岐阜揖斐川町(旧春日村)・伊吹山地
国見岳1126m・大禿山1082m・御座峰1070m
Jul 4. 2006

伊吹北尾根からの眺め


国見岳・大禿山・御座峰は、伊吹山から北に延びる、岐阜・滋賀の県境稜線の『北尾根』に連なる3つのピークです。

当日は、梅雨の晴れ間の爽やかな日和に恵まれました。 一行15名は、国見峠から、伊吹山から流れ来る冷気に誘われて伊吹北尾根に登り、縦走気分 で、雑木林と潅木の稜線から、直下の春日谷の集落、揖斐川流域の山や、濃尾平野、さらには近江盆地までのワイドな展望を楽しみました。

そのコースは、 『伊吹北尾根縦走路』で、大垣山岳協会が1960年から3年かけて切り開いたルートです。 今回の伊吹北尾根三山の往復は数回のアップダウンもあり、累積標高差は900mに及び、かなり厳しい山歩きとなりました。一行の足取りを報告します。

写真説明、 伊吹北尾根(大禿山頂付近)から、春日谷の集落、右に『池田山924m』、左に『小島山864m』の眺め、


マップ&タイム (クリック拡大)
@国見峠P 9:05発/854m
A 主尾根分岐点 9:23/954m着
Bアンテナ跡地 10:03着
C国見岳 10:08着・10:26発/1126m
D大禿山 11:10/1083m着
E御座峰 11:54着・昼食・12:44発/1070m

F大禿山13:22着
G国見岳 13:58着
Hアンテナ跡地 14:15着
I主尾根分岐点 14:41着
J鉈ヶ岩屋 14:55着
K金岩乃清水 15:13着

・登山総所要時間:6時間08分/約12km



登山口・国見峠
小林ドライバー運転のマイクロバスは、8:40に国見峠へ到着しました。 眼前の名峰『伊吹山』に見とれ、峠の”長寿大師”にお参りして、その裏から入山します。




←主尾根分岐点
18分ほど登ると、主尾根分岐で、金岩乃清水ルートと合流しました。

アンテナ跡地→
雨上がりの、岩と泥の急登を這い上がると、 地図にはアンテナとありますが、現在は跡地で、KDDI管理地でした。 ロケーションは抜群で、御岳、乗鞍、白山も確認できました。



国見岳登頂記念
国見岳の展望は、東に開けていました。正しく、旧春日村を見下ろす展望台でした。





←国見岳の眺め
春日谷の集落、その遥かに揖斐川町が開けていました。右上に、かって登った池田山が懐かしい。

ホタルブクロ→
別名チョウチンバナ、繁殖力強い、かって我が家の庭に密生した。赤色もある。



←大禿山へ
泥んこの尾根道を下り、また登ります。見掛けよりは、かなり厳しいルートでした。

カメラウーマン→
尾根筋には、花々が目立ちました。伊吹の涼風を背に、ハイパチリ。結果は?



フラワーウオッチング
君の名は?ハイ、赤い花です。

ササユリ→
北尾根は、ササユリが楽しめる縦走路でした。



大禿山登頂記念
全員無事に到着しました。 しかし、泥んこ道で滑りやすく、国見岳から44分かかりました。



←御座峰へ
また下るの、とため息が出ました。どんどんと100mは下ります。そして、また登らないとお昼の弁当が食べれませんよ。結構きつかった。大禿から御座峰への所要時間は34分。

御座峰山頂→
そこは、縦走路の休憩場所で、少しの広場が確保されていましたが、展望は360度ダメでした。



←御座峰登頂記念
全員無事に登頂しました。爽やかな空気の中で、50分かけての昼食です。

国見岳→
帰路、大禿山から、国見の尾根の眺め。ガスは、伊吹山からとめどなく流れてきます。



←国見岳へ
また、下がって、登らないと帰れません。これが、北尾根三山の思い出になるかも。

大禿山&御座峰→
国見山頂で振り返ると、大禿山と御座峰がこんもりと出ていました。 その右のガスの中が伊吹山です。



←鉈ヶ岩屋(なたがいわや)
北尾根に入ったら、ここを避けては通れません。教如上人御旧跡は、旧春日村の誇りで、 この岩屋の謂れは、 鉈ヶ岩屋をご覧ください。

金岩乃清水→
一行の、北尾根三山往復の終点は、金岩乃清水です。冷たい清水で喉を潤し、顔を洗い、生き返りました。

帰路は、お馴染みの、池田温泉・新館経由となりました。皆さん、お疲れさんでした。



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