母袋烏帽子岳風景
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母袋烏帽子岳(もたいえぼしだけ)は、飛騨高地南部の鷲ヶ岳から白尾山をへて南に連なる山並みにあり、二等三角点があるが、
何故か地図上にその名はない。
その登山口は、『アウトドアイン母袋』のスキー場、キャンプ場&温泉で知られています。
難易度は、一般向きの3時間コースで、参加者は今年最多の19名(内ゲスト4名)、
一行は、天候にも恵まれ、母袋温泉Pから新緑を彩るタニウツギの林道を進み山頂を目指しました。
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写真説明、
母袋温泉Pから母袋烏帽子岳(温泉場の左後方のピーク)を眺める、下山後・13:08撮影
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@コース案内:
マップ(出典:名古屋周辺の山200,P243) &
『アウトドアイン母袋』現地案内図
A登山口:母袋温泉P
B総所要時間:5時間/距離:往復5.8Km・累積標高差 540m(往復17500歩)
・登山口P 8:03
豊田市を5:30発、母袋温泉P8時の出発となり早すぎたようだ、
しかし、下山後の郡上八幡観光がささやかれる。
・入山 8:20
キャンプ場からタニウツギ(アカウツギともいう)咲く林道を進み標識を確認、
・入山標識 8:20
標識は、ゴミは持ち帰れ、山菜は採るな と告げる
・登山道 8:41
下半分は人口ヒノキの根っこ道、ついで笹道、ブナ林帯と続き山頂へ、
・おたすけ水 9:02
1/3位登った地点に『おたすけ水』場あり、マップに示す位置よりかなり上のようだ、
湧水は豊富である、全員コップ一杯飲みほし、今日の無事を祈る。
・急登 9:06
『おたすけ水』を過ぎるとロープを吊るした急坂となるが長くはない。
・山頂まで60分 9:10
既に、1時間10分の経過ですが、あと60分と出た、
・ブナ林帯 9:39
これは、山中で時々見かける光景です。
看板が表皮に食い込み痛々しい。
・白山 10:07
山頂間近で、残雪の白山を望む、
・山頂の木立 10:15
山頂は平らで、ご覧の樹木もあるが展望もよい、背伸びして白山を眺める。
・二等三角点 10:16
三角点の字体から明治時代?に設置したと思われる。
しかし、この1340m地点は、国土地理院の地図にはその名は確認出来ない。
山頂の樹木の根は風雨で流される。これは、多くのハイカーが登るので下草が育たない為と思われた。
・登頂記念写真 10:20
健脚者もそうでない人も全員無事に登頂成功!
背後に、残雪の白山を望む、
所用時間は、2時間10分、ご立派と思う、
・昼食 10:35
今朝は4時起きである、早めの昼食となった,
取材記者は、さほどの疲れもないためか、木立が美しいためか、
おにぎりは何時もよりおいしかった。
昼食後は、飛騨山地の涼風の中で、ゆったりと過ごし、12:55の下山開始となった。
・下山・林道出会い 12:01
ここから、林道を下って50分の標識、一行は、林道を横断し今朝登った登山道を下る。
・キャンプ場 12:54
栗巣川を渡り、登山口へ、
新緑&栗巣川 12:56
栗巣川の支流です。新緑に埋もれた川床を覗くと大きな一枚岩盤です。
この流れは、キャンプ場内でのマス養殖、マス釣り観光に利用される。
・下山 12:59
温泉前のキャンプ場入り口で中学生の集団が弁当を食べる、聞くと、愛知県の東郷町と知多市の中学生が二泊三日のキャンプに来たという。
一行は、母袋温泉で汗を流す予定でしたが、当日は中学生の団体貸切で一般の入浴は不可、
まだ、13:00である、
”美人の湯しろとり”経由で”郡上八幡観光となった。
お疲れさん、
郡上八幡観光
・八幡城案内図
一行は、郡上八幡旧庁舎(観光案内処)へ立ち寄り、ガイドマップをもらい、郡上八幡城へ、
・八幡城記念 16:23
この場所が、お城のパンフレットの表紙、
取材記者撮影
・郡上市街 16:07
昭和8年再建の天守閣最上階からの市街の眺め、
・山内一豊と妻の像 16:47
お城入り口P隣接の広場に建つ、
内助の功で有名な山内一豊の妻『千代』出生の地については近江説と郡上説があり、郡上説では初代郡上八幡城主の娘と自慢する。
後方が、S8年再建の天守閣、
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《取材メモ》
今回の登山に参加し、取材して、
1、今年最多の参加者、
今回は、難易度が一般コースであり高齢者の参加が可能となり、更にゲスト4名を含めて19名の参加で、会計係は安堵します。
会にとってゲストは会員の予備軍で歓迎しています。その多くは、やまびこHPを見て知って参加を希望するようです。
2、地図に山名なし
登山参加の準備中に、母袋烏帽子岳は山岳解析ソフト”カシミール3D”で探しても出てきません。
更に、国土地理院の1/25000地図にもないという。
これまで、やまびこ会で登った山で地図にない山は無かったように思う。一般には山頂に祠があり信仰の歴史がある。
この疑問は、IT検索で調べると、
岐阜県地理地名辞典によると、「モタイは、フロロ、フクラと同じで川岸などにある袋状の小盆地を意味している。
ここも川の谷が浅い凹地をなしている。」とあります。
また山旅徹底ガイドには、母袋とは子宮のことで地形に由来するらしいと書いてあります。
山名は、その母袋に山容からきた烏帽子をつないだものという。
登山口は、確かに谷の奥の小盆地になっています。突き当たりは母袋スキー場、キャンプ場と温泉がある。
また、取材記者の想像は、戦後のバブル期にアウトドアーを楽しむようになってから開発が進み、
近くの鷲ヶ岳の東に似た山容の烏帽子岳1625mもあることから、
地元の発案で、上記由来の母袋の名を冠(かぶせ)たか? 国土地理院への届け出をしなかったか? 国土地理院の怠慢か?
やまびこ川柳
”みちくさで フキにワラビに 曲りタケ”・・・食材ゲットで喜ぶ山ガール、
”難易度は 一般向きでも 限界だ”・・・やまびこ高齢者一同、
”デイケアー 山と観光 ワンダフル”・・・ゲストのNさん、
皆さん、Friendさん、お元気で
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