岐阜県岐阜市
金華山 329m 
Jan 8. 2013

金華山風景・長良川右岸より

金華山は、岐阜市街地にあり、長良川のほとりの急峻な独立峰である。

戦国時代は、天然の要塞として斉藤道三や織田信長らが居城を構えたという。1956年に再建した山頂の天守閣は岐阜城資料館として後世に歴史を伝え、 観光名所として、岐阜市民のハイキングコースとして賑わう。

今回は、やまびこ会の平成25年度の初登山で、参加者は16名、会としては初めての登山です。 一行は、岐阜公園Pから、めい想の小道、山頂、百曲りコースで右回り一周のミニ登山です。 下山後は伊奈波神社への初詣で、今後の登山の無事を祈る。

一行の足取りを取材しましたので報告します。

写真説明、
金華山の全景、山頂には天守閣が聳える、下山後に昼食をとった長良川右岸から、12:33撮影


@コース案内: マップ(カシミール3D)ルート断面図金華山ハイキングコース案内板
A登山口:岐阜公園P
B総所要時間:3時間/距離:往復3.25Km・累積標高差 ±359m(往復6500歩)


・登山口&出発 9:05

岐阜公園Pに降り立った一行16名、

山頂の天守閣を仰ぎ、左手のめい想の小道を目指す。

・入山 9:12

公園内には数多の標識がハイカーを導く、

めい想の小径案内板

・途中ビューポイントが4ヶ所、西方、北方の展望コース、

・分岐点 9:20

暫く進むと、馬の背登山道との分岐へ出る。

馬の背登山道は、急峻危険で、老人や幼児は無理と忠告する。

(やまびこ隊は、当初は馬の背登山道で下山の予定であったが、入山直前に話し合い変更した)

・伊奈波(いなば)神社旧跡 9:21

石碑と標識が建つ、

伊奈波神社は、岐阜県の誇りです。天文8年(1539)までこの場所、現在は、市内の伊奈波通りに社殿が聳え、初詣に60万人とか、

左の、烏帽子の形の岩は、長良川底から引き揚げたという伝説、

・ビューポイント 9:59

めい想の小道には、このようなビューポイントが4ヶ所ある。

それぞれ、西方(伊吹山方面)、北方(白山方面)の山々を眺め、一息入れる。



・ビューポイント標識 10:19

このような標識が出るので見逃すことはない。



・御嶽山見ゆ 10:23



・最後の急登 10:25

後半の登山道は、概ねこんな感じです。

まもなく、無線電話中継所を経て天守閣に至る。

・天守閣到着 10:32

1956再建の天守閣、

入場案内板をよく見ると、小さな字で、70歳以上は入場無料、館内は、4層の岐阜城資料館、

隊員の多くは無料で、会計係は微笑む。

全員入場し30分程で歴史を少し学び、最上階では360°の大展望を楽しむ、

・お城前交流広場 10:35

自販機が並ぶ、

広場には、ベンチが並び、市内の健脚老人がたむろする社交場と思えた。

一行は、ここで名古屋市のやまびこFriend Sさんグループ(すばらしい女性登山家)にばったり出会う、 山中での2度目の奇跡の再会であり、大感激、3度目の出会いを楽しみに分かれる。

・天守閣最上階の眺め・東方 10:51

東方遥かは、恵那山の方角ですが、逆光で近郊の山々が霞む。




・天守閣最上階の眺め・東南方向? 10:52

手前のアンテナ群は、金華山無線電話中継局

その向こうが岐阜市街か?高層ビルが見える。



・天守閣最上階の眺め・西方 10:54

長良川越しに、百々が峰、その手前の川岸に長良川温泉?


