愛知県県春日井市
道樹山429m・大谷山425m・弥勒山436.6m
Mar 5. 2013

弥勒山の山頂から犬山方面の眺め

弥勒山と道樹山は、愛知、岐阜の県界をなす尾根にあり、よく整備された東海自然歩道を辿るハイキングコースです。 やまびこ会としては、13年前の発足当時に出かけたようで、通算2回目です。
今回は、当初のメンバーも後期高齢者となりコースを短縮しての山遊びとなりました。

取材記者は、初めてであり、冬枯れの東海自然歩道を楽しみながら一行の足取りを取材しましたので報告します。

写真説明、
弥勒山の展望あずまやからの眺め、右奥から尾張富士、入鹿池、春日井CC、 左に、神屋工業団地、
さらに高蔵寺ニュータウンを望む。 11:57撮影


@コース案内: マップ(カシミール3D)ルート断面図弥勒山・道樹山コース案内図
A登山口:岐阜公園P
B総所要時間:5時間/距離:往復7.5Km・累積標高差 + 479m, -582m±359m(18,000歩,含むグリーンピア春日井散策)


・登山口&出発 9:06

外之原峠に降り立った一行16名、

13年前は、JR定光寺駅から山中をここまで歩いたので、1/4程の短縮である。

この峠へのアクセスは狭い林道を登るのでマイクロバスでの侵入は避けた方が良いと思った。

・入山 9:09

峠の標高は約250m、この階段から東海自然歩道を進む、とっつきは標高差100m程の急登で大きなこぶを超え1.8Km先の桧峠へ、

標識アップ



・二等三角点 9:38

峠から30分ほど登ったこぶのピークに、IC タグを埋め込んだ三角点、
ICタグには、場所情報コード(ucode)、緯度・経度・標高が記録されている。

最近は、このような三角点をインテリジェント基準点といい、微弱な電磁波でこの地点の情報を読み取る。

詳細は、
国土地理院が進めている
インテリジェント基準点とは?


・東海自然歩道を行く 9:42

堂々たる東海自然ハイウェーです。

路面は、分厚い落ち葉で舗装される、心地よい、

・標識 10:11

桧峠近くの標識です。



・桧峠 10:19

峠の標高は、約240m、ここから道樹山まで1.3Km、急な階段が長々と待ち伏せる。



・桧峠案内板 10:20

峠を、右へ1Km ほど進むと ”地球村”

看板をよく見ると、この林道は”豪雨通行禁止”

・階段 10:22

道樹山へは豊かな自然林の中を、このような階段が続き180m登る、

写真は緩やかに見えるが、実際はかなりの急登、

そして、道の両側に樹があるのでこの先が道樹山なのだ、

・高蔵寺ニュータウン 10:49

自然林の窓越しに、半世紀前から進められた高蔵寺ニュータウン

現在は、多くの後期高齢者を抱える。



・標識 10:51

こまめに出現する標識、

距離も時間も余裕の数値、総ての数値は、高齢者にやさしい、



・道樹山到着 10:57

標識から、あと10分が、7分で到着、まだまだ安心、

休憩中も沢山の看板を眺める、



・道樹山の看板 11:03

ここは、愛知高原国定公園である・

麓には、沢山のアウトドアー施設、



・トイレ情報 11:04

Websiteの情報では、山頂にトイレ有とあったが、
実際はトイレの案内板はあるがトイレはない。ここから30分の彼方という悩ましい看板。




・大谷山 11:24

ここは、道樹山と弥勒山の中間点で、高さはほぼ同じ、



・大谷山 11:26

到着、立ったまま小休止、

取材記者、三角点の付根のせり上がりが気になる。

・三角点調査 11:32

山の高さは、三角点の上面か?

山頂の土砂は風雨でながれ変化する。

OさんのGPSリーダーを上面に置いて、標高と緯度経度を計測、初回の計測で425mと標識と同じで驚いた。

暫く観察すると、2から3mの変動が確認された。GPSの観測値は計測の都度少し変化するようだ、

また、Sさんの方位磁石とGPSの方位を比べたら一致した。



・弥勒山へ 11:44

自然歩道を進むと、たびたび出現するのが”都市緑化植物園(グリーンピア春日井)”の標識、

コース案内で数えた5ルート、

・弥勒山の三角点 11:53

今日は三角点が気になる、またまたICタグ埋設を確認、

三角点へのICタグの普及は進んでいるようだ、

このような、ICタグを登山者の頭に埋め込めば遭難者の捜索に役立つか?

