静岡県浜松市
富幕山563m & 尉ヶ峰433m
Feb 15. 2011

只木コース中間点の幡教寺跡園地

富幕山(とんまくやま)と尉ヶ峰(じょうがみね)は、奥浜名自然歩道で、静岡県自慢の安全・安心シニアー向けハイキングコースです。

山頂からは、遠州灘、浜名湖、浜松市街を一望する奥浜名の景勝地です。

やまびこ会にとっては、いづれも2回目の登山です。 今回のルートは、富幕山は初の只木コース、尉ヶ峰はあづま屋(獅子落し手前)からの短縮コースとなりました。

当日は快晴下、参加者17名は前夜の降雪の名残を踏みしめながら、みかん畑の奥山のんびりハイキングを楽しみました。

写真説明、
富幕山、只木コースの中間休息地点(幡教寺跡園地)風景、中央に楠木と立派なあづま屋 14:19撮影

写真をクリック:尉ヶ峰山頂から北西に聳える富幕山風景 2004.2.17撮影



@富幕山コース案内: 富幕山コースマップ 富幕山コース断面図
A登山口:只木バス停奥のみかん畑
B富幕山総所要時間: 4時間25分/7.2Km(只木バス停からの片道0.8Km短縮)


・登山口 9:00

只木バス停から、0.8Km奥のみかん畑です。

ここからは、目指す富幕の頂は確認できません。しかし、立派な道標に導かれ、みかん畑を眺めながら進みます。



・立派な道標 9:07

辻ごとに、このような真新しい道標です。(西伊豆の達磨山と同じ仕様)

クリックして、よく確認してくださいね、

英文併記で外国人にもやさしい、

・車止め 9:14
林道を進み、ヘアピンカーブ地点が車止め、

ここからが山道で、道標、英文併記のコース案内板が迎える。

そこには、静岡県知事が発注した、H22年度、自然歩道整備工事の看板が立ち、工事費4,980万円と県知事名、請負業者名、

只木コース案内図



・ミニアーチ橋 9:38

軽四も通れそうな遊歩道、



・標識柱 9:47

只木コースの入り口から2.5Km地点を示す、



・幡教寺跡園地 10:14

只木コースの中間地点が幡教寺跡園地で、中央に立派なあづま屋と楠木が立つ、休息地点

鳳来山幡教寺跡の説明版と記念碑が建つ

快晴無風、気温も上昇

・五輪塔? 10:28

幡教寺跡園地前の林道奥に、 このような供養塔が複数、ガイドマップの五輪塔?



・道標・案内板 10:46

安心・安全の案内は続く、

・雪路 10:48

昨夜の雪がハイカーを楽しませます。奥浜名での雪路は貴重です。

・山頂風景 10:54

みかん畑から、1時間54分で、全員登頂、快晴、

そこには、山頂標識(クリック拡大)、あずま屋、日時計、展望案内板、Docomoのパラボラアンテナ、一等三角点などが建つ、奥浜名の景勝地、



・日時計 10:57

中央のお立ち台に上がり、11時前の登頂を確認、 隣に、展望絵図、奥浜名自然歩道説明図、



・一等三角点 14:10

明治18年埋標の一等点本点と自慢する。

詳しくは、 《点の記》

・遠州灘 11:33

浜松市街、アクトタワー、浜名湖大橋そして遠州灘が光る、



・登頂記念 11:48

参加者17名、昼食後、出発前に撮影、



・気になる看板 13:13

登山道入り口の車止めです。下山時間は、1時間25分、

そこに建つ看板の、自然歩道整備工事費4,987万円が気になります。 22年度(3月15日まで)に使うという。続編は、取材メモで、

・只木風景 13:25
富幕山の頂は、只木のみかん畑からは確認できません。 どうやら、写真中央の山の奥山のようでした。

全員みかん畑へ下山、お疲れ様、



・尉ヶ峰山頂 14:19

富幕山下山後、まだ陽は高く、バス登山で、尉ヶ峰の獅子落とし下のあづま屋へ、 そこからの短縮コースで山頂へ、所要時間26分

獅子落としの直登ルートを進むと、自然歩道整備工事の最中であった、請負業者の親方にいろいろ尋ね、 工事請負のあらましが少し理解できた。富幕山は、昨年済ませ、年度内に佐久米コースを整備するという。 この続きは、取材メモへ、



・奥浜名自然歩道とは 14:24

尉ヶ峰山頂の案内板によると、
@只木コース(富幕山 4.1Km
A奥山コース 4.7Km
B佐久米コース(尉ヶ峰) 5.7Km
C細江コース 10.8Km
と説明する。

総延長 25.3Km





《取材メモ》
今回の富幕山は、天候に恵まれ、楽しいハイキングとなりました。

しかし、コース半ばで、Sさんが、工事看板の”自然歩道整備工事費4,987万円”に気付き、 工事費が書いてあるのは目面しいという。

当初、立派なあづま屋が2500万円とか、道標と歩道整備などが2500万円などのうわさが出た。 静岡県は国際的な観光立県を目指すのか?

そこで、後日、工事の発注元の静岡県観光政策課へ電話し、素晴らしいトレイルのお礼をいい。 工事費4,987万円の内訳を聞いてみた。

発注内容:
22年度は、奥浜名自然歩道は、前記@ABの3コースで、延べ14.5Km
整備範囲は、道標、案内板更新、歩道路肩、階段、水吐け整備など、

と観光政策課は説明した。4,987万円/14.5Km=344万円Kmとなる。
単価の金額は別にして、伊豆箱根の国際観光立県を、奥浜名まで拡大し、 工事費を公開し、同じ仕様で差別なく進めている静岡県の観光行政にエールをおくりたい。

今後は、日本中の工事現場の看板に、工事期間だけでなく、工事費を記載し、市民が確認出来ることは有益と思う。 静岡県は、その先駆か?われわれが無知なのか?皆さん、看板を良く見ましょう。工事費が書いてなかったら、発注部署へ聞いてみよう!

チュニジア、エジプトの革命は、フェイスブックから、日本は、やまびこのHPから、行政の刷新となるか、

やまびこ川柳

”山歩き 短縮ルートが ちょうど良い”・・・やまびこ長老

”東名の 渋滞事故を 無事回避”・・・やまびこ参加者一同(2/15夕刻・東名下りの3名死亡事故と同時刻走行)

”バス席は いつも同じだ 10年間”・・・後部座席の参加者

皆さん、Friendさん、お元気で




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