長野県飯田市・木曽山脈
風越山・1535m
May 17. 2005


風越山風景


風越山は、飯田市街の西方に聳える端正な山並みです。信仰登山の歴史も古いようで、 現在も、小学生の集団登山や風越マラソンなどに受け継がれているそうです。
その山を、やまびこ会は、健脚プランと定め、16人の健脚者が久々の長丁場に挑戦しました。 その状況をご覧下さい。

写真説明、 帰路、飯田市街の民家の裏の畑から眺めた山姿です。 右の膨らみが”虚空蔵山(ごくぞうさん)です。ここをやり過ごしピークを目指しました。


マップ&コースタイム(マップはクリックすると見易くなります)

@登山口(風越山麓公園) 8:20発/標高622m
A石灯篭 8:47着・休憩
B虚空蔵山(展望所)9:40着・休憩/標高1.130m
C白山社奥宮 10:55着
D風越山頂 11:15着・昼食・12:04発/標高1535m

E白山社奥宮 12:20着
F石灯篭 13:52着
G登山口(風越山麓公園)14:18着

・総所要時間:
5時間58分/約8Km/標高差913m(昼食・休憩含む)




←登山口P
風越山麓公園P(現在は、かざこし子どもの森公園)から見た虚空蔵山です。 ここから、ゴルフ練習場の右側を通り、1130mの虚空蔵山を経て約4Km奥の風越山を目指します。

石灯篭→
最初の休憩地点です。このような参道がかなり続きます。


虚空蔵山(展望所)

この展望所からは、眼下に飯田市街を、遥かに南アルプスの北岳や赤石岳を眺めます。





←素彫りの石段

尾根の花崗岩を手彫りで彫り込んだ頭の下がる石段です。

役行者石像?→

さらに進むと、役行者が、石斧を担いだ弟子を従えた石像です。



←白山神社奥宮

白山神社は、重要文化財です。開山は、718年(養老2年)で ”泰澄”とされていました。到着すると、平成の大改修の真っ最中でした。
境内の巨木を切り倒し、ヘリポートを造り、数人の方が小屋どまりで取り組んでいました。 社をジャッキアップし基礎から手を入れる、山奥の難儀な仕事です。ご苦労さん。

最後の難所→
ここを登らなければ山頂へは到達できません。風越マラソンにエントリーするには、 ここを一気に駆け抜ける勇気も必要ですよ。



登頂記念→
山頂までの所要時間は、標準タイムを5分オーバーの2時間55分でした。 シニアーとしてはアッパレと思いました。しかし、カメラマンには厳しいですよ。

←山頂のブナ
山頂は、ブナの若葉が輝いていました。 展望は望めませんが、爽やかな風が越していきます。弁当を食べる、 やまびこ隊に山桜の花びらが降り注ぎます。

『ふき乱る かざこしやまの 桜花 やまびこ隊の つかれをいやす』
山頂の思い出にどうぞ!


←延命水

登路の中程に、水場です。早速順番に延命に挑戦しました。

飯田市街→
下山での虚空蔵山と延命水分岐地点からの眺めです。




思い出の花
ツツジとイワウチワの花です。




米田さん
やまびこ会の活動は、専属ドライバーの米田さんに、これまで50回程お世話になりまた。 しかし、米田さんは、日本海軍に志願し、しごきに耐えた大先輩です。 残念ながら、今回が最後です。そこで、これまでの山路安全運転のお礼と今後の活躍を願って、 やまびこ会からささやかなお礼と記念のCD(やまびこ会HPと米田さん写真集)を送りました。
『米田先輩お元気で』

『ふき乱る かざこしやまの 桜花 ふもとの雲に 色やまかはむ』
後鳥羽院が隠岐島へ流される前に風越山で詠んだ歌です。風越山の思い出にどうぞ! 皆さんお疲れさんでした。


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