・天守閣最上階の眺め・北東方向 10:54

北東遥かに御嶽山、眼下に長良川、



・天守閣 11:13

振り返ってみるとなかなか威厳がある。

城の歴史略年表のスタートは1201年鎌倉時代にさかのぼる。
しからば、現存する骨格の天守閣は何時頃できたか?戦国の御世は激変で、解読できない。

はっきりしているのは、江戸時代は城郭なし、明治43年に模擬城建設、昭和18年2月消失、昭和31年現在の鉄筋コンクリート製天守閣再建、

11:13 下山開始、

・下山注意情報 11:14

馬の背登山道の注意情報です。

またもや”老人と幼児は無理”と出た、我々は、幼児レベルなのだ、迂回しよう。

この警告を無視して事故を起こせば、暴走老人と批判される。 しかし、よく見ると(健脚向き)と付記あり、健脚シニアーには向いているのだ、

・天守閣 11:15

観光客は、ロープウェーで登り、天守閣にあがり、ここで記念写真を撮る。

天守閣は、岐阜県の経済に貢献する。しかし、木造に建て替えれば一層効果が出るか?名古屋城の効果を見てからでも遅くない。

・ロープウェー頂上駅 11:28

この駅舎の少し上に、レストランがあり、その屋上が展望台、そこからの眺めもすばらしい。

安城市から来た登山ツアーの一行が展望台で昼食中であった。



・百曲り登山道 11:42

下山は、このルートを選び、老人向けの無理のないコースとなった。



・休憩・下山準備 11:43

百曲りに備えて準備する隊員、



・下山・百曲り登山道口 12:07

全員転倒もなく無理もせず無事に下山終了、

ただし、1名は、自称腰痛のため往復ロープウェー利用となった。

下山後、標識を見ると、健脚コースとある。金華山は全部健脚コースであった。

・昼食 12:48

長良川の右岸で、金華山を眺めてのランチタイム、炊き出しのお汁粉も準備されおいしくいただく、



・ランチ風景 12:55

川岸の花火大会での特等席? 後方は、超豪華MIYAKU HOTEL、風もなく穏やかな日和、



・金華山記念 13:20

今回の記念写真は、山頂は観光地で賑やかで落ち着かず、記念写真を撮り忘れた。

昼食後に金華山をバックに全員納まった。



・伊奈波神社・初詣 13:53

岐阜県最高位の立派な神社で、三が日の初詣は県民が大勢押しかけるという。

平素は、結婚式場と各種祈願など、諸設備はすばらしい。 一行は、初詣を済ましたものの、有り余る午後の時間を活用できず、高速半額割引なしの夕食前の帰宅となった。

・金華山参考情報は、
岐阜城 金華山 岐阜公園ガイド




H25年度初登山お疲れさん、今年も無理せず頑張ろう!、

おわり、



《取材メモ》
今回の登山に参加し、取材して、

1、老人・幼児には無理(健脚者向き)
これは、岐阜市と岐阜森林管理署が”馬の背登山道”入口の立札に書いた登山者への忠告文です。

取材記者は、半世紀前に登ったようだがどの様にして登ったかは記憶にない。今回のぼると、山頂のベンチには多くの老人がたむろする。 金華山は、高齢化社会の登山ジムと思えた。日々多くの老人が孫を連れてのぼれば転倒事故が起きる。 当局が相当に悩んだ末の再発防止のための手段と思う。

高齢者は、”幼児レベル”を謙虚に受け止めよう。

2、半日ミニ登山に思う
今回の登山は、三好池P7:00発、参加者は、5時頃に起床し準備して出かけます。 折角早く起きても入山時間はたったの3時間、

登山は、山頂でのランチタイムが一般的、しからば、8時出発でも十分です。次回のMeeting で話し合おう。

3、登山コースの選定について
登山コースは、Meeting で話し合い決められる。しかし、その後の情報で、今回のように事態が急変することもある。

参加者は、登山情報入手に心がけ、その後気付いた安全登山に有益な情報は事前に会長に報告し話し合おう。

やまびこ川柳

”金華山 老人無理と コース変え”・・・やまびこ一同

”ミニ登山 帰宅が早く 疑われ”・・・健脚会員

”金華山 彼女に逢えて 若返る”・・・S さんに再会した取材記者




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