汾陽寺山風景
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汾陽寺山(ふんようじやま)の山麓には、山名の由来になった古刹
『汾陽寺』があり、
徳川三大将軍家光の乳母だった春日局ゆかりの寺があるという。
やまびこ会にとっては、山麓の『寺尾ヶ原千本桜』の花見を兼ねて初挑戦です。
難易度は、一般向きの半日コースで参加者はゲスト1名を含めて17名です。
一行の足取りを報告します。
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写真説明、
旧武芸川町、武芸川沿いのR418を走行中の車窓より、12:28撮影
マップ&タイム
(汾陽寺山登山マップ)
《汾陽寺山・関市》
@登山口 ・寺尾ヶ原千本桜P 8:40発
A165号鉄塔 9:35着
B汾陽寺山頂 9:50着・10:01発(汾陽寺を目指して下山)
C中洞簡易水道水源地 11:17着
D則天山太原寺(中洞) 11:40着
E日吉神社 12:00着
*汾陽寺を目指して下山したが、ルートを間違えて、山県市中洞の則天山太原寺へ下山、
マイクロバスで約7Km奥の寺尾ヶ原千本桜へ回送後昼食。
《天王山・美濃市》
@登山口 ・大矢田神社P 13:52発
A山頂 14:57着・15:20発
B登山口 ・大矢田神社P 16:08着
汾陽寺山519.6m(関市)
←登山口 ・寺尾ヶ原千本桜P
当初の登山口は、ガイドブック通りで汾陽寺参道でしたが、駐車場のスペースが小さいということで、
急遽、寺尾峠越えの寺尾ヶ原千本桜Pとなりました。したがって、予想もしていなかった左回りの逆ルートとなった。
入山→
寺尾ヶ原千本桜街道を少し南下した所に小さな『登山口』の標識を確認して入山します。
←166号鉄塔
入山直後から急登です。間もなく166号鉄塔(8:56)、更に進んで165号鉄塔(9:36)です。
その30分先が山頂です。
コブシ→
寺尾ヶ原千本桜街道の東側の『権現山』を眺めて登ります。その中腹の僅かな自然林エリアのコブシです。
←ダンコウバイ
以前どこかの山で見ましたが名前を思い出せません。
調べてみると、ダンコウバイらしい。
『3月の終わり頃から4月にかけ、葉の展開に先立って黄色い花を咲かせる。枯れ木立の中にひときわ明るく咲くダンコウバイの花は、マンサクの花のイメージと共通するものがある。』
懐かしい登頂記念プレート→
過去、何回も何回も拝見した『川瀬さんの登頂プレート』です。
どこかの山で会えると良いのですが、名古屋の川瀬さんお元気で、
←登頂記念
9:50登頂、1時間10分で、あっけなく山頂ですが、展望はダメで、早速下山開始。
尾根からの南西展望→
眼下に武芸川の流れとR418号が走ります。
やまびこ隊の下りは早足です。写真を撮るたびに遅れます。そんなに急いでオーバーランしなければよいが、
←尾根からの南東展望
岐阜市方面の展望です。高速道路が美濃エリアの市街化を早めていました。
オーバーランルート→
あっという間に汾陽寺への左折ポイントを通過したようです。
誰も気が付きませんでした。なんとなく左へ折れて下ります。不審に思い地図を見ても現在地点が特定できません。
しかし、少し下がればお寺に出るだろうと甘い判断でどんどん進みました。
←中洞簡易水道水源地記念碑
たっぷり歩きましたので、そろそろ水壷弘法か汾陽寺のニオイがなければ?
そこに現れたのが、この記念碑です。おかしい?
更に進むと集落で、立派なお寺です。確認するとか『則天山太原寺(中洞)』です。
どうやら大幅にコースアウトし隣の山県市まで来たようです。
日吉神社→
一行の到達地点はR418にR182が交わる地点のこの神社でした。
汾陽寺到着予定を30分オーバーし12:00の到着でした。
一行は、マイクロバスの回送を待ち、汾陽寺のお参りもせず出発点の寺尾ヶ原千本桜Pへ戻りました。
←昼食
寺尾ヶ原千本桜の下でお花見昼食です。
寺尾ヶ原千本桜公園→
写真をクリックして”寺尾ヶ原千本桜公園物語”をお読みくださいね。
←本日開店
桜は3歩咲き、公園の茶店の開店日でした。
迷走半日登山は終わりましたが、汾陽寺参拝もかなわず、健脚の女性隊員の気持ちも治まりません。
もう一回どこかの山へ行こうよ!
《迷走下山、私の反省》
・登山路に標識のない山であったが、慎重さに欠けた。
・低山で安堵感がなかったか?後からついて行くカメラマンでも下山開始時点で最初に進路を変える地点までの距離感(所要時間)の認識のないままどんどん進んだ。
・おかしいと感じても山頂(原点)へ戻らず、地図だけで不確かな判断をしそのまま進んだ。
・間接的な要因として、ガイドブック推奨の汾陽寺参道・参拝コースをとらなかった。(急に逆回りで入山したためコースのイメージができなかった)
・楽しみにしていた汾陽寺見学と寺尾ヶ原千本桜ウオーキングも出来ず残念であった。
天王山537.8m(美濃市)
←登山口・大矢田神社
午後の部は、紅葉狩りの観光名所”大矢田神社と天王山”です。折り返し登山で迷走の心配はありませんが、
早速お参りしてから登ります。
標識→
モミジ谷を少し進むと、ご覧の標識です。山頂まで、1.21Km・45分の情報です。
←登頂記念
バスを降りてから約1時間で到着しました。快晴微風360°の大展望、爽快なり、
登頂者は、男性2名減の15名、
電波反射板
山頂には中部電力の通信用電波反射板です。
その左のこんもりした山が権現山、その向こうが迷走下山の汾陽寺山の尾根です。
←南東の展望
天王山自慢の関市。美濃の大展望です。
山頂の小屋→
地元の登山愛好家がせっせと築いた憩いの小屋がありました。中には、望遠鏡や自慢の展望写真が展示されていました。
山頂でお会いした犬の散歩の健脚さんは今日5回目の登頂という。
登頂者記録簿にしっかり記入がしてありました。既に1000回とか?
←
ヒカゲツツジ(日陰躑躅)
ゲストのSさんに教えていただきました。上奥の白いものはコブシです。
『ツツジ科、花期:春. 関東以西の本州,四国,九州の山地の岩場などに自生し,
淡黄色のやや小ぶりな花をつけます』
モミジ谷→
美濃が誇る紅葉の名所です。その新緑を楽しみながら下山しました。
←大矢田神社
入山時に渡った『太鼓橋』をまた渡る健脚隊員です。2回戦挑戦者15名は16:08全員無事に下山しました。
お疲れさん、それでは、武芸川温泉へどうぞ!
天王山姿→
関市大矢田の民家と天王山です。山頂の突起物が電波反射板です。17:39撮影
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