岐阜県揖斐郡揖斐川町(旧坂内村)
三周ガ岳・1292m
Oct 7. 2008

三周ガ岳風景

三周ガ岳は、福井と岐阜の県境稜線に連なる越美山地で深山幽谷である。 そこは、揖斐川の源流域で、ブナ林におおわれた豊かな自然と険しい大岩壁、神秘的な夜叉ガ池など独特な景観が登山者を誘う。

やまびこ会にとっては、過去何回も計画したが天候に恵まれず断念、今回が初挑戦です。 一行13名は、豊田市を7:00に出発し、名神・北陸道・R303経由で池ノ又谷林道終点の登山口を目指しました。 一行の足取りをご覧ください。

写真説明、 1252mコブの頭より三周ガ岳山頂風景、13:20 山頂アタック隊・田中さん撮影



マップ&タイム(クリック拡大・コピーフリー)
@登山口・池ノ又谷林道終点 10:11発
A幽玄ノ滝(幽幻ノ滝) 11:25
B夜叉ガ池 12:10
C1252mのコブの頭 13:05・昼食13:20下山開始
D夜叉ガ池 13:55
E登山口 15:20着

・1252mのコブの頭往復
総所要時間5時間09分/往復5.8Km

登山ルート断面図



登山口 10:02
登山口Pは、数十台以上で、トイレも完備、

しかし、池ノ又谷林道は狭くマイクロバスでの進入は限界で、慎重に進んだ。




←入山 10:11
時刻は、10時を回っており、6時間コースのシニアー登山の行く末は?

源流を辿る 10:18→
池ノ又谷は、揖斐川源流で、豊かな自然の恵みです。


ブナ林 11:19
まだら黄葉の原生林を進みます。

幽玄の滝 11:28→
滝壺でゆっくり楽しむ余裕はない、一斉に眺めて出発、滝壺の標識は、『幽幻の滝』



夜叉壁
夜叉の大岩壁です。右奥のこんもりしたピークが三周ヶ岳?



昇竜の滝 11:45
白糸は、夜叉壁直下をくねる、揖斐川の源流の一つである。

右の写真をクリックして確認ください。その頭上は、夜叉壁が天を突く、壮大な渓谷美です。




夜叉の尾根を目指す 11:50〜12:00
岩場の切り込みを足場に一歩一歩慎重に、転倒は絶命!

中央奥の尾根の向こうが夜叉ガ池、



←記念写真 12:11
第一目標地点の夜叉ガ池尾根、 12時を過ぎた、慌て始める、編集者が記念写真を撮り、山頂アタック隊7名と夜叉ガ池満足隊6名に分隊、
山頂アタック隊12:15→
直ちに山頂を目指す。無線の周波数を合わせ見送る。


←夜叉ガ池満足隊 13:04
池を眺め、久しぶりにゆったり昼食、おにぎりが美味しい。

自然監視員 13:09→
昼食後、林野庁自然監視員から、夜叉ガ池のヤシャゲンゴロウの講義を聞く、



←ヤシャゲンゴロウとは?
全国で、ここにしかいない貴重な絶滅危惧種です。

サンショウウオの子供→
ヤシャゲンゴロウを確認したが、撮影出来ず。



←夜叉龍神神社
毎年神事が行なわれるが、自然保護の為には良くないという。

夜叉ガ池 13:17→
ガスが出始める、難儀な下山路を案じて、夜叉ガ池満足隊は、早々に下山開始、



1252mコブの頭展望 13:19
山頂アタック隊ここで昼食、ガスが出始め、時間切れでアタック断念、山頂まで730m、

田中さん撮影



下山 14:06
夜叉壁下の険しい岩場を下り、黄葉近いブナ林を眺め、夜叉谷の豊かな水で喉を潤し全員無事に下山、



←お疲れさん 15:05
下山時刻は、夜叉が池満足隊:15:05、山頂アタック隊:15:20

登頂失敗の反省
@シニアー6時間コースを、10時過ぎに入山、順調でも16時過ぎ下山は危険、
A登山口までのアクセス往復7時間、秋の夕暮れは早い、 Bさらに、晩秋の紅葉の時期の日帰り登山は一層困難かも、6時以前の早朝出発が必要、
C次回の、能郷白山・標高差910mも、一層困難が予想される。(見直しが必要?)





****《2008年度 山行プラン&記録 へ戻る》****