鞍掛山と四谷千枚田
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鞍掛山は、四谷千枚田の水がめで、村人の命山です。
そこは、地元連谷(れんこく)小学校の校歌で歌われる自慢の山です。
近年は、奥三河八名山の一座として、多くの登山者に親しまれています。
一行は、紅葉も見頃の小春日和の中、鞍掛山麓を右回りで一周しました。
そのコースは、四谷千枚田最奥の大代(ビューポイント・P)から入山し、
883mの山頂・888m最高点・びっくり峠・幾つも急峻な鞍越えを楽しみながら
32号線の仏坂峠登山口を目指しました。
一行の足取りと2005奥三河紅葉最前線をご覧ください。
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写真説明、
朝日を浴びる鞍掛山と四谷千枚田の眺めです。千枚田入り口のビューポイントから8:25撮影。
注:千枚田は、2005.10.1から鳳来町が新城市に編入。鞍掛山頂は、北設楽郡設楽町。
マップ&コースタイム
(クリックすると見易くなります)
《登り》
@大代登山口(千枚田最奥のビューポイントP)8:52発
Aかしやげ峠 10:06
B展望所 10:10
C山頂883m 10:33
D888m最高点 11:55・昼食・12:00発
Eびっくり峠 13:05
F旧仏坂峠 13:30
G仏坂峠登山口 13:57
・登山総所要時間:
5時間05分/一周距離 約4Km/標高差483m (昼食・休憩・写真撮影含む)
H四谷千枚田散策 14:10〜14:40
←大代登山口
千枚田最上部の観光スポットです。ご覧のPとWC完備、標高400m。
山守のNさん→
入山まもなくお会いした山守のNさん(78歳)、7つ道具持参で登路整備です。
ご苦労さん、と話しかけ、千枚田の自慢の句をいただきました。
『ひとひろに 足らぬ稲架作? 棚田かな』、『田草とる 下の棚田も 濁りけり』
←杉木立
見事に手入された、鞍掛山の玄関です。
登頂記念→
1時間58分で全員無事に登頂しました。山守のお蔭です。
←馬桶岩
馬もここで一息し、中馬街道の峠を越えて行ったと思われます。
連谷集落?→
この集落の右側が、四谷の千枚田に続きます。
←鞍部の紅葉
このような鞍を幾つもこ越えながら下山です。
宇連山展望→
888m最高点から見た宇連山です。その長稜の縦走を思い出しました。
←カエデの紅葉
山守のNさんは、今が一番の見頃と説明されました。
明神山→
肉眼では、右のピークに鉄塔が見えました。
←旧仏坂峠
江戸時代に信州(伊那谷)へ通じる峠道です。そこには、多くの馬頭観音が現存していました。
仏坂峠→
この梯子を降りると32号線の仏坂トンネルです。お疲れさん。
四谷千枚田散策
苦難の石組
背丈ほどの石組みです、畦はセメントで固め漏水との戦いの後を感じました。
明治37年の山津波の復旧工事が偲ばれます。
散策コースには、幾つもの句碑がありました。クリックしてご覧ください。
←水車小屋
鞍掛の水は、ここでも大切に使われていたようです。
農作業→
懐かしい『押し切り』が、棚田に似合います。藁を刻んで田に戻します。
←農作業
隣では、近代兵器で藁を刻んで吹き飛ばしていました。
おまけ→
帰路、鳴沢の滝売店に立ち寄りました。夕日に映える小竜頭の紅葉を眺めて帰路に着きました。
皆さん、お疲れさんでした。
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