三重県松阪市
白猪山・819.7m
Jan 22. 2008

白猪山風景

白猪山(しらいさん)は、関西百名山であり、伊勢三山とも言われ、古くから信仰登山の山として崇められたという。 一行は、大寒の山行である。伊勢自動車道を南下、松阪ICからR166和歌山街道沿いの登山口・谷の集落を目指しました。

当日は、曇り空ですが無風で穏やかな里山登山となりました。一行の足取りを報告します。

写真説明、 大石町谷地区の大日堂前から眺める白猪山風景です。手前の石組みが谷集落の歴史を告げる。



マップ&タイム(クリック拡大・コピーフリー)

@”大日堂”登山口P 9:55着/10:05発/海抜111m
A大城道分岐 10:50/海抜約400m
B矢下道分岐 11:33着/海抜約500m
C白猪山頂 12:20着/昼食・13:00発/海抜819.7m
D大城道分岐 14:05
E大城道経由”大日堂”登山口P 14:40着
・マップは、カシミール3D

・登山総所要時間4時間35分/往復約7.6Km

登山ルート断面図



”大日堂”登山口P 9:55着

R166をを進み、登山口入り口標識を確認し右折、800mで、ご覧の、お堂と見事な石組みです。


←谷集落
江戸中期の豪雨による大崩壊で、集落は大打撃を受け、その教訓の遺産がこの石組みです。
僅かばかりの耕作地と屋敷は総て石組みに守られていました。

大城道分岐 →
標高は400m程、白いものが現れました。



←標高500m
100m毎に立派な標識です。積雪も多くなってきました。

アイゼン装着 →
先々の急登に備えてアイゼンを付けて進みました。




←標高724m
展望台の右上の見晴らし山での休憩記念です。

展望台→
ここからも、多気の山々を眺めます。



←石尊権現社上
積雪は一層深く、山頂間近です。

雪山気分→
新雪を踏んで山頂を目指す。



←山頂風景 12:20登頂
白い猪が一匹と登頂者の名前がぎっしり書かれていました。

登頂記念→
全員登頂の快挙です。積雪は20cm以上でした。



←白猪山からの展望図
山頂からは、室生・大台の山々、そして、東北東に富士山です。
一行は、山頂から、遥か雲間の上にかなり大きな富士山を確認しました。 しかし、こんなに大きいのはおかしい、やはり富士山だ!統一見解は出ませんでした。
そこで、カシミール3Dで検証すると、
白猪山と富士山間の直線断面から、 途中に高い山が無いので、大きな富士山が見れるロケーションであった。 (三河の山からは南アルプス越えとなり小さい)、 白猪山は、古から『富士山遥拝所』なのだ!我々も拝んだのだ!

多気の山々→
山頂直下に谷の集落です。そして多気の山々です。 かって、炭を松阪から舟で江戸へ運んだ備長炭の産地なのだ!



←樹氷
山頂に見事なオブジェです。その下は、都・谷の集落。

白猪山風景・大城集落→
下山は、大城登山道となりました。大城集落からの眺めです。 谷集落と異なり、茶畑に囲まれた数件の集落のようでした。

この度の登山は、予想外の積雪でした。しかし、15名中11名がアイゼンを装着し 転倒事故を防ぎ、無事に下山することが出来ました。積雪期はアイゼン必携ですよね。 編集者も、6本爪のアイゼンを早々に装着した。

帰路は、時間調整も兼ねて、12万石の松坂城址を散策し足湯経由の帰宅となった。

皆さん、お疲れさん、次回もお元気で、



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