千葉山の大杉・樹齢1200年
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千葉山は,島田市郊外の大井川東岸にあります。
茶畑が随所に拓かれた里山で、山頂域には杉の巨木と天台宗の古刹・智満寺があります。
その古の修験者の道が『千葉山ハイキングコース』です。
一行22名は、第二東名大井川橋東詰め直下の『赤松地蔵堂卍』を振り出しに、千葉山・智満寺経由で尾川集落までの約8Kmのハイキングを楽しみました。その状況を報告します。
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写真説明、
千葉山山頂に聳える『大杉』、樹齢約1200年・目通り太さ9.5m・高さ40m、1964年国の天然記念物指定10本杉の一つ。
『大杉全景』もご覧ください。
マップ&タイム(クリック拡大)
詳細地図
@登山口・赤松地蔵堂 9:50発/海抜10m
A柏原 10:30着・休憩10:35発
B3号鉄塔 11:00着
C伊太八幡神社分岐 11:28着
DWC・ドウダン原 11:30着/海抜296m
E展望台 12:05着
F十本杉 11:27着・昼食・13:30発
G千葉山山頂 12:32着・昼食・13:10発/496m
H智満寺 13:35着・見学・13:49発
I尾川集落 15:00着
・総所要時間4時間15分-昼食時間38分= 3時間37分
・歩行距離 約8Km
・時速換算=約2.2Km/h
←登山口・赤松地蔵堂卍
登山口の頭上には、”第二東名大井川橋”がかぶさります。千葉山周辺観光案内図を見入る隊員、
今回は、一般向きコースで参加者は過去最高レベルの22名。
急な石段から入山します。
”大井川の渡し”
30分程登るとご覧の風景です。
21世紀の”大井川の渡し”第二東名の工事が粛々と進めれれていました。
←柏原
見晴らしのよいササ原で、島田市街を見下ろします。最初の休憩ポイント。
右手に、かって登った八高山が望める。
道標→
コースは良く踏まれており、道標も確かです。
←ドウダン原
柏原から先は、桧と杉の混合林のゆるやかな尾根を3Kmほど進むと『ドウダン街道』に入ります。大きな背丈です。
紅葉の時季にまた来たくなる様なドウダンの群生地、WC完備の休憩ポイントです。
石仏→
ハイキングコースには、道標と石仏が交互に出現します。
←ペンションどうだん
山頂間近の自動車道路が交差する峠には『ペンションどうだん』が観光シーズンを待ちかねていました。
河津サクラ?→
ペンションの前庭のサクラです。ここから、吊り橋を渡り、展望台を過ぎ、100mほど高度を稼ぐと山頂の大杉です。
←展望台
ここからは、今登ってきた尾根や金谷町、島田方面が一望できました。
十本杉出現→
山頂の奥の院周辺には樹齢1500年の杉の巨木が十本あるという。ついに出現しました。
深山の天空を威圧する迫力です。
←頼朝杉
頼朝が手植えしたという。目通り太さ9.7m、高さ36mの巨樹、皆さん霊気をもらって元気になったようです。
大杉→
自然とこの名が呼称されたという。目通り太さ9.5m、高さ40mの巨樹、
『智満寺の十本杉』国指定天然記念物の案内板ご覧ください。
《過去8年間の山歩きで確認した巨大杉ランキング》
@屋久島の縄文杉>A岐阜県石徹白の大杉>B長野県根羽の月瀬の大杉>C島田市千葉山の大杉
←登頂記念
十本杉の霊気の中で、昼食後の記念写真です。
智満寺参道→
奥の院から智満寺への参道です。25分程で、萱ぶき屋根の古刹・智満寺です。
←智満寺本殿
古の原型をとどめた立派な本殿でした。
迎春、
己を忘れて、他を利するは、慈悲の極みなり
平成十九年 亥歳 天台宗
『千葉山智満寺の豆知識』もご覧くださいね。
境内の巨樹→
欅か?楠か?未確認で通過します。
←下山ルート
尾川丁仏参道を尾川集落へ下山。
丁仏→
この丁仏の横には、亀石の説明板です。そういわれると亀のようにも。
拡大して眺めれば納得出来ますよ。
←椎の木坂
椎の巨木です。参道の歴史の深さを実感します。
尾川丁仏参道→
智満寺詣での、千年の足跡を感じながら、快調な下山です。
←尾川集落
大寒の茶畑に、サクラが春を告げていました。
終着点尾川→
早めの下山は、民家の前の農道です。お嫁さんがびっくりして子供と一緒に出てきました。
ブロッコリー畑の隅にはフキノトウが開いていました。
皆さんお疲れさんでした。
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