愛知県新城市
鳳来寺山659m
Feb 14.2006

鳳来寺山風景


鳳来寺山は、ブッポウソウで有名です。最高峰を瑠璃山といい、約2000万年前の激しい火山活動によって噴出し、長い間の風化・浸食により今日のような奇岩、絶壁の複雑で険しい地形が出来上がったという。
今回は、雨天順延の一週遅れの定例登山で15名の参加者です。写真のマイカー3台に分乗し、東名高速豊川IC経由で鳳来寺Pに到着しました。

今回もコースを2つに分け、 A班(5名):パークウエイ上P〜瑠璃山一周、B班(10名):鳳来寺P〜瑠璃山一周 とし,両班は、鳳来寺本堂で合流し、鳳来寺山頂域を一周しました。

305年前、松尾芭蕉が挑戦した1425段の石段と山頂域の険しい岩峰巡りをお楽しみください。
当日は、快晴下で、4月中旬の気温になり、冬季装備を脱ぎ脱ぎ汗びっしょりの山歩きとなりました。その中高年登山を報告します、お楽しみ下さい。

写真説明、 鳳来寺参道入り口Pから、朝日を浴びる鳳来寺山域。


マップ&コースタイム (クリックすると見易くなります)
《B班コースデータ》
@鳳来寺P 8:53発
A鳳来寺本堂 9:45着(A班と合流)
B奥の院(展望岩)10:35着
C鳳来寺山頂(瑠璃山695m)11:18着
D天狗岩 11:40着・昼食・12:20発
E鷹打場 12:46着
F東照宮 13:20着
G馬の背岩 13:55着
H仁王門 14:20着
I鳳来寺P 14:44着  ・登山総所要時間: 5時間51分/昼食・休憩・写真撮影含む



←石段の始まり
ここから、鳳来寺本堂まで1425段の石段が続きます。

仁王門→
松尾芭蕉は、元禄4年(1691年)来鳳時に鳳来寺登山を計画し、 仁王門まで登りましたが、持病が激しく痛み、一行は止む無く下山したそうです。 彼は、その時47歳です。
仁王門には、芭蕉も見たと思われる江戸時代作の堂々とした仁王像が健在です。


←傘すぎ
樹齢800年の新日本名木100選、何と、樹高は60m。

鳳来寺本堂→
このような立派な本堂が再建されていました。



←奥の院上の展望
鳳来寺の門前町を見下ろします。

登頂記念→
15名全員無事に登頂しました。



←瑠璃山展望
鳳来寺山の最高峰は、瑠璃山といい、695mの岩峰で展望はワンダフルでした。

瑠璃山展望→
北東遥かに南アルプスの北岳です。



←天狗岩展望所
山頂から少し東側の天狗岩です。岩の上にこのような小屋があり、 ヤングレディーは陽射しを避けて昼食です。 展望は、東南方向に開け、富幕山の無線鉄塔・浜松タワーが良く見えました。


天狗岩から鷹打場へ→
岩の尾根です、正真正銘の東海自然歩道ですね。



←鷹打場
途中、浜松から来た2人組のご婦人が、是非立ち寄れといった見事な展望所です。ここから、鷹を放ち、狩をしたのでしょうか?

鷹打場→
皆、ニッコリしてデジカメを取り出します。その後ろは千尋の谷。



←東照宮
結構険しい東海自然歩道の痩せ尾根を巡り、下りはじめると、突如凛とした社です。 徳川家光の建立という、日本三つに数えられる東照宮でした。 境内には、樹齢360年の杉の巨木が時の流れを見守っていました。

松尾芭蕉来鳳の記念像→
芭蕉さんが47歳の時に鳳来寺に立ち寄り、鳳来寺山登山に挑戦しました。 クリックして、往時を偲んでくださいね。



←石雲寺の節分草
帰路、奥三河に節分草とロウバイが見頃のお寺があるという。 R151をしばし北上し、新城市名号地区の石雲寺を訪ねました。

うめの湯
やまびこ会のモットーは温泉です。
石雲寺のすぐ近くの 名号温泉『うめの湯』で、登山の疲れをほぐし、東三河と西三河の山岳ルートを抜け、R301経由で帰豊しました。皆さん、お疲れさんでした。



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