福井県敦賀市
鉢伏山762m
Nov 16. 2010

鉢伏山頂から敦賀湾を望む

鉢伏山は、北国街道の難所”木の芽峠”の西方にそびえ、山頂からは敦賀湾を眼下にする絶景が 楽しめるという。

今回のルートは、1000年余の歴史を刻む古道です。しかし、現代の健脚シニアーにとっては、 良く整備された安全、安心の5Km縦走ハイキングコースです。

やまびこ会にとっては、前回中止の後の一ヶ月ぶりの山行です。ゲスト2名を含めて、総勢18名の参加者は 快晴下の木の芽峠古道を満喫しました。

写真説明、
鉢伏山頂から、敦賀湾、敦賀半島を望む、半島のピークは西方ガ岳、その右がサザエヶ岳、11:32 撮影


@コース案内: コースマップ コース断面図
A登山口:新保バス停
B総所要時間: 4時間30分/5Km


・登山口 9:35

敦賀市新保のバス停です。

明治中期までは北国街道の宿場町の入り口、 ここから、集落を抜けて古道を進み、木の芽峠を目指す。



・峠道入り口 9:50

この先から、古道へ、
入山前に、
『歴史の道・木の芽古道』を読んで、見てください。へ、



・道標 9:55

この先、歴史道、古の道標、説明板続出、



・休み石 10:36

当時の腰かけ石は健在です。

彼らの荷は、30Kg以上はあると思う、我々は数キロ



・明治天皇御膳水 10:50
明治天皇北陸巡行(明治11年10月9日/1878)時の水場、今でも、小屋の中に浴槽大の豊富な霊水、

明治20年東浦に車道開通、29年鉄道開通、以後廃道、

・峠の紅葉 10:57

一行を見事な紅葉が迎える。



・峠の茶屋 10:59

大名に、茶を出したというこの茶屋は、550年後の現在もその末裔が住む、

かれは、犬2匹と、知人のサポータに支えら暮らしている。 家の前には、歴代の立派な墓が並ぶ、

・ブナ林 11:09

峠一帯は、天然の落葉樹林帯で、落ち葉1000回の古道を偲ぶ、この先、観音丸城址を右に見ながら山頂へ、



・スキー場出会い 11:15

古道からスキー場の初心者コースを登り、山頂へ、



・白山 11:28

山頂手前、北東に加賀の白山、

今庄365スキー場のリフト終点

・登頂記念 11:35

全員無事にポーズ。

後方は、敦賀半島の西方ガ岳、

ここも、ゲレンデの一部でスキーヤーの展望台



・下山開始 12:25

山頂域は、リフト終点で、食堂&トイレ、

リフト小屋の屋根には、UHF,VHF の無線のアンテナ、抜群のロケーション、


・ゲレンデ下り 12:29

リフト沿いに、ゲレンデを早足で下る。時々尻もちをつく隊員も、そこは、グラススキーで滑降もOK?

やまびこは、何故か下山は早い、

・白山風景 14:36

ゲレンデからの眺めは素晴らしい、そこは、リフト線沿いの中級コース、

・今庄365スキー場 13:07

13:10全員無事にスキー場バス停へ下山しました。

スキー場は、シーズンを前にして、ゲレンデ整備とリフトの椅子の取り付け作業が進められていました。

そこには、”今庄365温泉やすらぎ”があり、露天風呂から白山が遠望できる。当日は休業中、

皆さん、お疲れさん。


気比神宮参拝


・ボランティアガイド
13:49

一行は、ガイドにつかまった。気比(けひ)神宮は、北陸道の総鎮守(越前の一宮)と自慢する。

願いが叶うのは、神社で売っているお守りで分かるという。お守りの品揃えは豊富のようだ。

尋ねると、格式最上位の神宮は、全国で23あるという。伊勢神宮から順にいくついえますか?

・自慢の鳥居 14:15

この、高さ11mの朱塗りの大鳥居は、日本3大鳥居の一つで、国の重要文化財、

境内には、奥の細道で敦賀を訪れた 松尾芭蕉の句碑がある。

名月や北国日和定めなき




《取材メモ》
今回は、心配された天候も見事に変わり、快晴下の北国街道デーツアーとなりました。 難易度★とあってか、参加者は18名とやや多めです。

お陰で、多くの武将や明治天皇も通ったという古道を学び、楽しむことが出来ました。 峠の紅葉も見頃、敦賀の絶景、加賀の白山もよく見えて、疲れ知らずの快適なハイキングとなりました。

とりわけ、木の芽峠で、550年間暮らすという茅葺の茶屋には、びっくり仰天です。 本人は不在で、里から軽四で上がってきた助っ人と犬2匹が留守番をしていましたが、 家を除くと生活の匂いが漂いました。

やまびこ川柳

”やまびこの 下りはやいが 事故のもと” ・・・ 下りは追いつけない 編集者

やまびこを、10年間取材した結果、何故か下りは脱兎のごとく早い、そして、転倒事故はほとんど下りで起きている。 登りのようにゆっくり歩けば転ばないと思う。

皆さん、Friendさん、お元気で




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