岐阜県恵那市(上矢作)
大船山 1159m & 風の森 1200m
Mar 17. 2010

大船山 & 風の森

上矢作の大船山は、4Kmに及ぶ参道の松並木(樹齢200年)と弁慶スギ(樹齢2500年?)がロマンを誘う。
さらに、山麓の牧場には2007年から、13基のドイツ製風力発電機が稼動し、展望台があるという。

編集者は、安近鍛コースに相応しいか、健脚さんを誘って全コース往復20Kmを調査しました。 安近鍛の参考情報として報告します。

写真説明、
風の森展望台からの大船山風景、風車の立つ丘から2つめの山が大船山 14:33 撮影(逆光)


@コース案内: コースマップ コース断面図
A登山口:JA恵南P(大船神社参道入口・中島バス停)
B総所要時間: 7時間20分/20Km


・登山口 9:31

松並木登り口から4.5Km先の大船神社を目指す。

当日は、地元の奥さんの配慮で、JA恵南Pへ駐車、 2台以上は、旧上矢作支所P(Tel 0573-47-2111)がお勧め、



・見どころ 9:32

鳥居をくぐり、見どころ案内板を読む、



・松並木 9:53

樹齢200年の老松336本の始まり、近年松食虫の被害が目立つ、



・松並木 9:53

防虫剤注入の甲斐もなく、伐採は続く、



・年輪 10:03

数えてみると200年余、編集者の3倍頑張ったのだ、



・発電所上広場 10:47

中間点の展望広場海抜763m、一息入れる。
ここから安近鍛エリアが一望できる。



・導水管 10:51

この直下、300mに中部電力 ”上村水力発電所”が健在、9800Kw



・尾根上に水路 10:57

この上に、上村堰堤があり、4トン/秒 の水が流れる。

大船山は、矢作川の水源域の一つで、豊富な保水力を実感できる。

・石仏群 11:04

参道は、まだまだ続きます。腐葉土は厚く、参道の歴史が沁みる。



・大船神社 11:48

参道経由は、この鳥居にでます。ここまで2時間18分、健脚同行の成果で概ね予定通り、



・弁慶スギは必見 11:49

参拝後、この案内の奥を目指す。



・弁慶スギ 11:54

樹齢2500年とも記される巨樹、根羽の『月瀬の大杉』を凌ぐか?

巨樹に感激し、一息入れて、山頂を目指す。

・大船山頂 12:23

山頂には、川瀬さんの懐かしい標識と三等三角点、

ここから、風車まで間近と思いながら登ってきましたが、進路を探すも発見できず。 どうやら、一旦林道へ下りて、進むしか道はない。

・山頂の展望 12:33

雑木林の隙間から、風車を確認、これも冬季限定の眺めです。

昼食後、風車見物の夢を求めて、風の森へ向かう。

・大船神社正門 13:33

下山途中の分岐を左へ進むと林道への近道で大船神社正門(石の鳥居)へ出る。

鳥居横に、天平宝字(奈良時代)からの
『大船神社沿革』
が記される。ここが、自動車時代の参拝者の正門のようです。

ここから、3から4Km先の風の森にある風車群を目指す。

・最初の風車 14:00

林道をくねくねと27分(約2Km?)歩いてやっと最初の風車に到着しました。

写真は、小さく見えますが、地上65mに600Kwの電力を生み出す赤白のブレードが唸る。



・風車案内板 14:03

これは、案内板(クリック拡大)の一部です。

大きな案内板版には、風車の説明、配置。現在の風力、発電量などが表示される。

風車は、ドイツ製の新型で、600Kw X 6基、800Kw X 7基、合計=9200Kw、
風速12m/秒で定格出力、茨城県日立からNTT回線で24時間遠隔制御、

・バイオトイレ 14:04

風車Pの近くにはバイオトイレ完備、ここから、1.8Km先の展望台を目指す。



・風車&展望台 14:35

一帯は、標高1100〜1200mの起伏ある牧草地、

13基の風車が見え隠れ、快晴西の風強し、



・恵那山 14:40

展望台からは、
360度の大展望、懐かしい恵那山、大川入山、茶臼山などが風車越しに楽しめます。



・茶臼山 14:45

茶臼山と萩太郎山のスキー場が確認できました。

時刻は14:45、当初の下山予定時間となりました。 ここから、JA美南Pまでは約10Km、気合を入れて下山開始、

・大展望記念 14:45

左、超健脚さん、
右、取材&編集者



・無事に下山 16:48

最近では、かなりハードな山歩きとなりましたが、超健脚さんのリードで、無事に全工程の調査を完了しました。

超健脚さんは、ケロリ、今日の歩行は34000歩という。
取材&編集者は、ふー、疲れた!、しかし、達成感もあり、気分は爽快であった。



・上矢作振興事務所
17:00

旧上矢作支所です。昨日、電話で登山情報を確認し、林道の工事で風の森までは車通行不可を伺う。 登山の無事を報告し、下記の、上矢作町まちづくり委員会の情報をいただきました。

この季節は、麓の大平地区の福寿草自生地がお勧めですが、入園は5時までで時間切れ、残念!




・上矢作町まつづくり委員会編集のパンフレットを活用ください。
画像がでたらクリックすると拡大します。

@『かみやはぎ風の森』
A『風力発電所施設概要・特徴』
B『福寿の里・上矢作町案内図』
C『福寿の里・大平地区の福寿草』
C『恵那観光・風力発電所』

・・・ 自然エネルギーのまち『上矢作』 〜 風と森と清流と 〜 ・・・




《取材メモ》
3月16日のやまびこが雨で中止となりましたので、翌日に、急遽、安近鍛コースの調査に出かけました。
今回の取材より、登山口から風車までの往復は、安近鍛としては長すぎて適当でないと思われました。 しかし、安近鍛の健脚選抜なら安全で良さそうです。 したがって、安近鍛コース健脚向き としてお勧めします。

安 近 鍛 川 柳

” 安近鍛 調査の成果 1k減 ”

皆さん、お元気で




****《JA2TKO山紀行へ》****