静岡県静岡市
竜爪山1051m & 欅立山888.8m
Jan 23. 2007

南アルプス遠望

竜爪山(りゅうそうざん)は,静岡市にあり富士山展望ハイキングコースです。 そこは薬師岳1051mと文珠岳1041mを総称した呼び名で地元のハイカーに親しまれています。 (その名の由来)
欅立山(ぶなだてやま)は、竜爪山の東南にある山で、ここからも富士山が展望でき、 標高も888.8mと縁起の良さそうな山ということで、山頂エリアの三山を目指しました。

当日は、快晴の富士山日和です。一行の登山口は、ヘアピンカーブの続く険しい林道を平山地区から 何キロもマイクロバスで上り詰めた林道の峠の穂積神社Pとし、 約4時間半の富士山・駿河湾&南アルプス展望ハイキングを満喫しました。

写真説明、 文珠岳山頂から北北西50Kmの南アルプス。白銀の峰は、左からは聖岳・赤石岳・荒川岳です。12:13撮影



マップ&タイム

@登山口・穂積神社P 10:30発/海抜約750m
A富士山展望所 11:16着
B薬師岳 11:26着/海抜1051m
C文珠岳 11:44着・12:30発/海抜1041m
D薬師岳 12:46着
E登山口・穂積神社P 13:20着・13:25発/海抜約750m
F欅立山 14:10着・14:20発/海抜888.8m
G登山口・穂積神社P 14:55着

・総所要時間-昼食時間46分= 3時間39分
・歩行距離 約6.4Km
・標高差300m+アップダウン3回 ・時速換算=約1.75Km/h




←穂積神社標識
静岡市の平山地区から険しい林道を何キロも上り詰め、左側ガードレールのご覧の標識を探し当てます。 ”竜爪山・穂積神社”を確認し、少しバックして左側へ下がった所が穂積神社Pでした。

穂積神社P→
清水ICを出てから1時間余りかけて、10:14の到着で、隊長の高度計は750mを示しています。


←入山
社本殿の後ろから入山します。 境内の杉の巨木が、古来からの信仰の山であったことを偲ばせます。

富士出現→
21分程登り詰め、尾根筋にでると初めて富士が顔を出しました。 登路の急勾配部は、建築用足場で作った階段があり助かりました。



←休憩(37分経過)
急登が続きます。3日前の残雪帯に入りましたが、汗びっしょりとなりました。

展望所間近→
登るに連れて富士山もどんどん上がって来ます。




←展望所標識
薬師岳山頂間近に富士山展望所です。山頂域の縦走コースは東海自然歩道で、ご覧の標識群でした。

展望所の眺め(11:21撮影)→
富士は、何処から見ても、何回見ても美しいですね。しかし、ゴミ問題で世界自然遺産は却下、政府は、 富士山を世界文化遺産のリストに追加し見るだけなら美しい国だと懸命です。



←薬師岳山頂
竜爪山の最高峰で1051mですが、展望はダメ、直ちに文殊岳を目指す。

文珠岳→
山頂の標識は崩落寸前でした。標高1041m。




←文珠岳山頂の様子
山頂は、富士山・駿河湾・南アルプス方向の樹木が伐採されハイカーにサービスします。 この写真は、伊豆半島、駿河湾(清水港)方面の眺めです。 一層視界の良い日には、伊豆半島上空遥かに新島・神津島&三宅島が確認できると地元のハイカーが自慢の写真を見せて説明します。

文珠岳登頂記念→
クリックすれば借景の富士が確認できますよ。




←富士山の展望
文珠岳山頂から見る”世界文化遺産候補”です。

南アルプスの展望→
ここから赤石岳までの直線距離は約50Km。



←下山風景
山頂の滞在時間は50分弱です。 昼食・写真撮影・地元ハイカーとのコミュニケーションなどであっという間です。 美しい国をのんびり楽しむ時間もなく、早速一目散に下ります。

下山風景→
急峻な杉林をジグザグに一気に下ると50分程で穂積神社Pに戻りました。




←欅立山を目指す
第3ラウンドは、林道上のこの標識を確認し、杉木立の中を進み、欅立山を目指しました。

山頂の標識→
45分後に山頂の標識を確認しました。自慢の標高は888.8m。
欅立山は、静岡県の山ガイドブックには、”ぶなたてやま”と紹介されています。 しかし、山頂には、どこかの山の会が『けやき山』の標識を掛けていました。 何故か、欅(けやき)という字は”ぶな”ともいうようですね。




←欅立山登頂記念
富士山展望窓をバックに整列しました。うっすら白いものは合成富士です。

富士山の展望→
こちらの富士は本物です。




←穂積神社
15:05マイクロバスは穂積神社を後にして林道を下りました。

竜爪山姿→
下山中に林道中腹から確認した竜爪山姿です。双耳峰で、左が文珠岳、右が薬師岳です。 竜爪山の麓の長尾川沿いには長尾・平山の集落があり周辺はミカン・お茶の産地です。急斜面の見事な茶畑を眺め、 難儀な作業を想像しながら帰途につきました。

今回のルートは、一般向き(全員が参加できるレベル)でしたが、皆さん丁度良かったという。私は、風邪気味でしたが疲労感もなく、日没の早い冬季登山には良かったと思いました。お疲れさん。




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