長野県安曇野市
上高地ハイキング 1504〜1562m
Jul 5. 2011

明神岳風景

上高地は、梓川上流の景勝地である。中部山岳国立公園の一部で、国の文化財(特別名勝・特別天然記念物)に指定されている。

標高約1,500m、全域が松本市で、その歴史を含めて 『上高地-Wikipedia』 に詳しく紹介される。

今回の上高地ハイクは、天候が回復し参加者は本年最多の22名、前月末の釜トンネル出口土砂崩れ復旧直後であったが渋滞もなく、 観光センターPから徳沢園までの爽快・ときめきハイキング(14.6Km)となりました。

やまびこ会の上高地ハイク取材記をご覧ください。

写真説明、
梓川左岸から明神岳を仰ぐ、10:24撮影



@コース案内: 上高地ハイクマップ 上高地ハイク断面図
A出発:観光センターP
B上高地ハイク総所要時間: 6時間10分/往復:14.6Km


・観光センター着 9:00

豊田市5:00発、高山、新安房トンネル経由、釜トンネル復旧なるも片側通行での渋滞を心配したが、 すんなりと通過し予定通り現着した。

既に、観光バスは10台、Pの係員にマイクロバス15:00脱出予定を告げ、早々に出発、



・河童橋 9:32

忙しいハイキングの出発記念です。一行が並ぶと、写真屋がカメラを受け取りシャッターを切る。

すかさず、営業用カメラでパシリ。その直後に、一行のカバー入り記念写真を披露する。 その速さに驚く、(カメラとプリンターが無線LANで接続・瞬時印刷のようだ)



・岳沢ビュー 9:51

この沢の奥、かって挑戦した前穂、奥穂はガスの中、



・西穂独標 9:51

西穂は見えないが、かって登った独標を確認する。



・明神へ 10:07

こぼれ日、涼風、なだらかな散策路、



・明神到着記念 10:40

中間地点休憩、奥宮、明神池は帰路観光とし、先を急ぐ、



・古池 11:14

明神から34分、河童が出そうな神秘的なポンド、



・梓川左岸 11:34

昨夜の雨で濁ることもなく、豊富な水量、自然エネルギーの源なのだ、

先人は、大正時代にこの流れに着目、昭和3年に霞沢発電所を開設したという。

旧安曇村にある霞沢発電所所
・形式:水路式、発電機台数:3台、最大出力:39,000Kw
・運転開始:昭和3年11月
・有効落差:453,65m、最大使用水量:10,57立方メートル/秒
・平成15年3月31日現在/東電資料から



・ニホンザル 11:42

上高地はサルの楽園か?

餌付けは禁止だが、彼らは豊富な自然食のランチ、

植物の根をもぎ取りおいしそうにかじる。

・徳沢園到着 11:48

ロッジ前のベンチで昼食、21℃、ベストを着る。

広場では、自前のテントが2張り、梅雨の時期でもありロッジは空き室あり、梅雨明けは満室という。

一帯は、明治18年上高地牧場として開設、現在の徳本(とくごう)峠を越えて牛馬を運んだという。

12:30復路に着く、

・徳本(とくごう)峠 13:14

往路、”とくごう”で3泊したという大きなバックのカメラマンがいた。

帰路、そこは、この標識の徳本峠であると理解できた。かれは、霞沢岳に登り、穂高連峰、笠ヶ岳を狙っていた思う。

徳本峠の宿:霞沢岳への登山基地、

・カンボク(肝木) 13:27

朝焼けの宿・明神館の前から明神池にかけて、この”白い花”が咲き誇る。 宿の主人は、ニヤマカンボクと補足した。



・明神橋 13:33

この橋を渡り、穂高奥宮、明神池へ、急峻な峰は明神の主峰?



・明神池 13:45

神秘的な明神池、そのほとりには、穂高神社奥宮があり、日本アルプスの総鎮守

そこは、神降地(かみこうち)といい、やがて一帯を上高地と呼ぶ、

明神池の木戸銭は、300円/人 也、以前は150円、 中に入り、一の池、二の池をめぐる。

・木道 14:17

梓川右岸は、随所から沢水が流れ湿原となる。



・沢の水 14:47

北アルプスの湧水、永久の流れ、



・六百山/2450m 14:57

湖面からの標高差は約900m、霞沢岳の北に聳える。

登路は不確かで、超ベテラン向きの山という。



・明神岳 15:09

梓川右岸、河童橋手前からの眺め、

明神からの右岸散策は初めてです。”特別名勝”を実感しつつ河童橋を渡り、観光センタPへ

皆さん、お疲れさんでした。

・おまけ 13:51
往路、上高地ビジターセンターへ数分立ち寄る。情報満載でしたが、神降地の記念に鳥瞰図をお土産にしました。 霞沢岳2645mに登れば、このような展望が楽しめるか?

クリックしてご覧ください。





《取材メモ》
今回のデイサービスは、早朝5:00から16時間に及びます。早朝割増もなく、安心安全のPPK準備です。 14.6Kmをせっせと歩き、観光センターPで、あわてて登山靴を履き替える一行をみて、 お店の方が、どこから降りてきたかかと尋ねます。店にも寄らず、慌てて脱出する一行を見て彼はどう思ったか?

名勝上高地は、人生の思い出、家族の思い出の舞台です。当日も、修学旅行の高校生が数人のグループで散策します。 聞くと、愛媛からという。彼らが無事に就職し、結婚し、家族でゆったり訪問できる日本を願って見送った。

米国LA在住のFriendは、青春時代に北アと上高地を歩いた、米国で結婚し半世紀、彼は家族で帰国した時上高地を訪れた。 その時の素敵な家族写真を私に送ってきた。彼は、日本の心を子供たちに伝えたかったのだと思う。

やまびこ川柳

”河童橋 三脚なしで ハイポーズ”・・・三脚を出さずに済んだ編集者

”上高地 神降地とは 知らなんだ・・・編集者

皆さん、Friendさん、お元気で




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