徳島県三好市/美馬市
剣山 1955m・四国山地・百名山
May 9. 2009

次郎笈(じろうぎゅう)峠から剣山頂を望

剣山は、四国第二の高峰として広く親しまれている。その魅力は、山頂域に豊かになだらかに広がる シコクザサの景観と、中国・四国・近畿を見渡す大展望、その山体をやさしく包む原生林も味わい深いという。

そこで、Y社の登山ツアー『アケボノツツジ咲く石鎚山と緑の絨毯剣山』に参加し、 剣山登山を取材しましたので、前日の石鎚山とセットで報告します。

参加者は、名古屋近郊の健脚女性9名と我々男性4名です。 一行は、ラフォーレつるぎ山に前泊し、早朝、東祖谷の見ノ越からガイドを先頭に2班編成で阿波の高嶺を目指しました。 二日目の一行の足取りをご覧ください。

写真説明、 次郎笈峠手前から剣山風景、一帯は笹の海、8:58撮影



マップ&タイム

@剣神社登山口 6:49発
A西島駅 7:54
B大劒神社下 8:240
C分岐 8:41
D剣山頂 9:41着
E西島駅 10:45(登山リフトで下山)
F見ノ越駅 11:09着

・総所要時間
 4時間20分/4.7Km

・剣山コース断面図

・剣山登山案内図

・剣山詳細図




←剣山の朝 5:44
朝陽に浮かぶ剣山、”ラフォーレつるぎ山”前にて、

登山口 6:49→
見ノ越の剣神社の入り口が登山口、この奥に神社、参拝後トンネルをくぐり緩やかな巻き道を進む、



←ブナの原生林 7:03
西島まで山腹の巻き道は1.4Km、

次郎笈の峰 7:49→
入山1時間、笹の峰が出現、


←西島駅 7:54
登山リフト西島駅前の鳥居、ここをくぐれば、尾根道コースで40分で剣山頂へ、 一行は、右折し遊歩道コースで、次郎笈分岐へ、
大剣神社→ 8:24
すぐ上に、大剣神社、御神体の大剣岩、はるばる来たのだ、寄ってみたいが、何故か素通り、



大剣岩 8:28
この岩が大剣神社の御神体なのだ、剣のように鋭いから剣山という。

二度見展望→ 8:39
何度も見たくなる最高の展望所、



← 二度見展望 8:40
東方に一の森 1879.2m、尾根の左上が剣山頂、
二度見展望 8:41→
北方に丸笹山 1711.6m、この山の登山口は、”ラフォーレつるぎ山”前から、


←次郎笈 8:47
二度見展望から、1時間も歩けば行けるのだが、今回は二度見るだけ、

剣山頂 8:56→
次郎笈峠散策、振り返ると、剣山、シコクザサに鹿道が四方に延びる。



←次郎笈 9:35
剣山から見た次郎笈の秀麗な山容

剣山登頂 9:41→
阿波の高嶺です。快晴無風、大展望、裸地化防止の木道が伸びる。
そこに、ハイパワーのカラオケセット(青いカバーの中)、聞いてみると、 演歌歌手の”北山たけし”が登って来て、午後3時から1月発売の新曲”剣山”を歌うという。
翌日の、 報知読売インターネット版記事



← 登頂記念 9:43
今回、百名山初登頂(石鎚&剣)のFriend,

登頂記念 9:44→
今回で、百名山24山目の編集者、
山頂は、トイレタイムでちりじりバラバラ、集合写真の機会なし、



←山頂風景 9:42
室戸岬に続く山並み、

山頂風景 10:02→
山頂は、なだらかで広く、一帯を『平家の馬場』と呼ぶ、

剣山は、祖谷の奥の奥です。山頂でのんびり景色を眺める青年は、徳島市から始めて来たいう。 彼は、徳島市の方角を指差し、山域の深さに感激していた。 この時、一緒に登った皆さんは下山の準備をし、私を探していたのだ。



←山岳気象観測所 10:07
山頂には、1943年に日本で三カ所しかない有人測候所が建設された。 しかし、衛星時代になり、現在は無人測候所、

R438 10:13→
R438とは、善通寺市から徳島市へ抜ける祖谷の山岳ルート、平家の落人の集落が点在、車幅狭く、 ヘヤピンカーブの続く難所、



←下山開始 10:14
山頂取材半ばで下山となる。誠に残念! 丸笹山1711.6mを確認し慌て下山、ここも頂きは『平家の馬場』か、
刀掛の松 10:24→
下山は、尾根道の30分コースで西島駅へ、次郎笈も見納め、


←丸笹山 10:33
原生林を下る、北たけしの新曲”剣山”を聞きに沢山の観光客が登ってくる。 頑張れともいえず、会釈して下る。
西島駅着 10:45→
登山リフトで観光客が子供を抱いて上がってくる。



←西島駅 10:50
立派な”しめ縄”、数名で担いで上げたという。午後、北山たけしが先頭で担いで登り、山頂の神社に奉納された。

登山リフトで下山 11:09→
昼食前にあっけなく下山、早速荷物を整理して帰路に着く、マイクロバスはトヨタ製コースター27人乗り、 ドライバーは、T観光の大型観光バスのプロOB、山岳路も見事なハンドルさばき、鳴門大橋経由で阪神高速は渋滞前に通過し、 予定より2時間早く19:00名駅着。



←さらば剣山 11:30
帰路、見ノ越のR438から剣山に別れを告げる。 左肩の白い筋が、見ノ越から西島駅までの登山用リフト、

剣山情報は、 剣山観光を進める会参照、




《Y社の登山ツアー》
縁あって、Y社の登山ツアーに始めて参加しました。 Y社の方々、T交通のベテラン運転手さんのお陰で、参加の皆さんと共に無事に石鎚山&剣山を登頂、 幸い天候に恵まれ素晴らしい体験と取材も出来ました。有難うございました。

参加して分かったことは、 安全第一の山行プランであり、マイクロバスもバス会社の営業車でプロのベテランドライバーがあたり、 一行を安全に名古屋駅前から、四国山地へ運んだ。

Y社の登山ツアーは、女性を主体にしたツアーのように思われた。そこへ異質の男性が紛れ込んだためか、 2人のガイドは、われわれ男性高齢者の扱いに慣れていないようであった。 我々も、2人のガイドに終始馴染めずとまどった。

入山早々原生林で、熊除けの鈴を外せと言う。 おかしなことを言うなと思っていたら、今度は、鈴をもぎとり手渡す。フレンドが、対向者に頑張ってね、と声を掛けると。 そんなことは言わなくて良い、こんにちはでよい。まるで教師の中学生引率登山のようであった。 これも、安全登山に必要なルールかも、

後で、宿の主人に四国には熊はいないのですか?と尋ねると。石鎚山にはいないが、剣山にはいるという。 今日の、剣山では、鈴が役立ったのだ、
2人のガイドは、超ゆっくり歩行で、終始安全と予定時間以内での下山を心がけ、 また、我々よりも女性参加者と宿の主人に気を使っていた。

ドライバーは、T観光の大型観光バスのプロOB、山岳路も見事なハンドルさばき、鳴門大橋経由で阪神高速は渋滞前に通過し、 予定より2時間早く19:00名駅着。われわれ3名は、名駅で”ひつまむし”を食べ息を吹き返した。

以上で、剣山登山体験記を終わります、これから剣山へ出かける方の参考になれば感謝です。 皆さん、お元気で、お疲れさん、




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