩石彫刻)を知りました。 その一種かと思われますが、そんなに古くもなさそうです。
その穴形状と配列から、この石を半分切り出す目的であけたと思われます。

私は、エジプト旅行で、BC2000頃に行われた、神殿用のオベリクス(石柱)の巨大石割り場を訪問しました。 その方法は、このようなテーパー状の穴を、20cm間隔で一列にあけ、そこに木製の楔(くさび)を 打ち込み、水を滲みらせて、その膨張力を利用して、巨大オベリクスを切り出したという。
私は、松平郷の先輩の技術力は、エジプト文明と互角のように思いました。皆さんはどう思いますか?




松平親氏像

松平郷園地に来たら、先ず親氏さんに挨拶しなければなりません。 しかし、今日のハイキングは、その前を素通りして先を急ぎました。
松平郷お勧めの”丑の径”はこの奥から通じていました。




松平東照宮

来る2月8日、松平郷の”裸まつり、天下祭”は、この松平東照宮で行われます。
お暇な方は、一度は出かけて見ると良いかと思います。その時は、駐車場は会場になりますので、 遠くのPからシャトルバスになります。

今日のやまびこ会は、近場の里山を堪能し、再認識した充実のハイキングとなりました。 15:20現地解散で帰路につきました。





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