ICタグは、既に多くの分野で利用されているが、やがてすべての物に付けるようになると思う。 総ての商品、肉にも、車にも、人にも、保険証にも、動物にも、

しかし、政治家は適用除外される、理由:料亭に行けなくなる

・山頂の看板 11:55

山の東半分は多治見市です。

”たじみふるさとクリーン村”が呼びかけます。

お目当ては、高蔵寺ニュータウンの元気な高齢者、おいしい有機野菜をどうぞ!

・弥勒山展望あずまや 11:57

この”あずまや”は、南西に開け展望が素晴らしい。

当日も、直下のニュータウンから沢山の高齢者がいろいろなルートで登ってくる。

聞くと、いろいろ教えてくれる、帰りは、エスケープルートで下りるという元気なご夫婦、

皆さん、ここから自分の町を眺めるのが日課のようでした。



・展望方位板 11:57

クリックして、鳥瞰図を拡大し、尾張平野北部をイメージして下さい。



・尾張富士と入鹿池 11:58

近くのゴルフ場が、春日井CC オールドレイクGC?



・昼食 12:19

山頂脇の御堂の前に地元の方が作ったベンチが並ぶ、

この御堂に、山名の謂れという弥勒菩薩が祀ってある?取材を怠った。

・弥勒山登頂記念 12:43

当初、17名参加予定が、1名がノロウイルスに感染し、16名となった。



・下山路 13:14

シダの生い茂る自然林、くねくね曲がるが心地よい、

何故、自然林が残ったか、一帯は、愛知高原国定公園であった。

・27蕃道標 13:39

グリーンピア春日井から道樹山と弥勒山へのコースは迷路のように沢山ある。

ハイカーが迷わないように、コースNoの道標が随所にある。



・大理石露岩 13:57

下山路から少し奥まった林道脇に露出する。

行きすぎると、”大理石”標識が出る。少し戻れば見つかる。

・グリーンピア春日井 14:15

下山は、この看板が終わりを告げる。

一帯は、広大な園地、クリック拡大、

・ログハウス 14:21

ここは、園地の情報とトイレです。

外之原峠入山からここまでの5時間は、トイレレスルートです。

多くのハイカーが登りますが尾根筋にはトイレはない。

・多目的広場P 14:22

一行は、疲れた様子もなく全員無事に下山、

お疲れさま、

弥勒山は見えるか?
写真の山は、園地の散策路、この奥が弥勒山の嶺で、園地からは全く確認できない。

弥勒山・道樹山へのハイキングは、このPをStart/Goalとし、ぐるっと巡るように整備されていた。

・グリーンピア春日井散策 14:34

園地巡り



・グリーンピア春日井散策 14:34

植物園・無料



・グリーンピア春日井散策 14:34

園地巡り

おわり、



《取材メモ》
今回の登山に参加し、取材して、

1、弥勒山は春日井市の自慢
今回の尾根歩きは、春日井市民の自慢のコースのようでした。山頂で地元の方に話かけ、豊田から来たというと、 弥勒山は良いけど、豊田市には猿投山があるがねといい、下山ルートを親切に教えていただく、

愛知高原国定公園は、春日井市民のアウトドアーエリアであり、市民の健康増進に大きく貢献していると思えた。

箱もの(ジム)も良いが、東海自然歩道の方が投資効率は良いと思う。

2、三角点のICタグ
ICタグは、今年の1/16に豊田市の大谷山で初めて気づいた。この度、また二つ確認した。

Websiteで調べると
.インテリジェント基準点は、平成20年4月に閣議決定された地理空間情報活用推進基本計画において、 「国土地理院は、基準点にICタグを付加したインテリジェント基準点の整備・導入を順次図り、 その普及啓発活動や関係機関に対する技術的支援を行い、基準点の維持管理及び活用の高度化に努める。 」とされています。

どの様に活用するか?(取材記者の想像)
@GPSを一層活用、地殻変動による基準点のヅレなどが瞬時にわかる
A基準点では、ICタグリーダーで、瞬時に標高・緯度経度を確認できる
Bその他、高度な地形の解析など、

今後は、各地の山でICタグ埋設の三角点がデビューすると思いますにで関心をもとう。

やまびこ川柳

”基準点 ICタグで リニューアル”・・・国土地理院

”自然林 国の定めで 生き延びた”・・・春日井市民ハイカー

”弥勒山 安近鍛に お勧めだ”・・・取材記者




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