籾糠山の秋
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籾糠山は、飛騨高地の中央部で、今年開通した東海北陸道の飛騨トンネル(10.7Km)の真上に位置します。
そこは、白山山系の山々と荘川を隔てて対峙し、東の神通川側へ通じるR360の天生峠(あもうとうげ)が登山口で
多くのハイカーが訪れるという。
一行18名は、湿原や渓流を抱く豊かなブナの森の錦秋ハイキングを楽しみに、
豊田市を7:00に出発し、東海北陸道・R360経由で天生峠を目指しました。
一行の足取りと飛騨トンネル屋上の素晴らしい天生の秋をご覧ください。
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写真説明、
籾糠山頂から続くブナの森、白川郷の山々と遥かに白川街道と東海北陸道の谷筋、12:41撮影
マップ&タイム(クリック拡大・コピーフリー)
@登山口・天生峠P 10:20発(1290m)
A天生湿原入口 10:52
Bカラ谷分岐 11:07
C木平分岐 11:47(1520m)
D籾糠分岐 12:12
E籾糠山頂 12:40着・12:50下山(昼食)13:30発
F木平分岐 14:02(1520m)
G木平湿原 14:40
Hカラ谷分岐 15:07
I天生湿原入口 15:31
J登山口・天生峠P 15:55着
・総所要時間
5時間35分/往復沿面距離 8.9Km/カシミール3D
・参考
登山ルート断面図
←登山口・天生峠P 10:15着
登山口Pは、広く、観光地の賑わい、
入山 10:20→
ハイカーが次々に出発します。
←関所
森林環境整備推進協力金を納め、登山届けを提出
天生峠の紅葉 10:42→
20分程、急登を進み、R360と峠を一望します。
←湿原探勝路入口 10:52
ブナの大木に、まばゆい紅葉が一行を迎える。
天生湿原 11:01→
更け行く湿原の秋をどうぞ!、5月上旬には、水芭蕉が咲き誇るという、
←天生湿原 11:02
木道を行くやまびこ隊、素敵な秋を満喫!
カツラ門 11:09→
カツラの巨木、中を覗くも、皆さんが通り抜ける気配はない、
←カツラの大木 11:10
アップダウンの谷コースで疲れたのか見向きもしない、
ブナの老木? 11:30
高齢者が見事に居並ぶ、環境が良い為か?
←ブナと紅葉 11:36
そのコントラストがまばゆい、
山頂迫る 12:27→
ブナ林は山頂まで続く、シラビソ、ダケカンバも太い、
←最後の急登 12:32
概ね予定の時刻に登頂できそうです。
警告の標識 13:09→
天気も良く、山頂の混雑を予測、滞在可能は、分刻み?
←登頂記念 12:46
全員無事に登頂!、
混雑の中での集合写真の撮影は忙しい、
山頂の賑わい 12:49→
これでも、平日ですよ、
眼下のブナ林
悠久の原生林と思われます。この直下が、飛騨トンネル、
奥飛騨の秋は早い、紅葉のピークは過ぎ、冬の足音が、
←山頂標識 12:52
この写真を撮ったときには、やまびこ隊は全員いなかった。山頂滞在時間は、なんと10分以下、
昼食終了 13:36→
これより、木平湿原経由で下山開始です。
←木平分岐 14:06
標高1520m、小休止、これより90m登り、木平湿原に至る。
ナナカマド →
紅葉のピークは過ぎていました。
紅葉 14:23
一帯の自然林の樹種は豊富です。多くは落葉が進んでいました。
木平 14:24→
木平は登りきると、フラットで、このような素敵なプロムナードが続く、
←木平湿原 14:40
この湿原の標高は、1610mです。山頂域は概ねフラットで、少しの窪みが湿原を維持します。
ここへ、流れ込む水系はありません。私は、自己保水型湿原と名づけました。
ダケカンバの大木 14:43→
湿原から、脇道を少し入ると、ダケカンバの王様です。周辺にもその老木が目立ちました。
美しいブナ林 14:47&14:56
かっての、飛騨山地の多くがこのような美しい森であったと思われます。これが、本当の自然遺産ですね。
驚きの錦絵 14:06
カップルも、足を止める、この写真は、クリック拡大して見てくださいね。
天生湿原 15:23
更け行く天生湿原に別れを告げる。何時の日にか訪れんことを願う。
一行は、16:00下山を目指して急ぐ、
お疲れさん 15:55→
彼は、天生(あもう)の貴重な自然環境を保護保全し、未来に伝えていくための、自然公園協議会の保全・監視責任者です。
我々が湿原を周回している時には、自ら、チエンソーで、湿原周辺のナナカマドの剪定や登山道の整備をしていました。
しかし、下山した時は、我々と同時刻でした。私は、コース整備のご苦労に謝意を述べ、深く礼をして、天生峠を後にしました。
《追伸》
やまびこ会の当日の予定は、能郷白山でしたが、R157が土砂崩れで長期間の不通、迂回路でもアクセスはなんとか可能と
いうことでしたが、1時間も余分にかかるので、急遽、籾糠山に変更しました。
このコースは、やまびこ会にピッタリで、参加の皆さんも、先に、計画倒れのコースでもあり、大喜びで、疲れも忘れて頑張りました。お元気で、
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