長野県茅野市・北八ヶ岳自然休養林
丸山2329m・白駒池
Aug 2. 2005


高見石からの大展望


盛夏です。 涼を求めて丸山・白駒池(北八ヶ岳自然休養林)へ出動です。 登山口の麦草峠の標高も2120mと高く、一行を涼気が迎えます。 コースのほとんどは、苔生す溶岩上に棲息するシラビソの原生樹林帯です。
やまびこ会にとっては、北八ヶ岳エリアへの入山は今回で4回目で、 過去に北横岳・蓼科山・縞枯、茶臼山に登っています。 そこは、シニアー向きの、日帰りコースのメニューも豊富で、馴染みの山域となりました。 好天下、早朝5時発の19名の隊員の足取りをご覧下さい。

写真説明、 北八ヶ岳の展望台といわれる”高見石”からのパノラマビュー(西から東へ180°)です。 左は、”丸山”の東山麓で、その奥がR299号以北の茶臼山と縞枯山です。 やや右に”白駒池、右端が”高見石”岩上展望台です。クリックしてご覧下さい。



マップ&コースタイム(クリックで拡大)

@登山口(麦草峠P) 9:00発/標高2120m
A丸山 10:00着・休憩・2329m・10:25発
B高見石 10:50着・2290m・昼食・11:50発
C白駒池 12:26着・2140m
D青苔荘 13:00着 ・2140m・休憩・13:20発
E登山口(麦草峠P)14:16着・2120m

・総所要時間:
5時間16分・約6Km(昼食・休憩含む)




←登山口
麦草峠Pは、蓼科高原を貫くメルヘンロード(R-299号)のつづら折れの峠です。 立派なPに、トイレあり。8:50着

麦草ヒュッテ→
脇見もせずに、樹海を目指します。


←シラビソの樹海
一帯は、シラビソ・ツガ等の原生林です。溶岩?に根を張り、 苔が被い僅かな木漏れ日の中での棲息です。 このバランスが少しでも崩れれば、縞枯れ現象と思われました。

丸山山頂→
南方に少しの展望です。奥のコブが天狗山2645m、手前が中山で2496m。



←丸山登頂記念
それぞれにバッチリ収まりました。

山頂の木の実?→
産毛の生えた赤い実は?、どなたか教えてくださいね。



←高見石頂上
なんとも納まりの悪い石の大群でした。しかし、展望は抜群です。

高見石小屋→
この小屋の右上が高見石です。小屋は、ランプにストーブで、通年営業という。 テラスの柵には、出力12W(1A)位のソーラー発電器が10個並んでいました。 最大出力120Wで発電し、バッテリーに蓄電し活用しているようです。 拡大してご覧下さい。



←散策路
白駒池の周回路は、このようなロープを張った木道です。苔を踏まない配慮です。

湖畔の美女→
旅情を誘うロマンチックな風景です。対岸の白駒荘の遥かに、 さっき登ってきた”高見石”の尾根が確認できました。
拡大すると、美女が出ますか?はい、段々と大きくなります。どうぞ! 拡大1 拡大2 拡大3



←白駒池
ここは、湖畔に売店あり、キャンプ場あり、貸しボートありの観光地でした。

青苔荘→
ご覧の賑わいでした。



←白駒池から麦草峠へ
岩上のハイマツ(這松)?です。その下をごうごうと水が流れます。

麦草峠記念→
峠には、オダマキ・リンドウ・ハクサンフーロー・マルバダケフキが咲いていました。



←ハクサンフウロ

白山風露


マルバダケブキ→

丸葉岳蕗


←丸山
高見石西方450mの丸山です。その地表は総て岩石と思われます。 そこは、外から眺めていては想像も出来ない”シラビソ”の原生林でした。

Web siteで 北八ヶ岳自然休養林を確認すると、 縞枯現象で枯れての世代交換を”自然休養林”というのでしょうか?疑問が残りましたが、 素敵な”真夏のハイキング”であったと思います。皆さん如何でしょうか? 少し、お疲れさんでした。お元気で、



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