瑞牆山の岩峰
-
瑞牆(みずがき)山は、奥秩父山脈の最西端にあり、100名山です。
そこは、三河の国から片道250Kmの甲斐の奥山です。
やまびこ隊は、その岩峰を日帰りで征服するという。
これは、シニアー登山の体力の限界に挑戦するプランと思われます。
当日は、梅雨の晴れ間です。早朝5時発で睡眠不足の15名の隊員も、
雨上がりで新緑の、ひと際眩しい秩父多摩甲斐国立公園に励まされ山頂を目指しました。
中腹からそそり立つ奇岩巨石の山頂を仰いだ時には、全員登頂できるか心配しましたが、
各自のペース配分での無理のない登攀に切り替えて、全員無事に岩峰を征服しました。
-
写真説明、
往路、中腹の樹間から覗いた山頂をアップで撮影しました。そこへのルートは、
一旦、沢(天鳥川源流)まで下り、そこから岩場の急登を巡る。
左端の石柱がヤスリ岩で、その右直下を左方向に巻いて、
中央の岩峰背面を右回りに巻いて左から3番目のピークに立つ。
マップ&コースタイム(マップはクリックすると見易くなります)
@登山口(瑞牆山荘P) 9:00発/標高1520m
A尾根(里宮参道標識) 9:30着・休憩・1710m
B富士見平小屋 9:46着・1810m
C八丁坂(天鳥川) 10:18着・1807m
D山頂 13:10着 ・休憩・13:37発/2230m
E八丁坂 (天鳥川)10:18着・1807m
F富士見平小屋 15:07着・1810m
G登山口(瑞牆山荘P) 15:52着/標高1520m
・総所要時間: 6時間52分/沿面距離6.5Km/累積標高差780m(昼食・休憩含む)
←登山口(瑞牆山荘P)
この山荘の前が登山口です。その少し奥に100台ほどの無料Pがありました。
入山→
山荘前の登山口には、大きな絵地図の看板があ、
そこから、このような樹林帯に突入します。
岩峰出現
富士見平小屋を過ぎ、中腹に差し掛かると谷越しに岩山が現われました。
八丁坂→
沢(天鳥川の源流)を渡ると、八丁坂休憩所です。
沢は、昨夜の雨で少し多めでしたが、清らかな冷たい流れでした。
←桃岩
大きな桃のように感じられますか?桃の付け根には、木片が添えられ、転がらないように
登山者がいたわります。
岩場の急登→
このようなガレ場に突入し、巨岩エリアを巡ります。
←ヤスリ岩
大きな石柱が聳えています。この直下を這い上がり、
ぐるりぐるりと岩場を巡ると山頂にたどり着きます・
石楠花→
胸突き八丁で、あえぐ登山者を和ませます。
山頂の石楠花は、まだつぼみでした。
←登頂
山頂は、若者が方位盤を囲んで食事中です。
平日に、若者に遭遇するのは稀なことです。何故登ったかと聞いてみると、
地元の会社の研修登山で、新入社員と職場先輩のようでした。
登頂→
山頂に立つ先発隊員です。山頂の岩盤はこのように25°位の北傾斜(安全側)で助かりました。
これが逆なら、転げ落ちそうで怖いですよ。
←昼食
大岩展望食堂です。壮観なり!
大展望→
直下にヤスリ岩の頭です。
←富士の頭
南方雲間に出頭した瞬間ですよ。
晴天ですが、富士川流域あたりから、湧き出たガスに被われます。
登頂記念→
山頂標識の直ぐ後ろは千尋の谷です。
←金峰(きんぷ)山
この山も100名山です。当日この山を目指した東海市のシニアー登山隊は、
温泉2泊のプランという。
天鳥川源流→
下山時は、この沢で体を冷やしながらの休憩です。
←名残の瑞牆山姿
下山時に、里宮神社参道を逆行し、確認に行きましが、
既に、ガスが立ち込めていました。
かくて、梅雨の晴れ間の日帰り強行登山は終了しました。
しかし、一部の隊員は疲労限界に達していました。更に、往復8時間の移動も追い討ちします。
皆さん、お疲れさんでした。
疲れを癒した、
”日帰り温泉・増富の湯”のSiteへどうぞ。
****《2005年度 山行プラン&記録 へ戻る》****
|