長野県茅野市・八ヶ岳中信高原国定公園
霧ヶ峰・車山1925m
Oct 3. 2006

霧ヶ峰風景(蝶々深山)

霧ヶ峰高原は,標高 1600〜1900mにあり、年間平均気温は 5.8℃と北海道並です。 その、雄大な眺望・景観はワンダフルで、中高年のトレッキングに最適です。
やまびこ会としては、3年前のニッコウキスゲの時期と、今回で2度目の挑戦です。 一行17名は、八島湿原Pを振り出しに、南西からの霧が立ち込める草紅葉の湿原や草原を楽しみながら主峰の車山を目指しました。

写真説明、 草紅葉とレンゲツツジの”蝶々深山”車山湿原の小径で撮影



マップ&タイム(地図をクリック拡大)

@八島湿原P 9:35発/1630m
A鎌ヶ池 9:58着/2285m
B物見岩 10:35着(休憩)/10:45発/1780m
C蝶々深山目 11:08着:/1830m
D車山肩 12:00着・昼昼・12:50発/1806m
E車山山頂 13:25着・13:35発/1925m
Fリフト中継点 14:15着・14:25発/1721m
G車山P 15:00着/1549m

・登山総所要時間:5時間25分/標高差376m/ 約9Km
・時速換算(昼食50分除く)=1.7Km/h

霧ヶ峰高原ハイキングマップ




←登山口・1730m
ビーナスラインを進み、八島湿原入り口のPからスタートです。 出発前に、ビジターセンターに立ち寄り地図を出して霧ケ峰は何れの峰かと尋ねたら、 この辺全体が霧ケ峰で、Pの標高は1630mという。

七島八島→
標識から、霧ヶ峰湿原は、八島ヶ原湿原・車山湿原・踊場湿原を含み、 天然記念物の湿原植物の群落のようです。 また、七島八島の由来は?どなたかご存知に方知らせてね。


八島湿原・池塘
草紅葉で覆われた池塘をあっという間に通過していきます。 そんなに急がなくても、



←思い出の小径
青春時代が偲ばれますね。

山小舎の灯→
半世紀の歳月は、山小舎に人影もなく、灯は消え、ハイカーは駆け足で通過します。 美しい日本は取り戻せるか?
それでは、米山正夫さんが、昭和22年に作詞・作曲した、 『山小舎の灯』をお聞きくださいね。



←物見岩
霧は一層深くなり、霧が峰の普段の姿のようです。小休止

蝶々深山記念→
1.5時間かけて、100m登り、1836mの丘の上です。



車山を目指して
レンゲツツジの紅葉が更け行く秋を告げています。




←車山肩
車山湿原方向に右折して車山肩へ。

昼食→
車山肩への到着時間は12:00ジャストでした。レストラン前の岩に腰掛けて昼食です。 レストランに立ち寄ると人影もなくひっそりです。良く冷えた高原牛乳を飲み、車山山頂を目指しました。



←車山登頂記念
山頂は霧が流れて、周辺の景観を遮ります。富士山から移設したレーダードームが健在でした。

元健脚隊員→
元健脚の面々です。何故か男性ばかりで、私も予備軍ですが、 彼らは、車山山頂からPまでの標高差376mをリフトで下りるという。 折角歩きに来たので、もったいない気がしましたが、下りは膝を痛めるので安全第一ですよね。



←車山スキー場
ここも、秋の気配です。しかし、若者がTシャツ1枚でリフトで上がって行きます。 温暖化は美しい日本を変えていくかもしれませんね。

リフト中継地点→
展望の素晴らしい、レストランTop's 360°、小休止。



←車山
ゲレンデは、草紅葉で覆われつつ、やがて、白銀の世界へと変貌していきます。

紅葉→
小径脇に際立つ紅葉がハイカーを和ませていました。



←白樺湖
スキー場からの白樺湖の風景です。雲間の高いところに一瞬蓼科山のピークが覗きました。

当日は、平日ということもあり、ハイカーの人影も少なく、高原の宿もレストランもひっそりとしていました。 唯一言葉を交わしたのは、我々一行の後を歩いてきた物静かなご婦人です。 彼女は、沖縄から単身で来たといい、沖縄には山がないので、 東京に来た帰りに歩きたかったそうです。高原の宿で2泊して、明日、羽田から帰るという。 山小舎の灯も健在で、ホッとしました。

一行17名は、更け行く高原の秋を満喫し、車山高原Pに無事に到着しました。 そして、3年前と同じ『白樺湖温泉・すずらんの湯』で疲れをほぐし、帰路につきました。 皆さん、少しお疲れさんでした。



霧ヶ峰八島ヶ原湿原 &  車山高原SKY PARK



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