岐阜県飛騨市古川町・飛騨高地
猪臥山・1519m
June 21. 2005


猪臥山風景


猪臥(いぶし)山は、飛騨高地の古川町と清見村の境界に位置します。 そこへは、林道で小鳥(おどり)峠まで車が入りますので、シニアー登山の半日コースです。 梅雨の晴れ間の真夏日になりましたが、21名のやまびこ隊員が山頂を目指しました。 登路の80%は、林道の砂利道の延長です。頂上付近のふたコブ部分が登山路でした。

一行は、林道脇の草花と飛騨の風景を楽しみながらひたすら汗を流し、 下山時は、林道脇の山吹狩りとなりました。 午後は、日本の自然100選の『宇津江四十八滝』にも挑戦しました。

滝登りの後は、四十八滝温泉しぶきの湯”遊湯館”で、疲れを癒し、 馴染みになった東海北陸自動車道と東海環状自動車道(MAG道路)で帰途に着きました。

写真説明、 帰路、道の駅”飛騨古川いぶし”の駐車場から奥中央の猪臥山を望む風景です。 その”ふたこぶラクダ”の背の部分が山頂です。 左のコブを超え、右側のコブが1519mの山頂でした。

道の駅には、猪臥山頂直下を縦断する4.5Kmのトンネル工事の断面図が掲示されていました。 この工事は、”ふるさと林道緊急整備事業(畦畑から彦谷線)”で、かなり進行している模様です。

行きと帰りにお世話になった、 です。


マップ&コースタイム(マップはクリックすると見易くなります)

@登山口(小鳥峠車止め) 9:00発/標高約1119m
A山頂 10:25着 ・昼食・11:25発
B登山口(小鳥峠車止め)12:20着

・総所要時間:
3時間20分/約6Km/標高差400m(昼食・休憩含む)




←登山口(小鳥峠車止め)
ここが、小鳥峠で、この先は通行止めです。周辺は牧草地でした。 ここから、当分、林道を進みます。

ベニバナイチヤク草→
最初に目に映ったのがこの花でした。
この草は、 山地〜高山の樹林の中や、草地に生える常緑の多年草で、 群生して生えていることが多いそうです。


最初のコブ
林道から、山道に入り、山頂を目指します。見晴らしよい高原を登り、鳥居のある広場(トイレ) を通過し、少し登ると、ご覧の祠です。

二つめのコブ→
一旦下り、二つめのコブが山頂でした。



←登頂
お疲れさんでした。

登頂記念→
三角点を入れて、恒例の記念写真を撮り、周辺の山並みを眺めます。



←山頂の標識
ここから、西方に残雪の”白山”が確認できました。山頂一帯は、ナナカマドの群生地。

木陰を求めて→
昼食は、木陰を求めて、最初のコブで済ませました。



←スズランの花
昼食時、足元に咲いていたスズラン(多年草 ユリ科)です。

ホウバの花→
山頂に名残の一輪です。



←ウツギの花
初夏の飛騨高地は、ウツギの花が主役のようです。

クリン草→
小鳥峠へ至る林道入り口の”畦畑集落の”池田花園”です。 クリン草が、見事に咲き誇っていました。



←クリン草
クリン草のアップです。この花は、一段の枝分かれに9個咲くので、クリン草というそうです。

宇津江の四十八滝→
猪臥山の近くの、名瀑です。 そこは、入り口が海抜800mで、最上段の滝までの標高差は、400mです。
滝と渓谷の状況は、 四十八滝案内図をご覧下さい。


←ツルアジサイ

宇津江の四十八滝の渓谷で、まだ小さなつるですが、 大きな木に巻きついて空を目指していました。 何年で、テッペンまで到達するか?確かめたいですね。

かくて、真夏日の登山と、滝登りは無事に終了しました。皆さんアッパレでした。



****《2005年度 山行プラン&記録 へ戻る》****