愛知県北設楽郡東栄町/新城市・木曽山系南端
明神山・1016m
Mar 20. 2007

荒川三山と赤石岳・明神山頂より

明神山は,『奥三河名山八選』で、登りがいのあるコースと山頂展望で人気が高いという。 やまびこ会にとっては7年振り2回目(編集者は初回)です。 その後、メンバーの多くが入れ替わり最近の常連とゲスト3名を含む20名参加です。 一行は、三ツ瀬登山口を振り出しに、岩登りを楽しみながら明神山経由乳岩峡への縦走です。
当日は、快晴無風、山頂は平日とは思えないほどの賑やかさです。 山頂では、浜松市と東郷町からのパーティーとの交流もあり思い出に残る楽しい登山となりました。 その状況を報告します。

写真説明、 明神山頂から荒川三山と赤石岳をアップ。山頂の展望台から12:30撮影



マップ&タイム(マップは愛知の130山よりCopy)

@三ツ瀬登山口 9:42発/海抜約400m
A三ツ瀬峠 10:23着
B乳岩分岐 11:24着・/海抜912m
C明神山頂 12:20着・昼食・13:16発/海抜1016m
D乳岩分岐 14:10着・14:16発/海抜912m
E胸突き八丁 14:50着
F乳岩・明神分岐 16:00着/海抜約330m
G乳岩峡 入り口案内所16:20着

・総所要時間6時間38分

・歩行距離 約7Km



←登山口
渓谷左岸の標識とモンキーが出迎えます。 ここから左へ沢を渡り入山します。

杉木立→
このような杉木立の中を暫らく進みます。


←豊川の源流?
標識の文字は『かんしょうの水』と読むそうです。 意味は、杯が浮かぶ程の水から大きな源流、大河になる『物事の始まり』と説明がしてありました。 しかし、そこには一滴の水もありませんでした。
今朝の新聞の時事・川柳の秀逸句は
『日本の山が哭いてる雪不足』
です。宇連ダムは湖底が覗きます。

大岩壁→
大岩壁が進路を塞ぎます。ここから先は、ハシゴ・クサリ場の連続です。



←目指す岩峰
三ツ瀬登山口から1時間20分(11:00)して明神の頂を確認しました。 ここから、1時間でテッペンに立てるか?

五合目→
三ツ瀬と乳岩分岐(六合目)の中程です。ここから1.2Kmも岩登りが楽しめそう。




←乳岩・三ツ瀬コースの分岐(六合目)
11:24着・海抜912m、ここは、乳岩峡からのルートとの合流点です。小休止

案内板→
分りやすい案内板を見て、登山者は和みます。あと1Km、



←クサリ場
すべっても手を離してはいけませんよ。

ヤセ尾根→
岩壁を垂直に鉄梯子がかかります。 その上が、ご覧の馬の背、両側は千尋の谷、写真は広いように見えますが歩くと狭い。




←登頂記念
明神山頂 12:20着、岩山のテッペンに似合わないような展望台です。よくぞ建てたと思いました。

360度の大展望→
好天気の山頂は、かなりの賑わいです。 東郷町から来たパーティーがやまびこ会一行を待っていました。 聞いてみると、やまびこのSiteを見ている、楽しそうなので出かけてきたという。 びっくり仰天でした。Keiさんお元気で、またお会いできるといいですね。



←頭上風景
山頂の陽だまりで昼食です。見上げると真っ青な空気の中へ梢がのびのびと輝いていました。

中央アルプス→
山頂で、登山者の目を引き付けるのは、奥三河の山並み越しに輝く木曽駒ケ岳です。 今までに登った山々が呼んでいます。




←下山
乳岩分岐までは、登ったルートを戻ります。ヤセ尾根の先は、垂直ハシゴで、渋滞中に展望を楽しむ隊員です。

下山→
元気な女性隊員は一気にずり下ります。この人は慎重派か?




←宇連ダム
ここは、豊川の水瓶ですが、湖底が覗きます。今年の夏はどうなるか?

胸突き八丁→
ここで、乳岩コースの胸突き八丁の下りは終了です。




←崖っぷち人生(松生)
しかし、彼はあきらめていませんでした。

岩峰→
山麓はこのような巨岩の集落です。かっての火山活動で海底から隆起し、そして侵食した。




←巨岩
ロッククライミングの道場近くの巨岩の一部です。

炭焼き窯の跡?→
ここで炭を焼き、担いで里まで下りた苦労が偲ばれます。




←乳岩(ちいわ)
乳岩・明神山への分岐の標識です。乳岩見物はここから左へ登ります。今回は、高齢化が進み登る元気なし、パス。

乳岩の岩頭(乳頭)→
乳岩とは何か?オッパイの形の巨岩か?その思いは見事に外れ、 乳白色の岩峰でした。乳岩川の小石も乳岩でした。 間違っても、ニュウガンと読まないでね。




←乳岩峡
巨岩の下をくぐり、仰ぎながら下りました。乳川の流れとともに見事な渓谷美です。

下山口→
全員無事にバスの待つ乳岩峡入り口案内所へ下山しました。 6時間38分の難儀で楽しい登山でした。7年前に登った人も、皆さんもかなり疲れたと思われました。
でも、やまびこ隊は健在です。登山口標識の標準タイム2時間30分を、2時間38分で全員が登りました。 岩登りの渋滞待ちが何回もありましたので、実力は標準以上と思われます。継続は力なり、 お疲れさん。




←明神山の大展望・パノラマ
山頂から北東の眺めです。左が中央アルプス、右が南アルプスです。拡大してご覧ください。

明神山の詳細な登山マップは、このSite 『奥三河名山八選』から見ることができます。



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